Category腸 1/4

Split Soil

 インシデントが脳内に常駐ガンジャ好きのLOVE&PEACEは苛々が丸見えでクソウザい、半端な葉っぱの煙が臭い地下室、写真の現像赤い煙、何度も同じ話それさっきも聞いた。 頭がぐらんぐらん眠剤中毒が一番平和、地面からちょっと浮く方が平和、でもロヒプノールのあんたの声甘くて嫌い、赤いラインと白いコーク、ケミカルウォッシュのカーテン何度も頬ずり、ちょっと出た。 3万円いつ返そう、いつでもいいとあなたは言...

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Wrong Number

「もしもし」「あ、あのさぁ、次の仕込みなんだけど」「あ?」「あれ? え、誰?」「誰だろうね」「あっ、あ、ネコたん? ごめん間違えた」「切っていいスか」「待って待って、え、あんさ、ネコって次来る?」「いや……」「最近来ないよね、どした?」「どうもしない。あー……そうだな、だってあそこの絨毯、気持ち悪いから」「え? どういうこと?」「なんかブヨブヨして。匂いも。えっと、つまりヤなこと思い出すんだよ」「ふー...

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偏光

 立ち込める煙、寝室、横たわる君の背中、薄布越しの背骨。 また同じ間違いをした。また明かりの方に歩いていってしまった。 日差しの下では妖精たちがウェッジウッドのコップに紅茶を注いで、短剣で串刺しにされた蝶が鱗粉を撒いている。 木のそばでかかんで、俺はじっとそれを見ている。光の中で美しい人たちが談笑している。 俺はもう何か、粘液と塵芥を生み出すだけの醜い肉塊だ。ご機嫌な兵隊達が輪になって囲っている。...

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エロティック

 俺が穀潰しとしては一丁前でブラブラしてた頃、大人はちょっぴりバカだった。いつもバカだとは思うが、統計的に全体がマシな時期とバカな時期が音波のように飛び交っていて、丁度そのバカな時期だった。 大人がバカだと子供は小狡くなる。夜中に出歩くのが特権だとナイーヴな理想に浸っていた俺は、夜毎ツレがいようが一人だろうがそこら中をほっつき歩いた。 俺にしろ当時のツレにしろ、皆何かを探していた。それは夜の街にし...

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In shoreline bed.

 修学旅行の夜を思い出してください。 南国の波の音を聴きながら、そこそこのホテル、先生達も宴会を始める頃。 僕達はアキラの「女子んとこ、行こーぜ」の一言で色めきだって、でも「全然興味なんてねーから、ただ、暇だし」って態度を完璧に演じながら部屋を抜け出しました。当時流行ったスパイのテレビゲームの真似事をしながら。 大体が部屋割りなんてもの、生徒達に任せたら可愛い子ってのは一箇所に集まるものでしょう。...

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