category: 憶  1/27

飛ぶカナリアと蝉

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心を捨てられる場所を探したんだよ でもそんなところ僕にはいつも見つからなくて ただ捨てるに捨てられないそれ引っさげて いつも居場所なさげにうろついてたんだ 成りたいもの無いよ それは無いよ 僕はただ 雲みたいに消えたいのさ 貴方を忘れ去る場所を探したんだよ でもそんなところ僕にはいつも見つからなくて ただいつまでもそんなものに足引っ張られて いつも悲しそうな顔でうろついてたんだ 欲しいもの無いよ それは無いよ ...

Tarantula in my shoe

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サングラスが似合わない少年テレビで見たのはか弱い天使ビルに突っ込むのは誰の仕業で毒をばらまけば首相は笑う若い奴には時間がないジーンズに穴を開ける仕事のようだ世界がどうなろうが俺は知らないやる気はあるけど手足が無いんだ高速道路を音速で走るあの光を超えたらどうなると思う?俺は灰になると思うこの人生には満足してガードレールを突き破るだろうな包帯が似合わない少女ネットで見たのは血まみれのヒーロー手首を切れ...

嘘っぱちサリンジャー

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嘘だらけでも生きていくんだと俺はそう決めてから一人どうしよもなく乾いた声で君の笑顔だけまた見ていたいありもしないと決めつけて泣いて使い古しのドラマだ今日は疲れ果てたら笑ってようよ今日は昨日見た映画のワンシーンみたい一昨年の雨は優しくて君はなんだか寂しそうな顔してた一昨年の春は風が強くて俺らはまたすれ違いを繰り返した一昨年の恋はまた花になるんだろう独りきりでも生きていくんだと俺はそう決めてから弱くな...

スーパーカー

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どうかしていたんだろう君も僕も知りたくなんてなかったんだろう死にたくなんてなかったんだろう…今朝俺はまた乾いた唇で冷めたコーヒーを飲んだんです今朝君はまた乾いた眼差しでヤニ焼けした壁見てたんです陳腐な知識で君は語ったベランダに出て白んだ息を吸ったあのときなんて言った俺は君は空の鳥が埃の積もった感情でこの気持ちさえもうサヨナラしていくというそんな予感がした破れたシーツ 血まみれのティッシュ観葉植物 灰...

こどもたち

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地元で雪が降ったらしい。早いなぁ。10cmだって。親の実家じゃ30cmだそうだ。とても大きな粉雪が、ふわふわしながら落ちていくのを見ていた。とても小さな俺。君はママ譲りのお下げを、いじって、遠い目をしてた。そういうの思い出さなくて済むから、いいのだなぁ。変わりはどこにもいないし、この人はこうであってほしいと思うほど、勝手に裏切られたと感じて勝手に幻滅する。期待するのはもうよそうと思って、忘れて。ま...