活動

鳩 正義

Author:鳩 正義
Ghetto HP
Ghetto

出演-------------------
9/5@池袋adm

9/8@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

10/22@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

11/1@両国SUNRIZE

12月未明@両国SUNRIZE


チケット予約は下記メールまで。
連絡-------------------
メール

動画-------------------
悪童の乖

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風化風葬

02 22, 2013 | ライブ

昨日のライブの所感。

まずは出演者の方々の紹介から。

佐藤保晃(from MY LAST PAGE)さんは非常に人懐っこく気さくな方だった。
いつもはエモ、ハードコア系のバンドをやっていて弾き語りは初めてとのことだったが、確かに初めてという感じだった。
Get up kidsやハスキングビーのカバーを交えつつオリジナル曲をやっていた。
どれも和音とメロディの絡みを重視した綺麗な曲で、英詩のノリが気持ちよい。
話し声の柔和な感じとは変わって、歌声が逞しく堂々としてたのも印象的だった。コアな人はやはりすごい。
自分でも納得していないんだろうな、というのは伝わり、どんどん続けてやってほしいなと思う。
あとバンドが気になる。

YUKEはもはや一番つるんでる友達だから言うまでもないが、一応……。
幻想的でかなり独特な歌を歌う奴だな。対バンは去年の九月以来か。
変わったコードや展開をこれでもかとつぎ込むし、とにかく詩を大事にしていることが分かる。
本人も調子が悪いと言っていたが、確かに調子が悪かった。ギターが顕著だったかな。
でも歌声は伸びやかで上達したなぁ、と思った。
もともとピッチやリズムを正確に、とは程遠いタイプ(気にしなくても成り立つ楽曲)だが、骨組みが表現に変わったとき彼の世界観がもっと聞き手に届くのだと思う。
やってることがとにかく面白いので、今後が気になる。まずは生活が安定するといいよね。

のりP(from プライマリー)さん
本名を言うと、ああー、という人らしいが「リセットしてやりたかったんですよ」、と本人の弁なのでそこらへんは省く。
とにかく素っ頓狂な人で、とぼけたことばかり言っていた。それがまた笑えるんだよなぁ。
やってる最中もそんな感じで、それがまた違和感ないんだよね。表現者だなーと。
曲に関しては、ああ、弾き語りだな。
音運びや言葉選びが老獪で、穿った聞き方が出来ないね。秀逸だ。
ライブは大分久しぶりと言っていたが、全然ブランクを感じなかった。
対バンで会いたいタイプの人。

で、俺らGhetto.eggがトリでした。
特に「綺麗にやろう」「かっこよくやろう」などの目標が無いので、やりたいように二人でやったが、存外それがバランスがいいらしい。
手ごたえとしては中の上くらい。やりたいことはやれたし、それも見ててわかるかな、と。
初回ということもあって、一番の反省点はミスタッチとノリの危うさだな。あとMC。
枝村くんにギター上手いですね、と言われ、「単音弾きはマジで尊敬します」と言われた。
俺はギタリストからボーカルに転向したんだけど、ギターの上手い下手って全然分かんないんだよね。良いか悪いかくらい。
ひねくれ者なので、ストロークがまだ甘いぜ、という先輩の助言として捉えておく。実際歌に添えるギター、という意味では俺はまだまだズブの素人だしな。

清算で手放しに店長の翔さんに褒められたのが新鮮だった。
「予想以上に良かったよー」
これより酷いと思ってたのにトリ任せたのかよ。ひでー人だ。
新潟ではこういう感じのはいないらしく、むしろ県外で受けそう、とも言っていた。
好きにやってはいるものの、Ghetto.eggの音楽性を分析すると、ポップとハードコア、あとポストロックの要素が強いと思う。ピアノとアコギなのに。
新潟ってポストロックの成分は確かに薄い感じがする。俺は特にポスト・ハードコアとエモが好きだから、その辺惜しいなと。

というわけでGhetto.eggとしての次のライブは3月11日に決まった。奇しくも去年の3月11日に初めてピッグスでライブしましたね。
震災から丁度二年目の日です。
またライブが2日間で立て続けに……俺これ苦手なんだよなー!!
まぁ苦手苦手言ってても仕方ねーから、頑張ります。ハイ。
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カラオケ

02 20, 2013 | カルチャー

言わずもがなカラオケは日本発祥の文化にして、世界共通カラオケ(karaoke)で通じるワールドワイド。
過労死とか萌えと同じだな。
漏れなく俺も十代の頃は結構行ってたが、二十代になった途端行かなくなった。
まぁ理由は簡単で、スタジオでギャーギャー大声出してるのに、わざわざMIDI音源のオケに合わせて歌うこともあるめー、という話だ。
今は探せばコード譜も歌詞もゴロゴロ出てくるから、尚更行く意味が薄れてしまった。
が、それすら面倒なときもあるし、カラオケはたまに行く分には大いに楽しい。
これだけではただの感想なので、バンドマン目線でカラオケを分析してみる。

まずカラオケは空演奏、空のオーケストラ(伴奏)、カラオケ、という変遷で成り立っている単語だ。
楽器が出来なくても音楽を楽しめる気楽さ、新しい音楽の発見、交流の場として成功したわけだ。
若い子にとっちゃ飲み会→カラオケのコースは鉄板中の鉄板。
それほど生活に身近なカラオケ大国日本なわけだが、いまいち歌の上手い人間が多いとは言えない。
真っ先に思いつく原因がカラオケが上手い=歌が上手い、というわけではないということだ。
勿論歌が上手い人間はカラオケでも上手いが。
ボーカルは一番身近で自分の体を使うため、誰でも出来る。そこがネックだな。
カラオケでは上手いが、いざ生演奏で、となると下手な人に共通する特徴を挙げてみる。

・声が小さい
まず何よりもこれ。声はでかいに越したことはなく、でかければでかいほど出来ることは広がる。
・ピッチが不明瞭
ドラムの生音だけでも相当に五月蝿いため、それに張り合おうとすると小さな声で制御していた細かな動作がおろそかになる。
土台もふらつくし、そうなると音楽として危うくなってくる。
・滑舌が悪い
大きい声を出すとこれも露わになってくる。
日本語の発音は英語よりよっぽど難しい。やたらと子音が多く、意識的にハキハキ動かさないとモゴモゴして何も伝わらなくなる。

大体この辺だが、本当に、とにかく声が小さい。
ボーカル以外全パート募集、などと甘いことを抜かしている奴は音感に乏しい場合も多いため、目が当てられない。
俺は幸い滅茶苦茶声がでかく、叫び散らすことに何の抵抗もないため、下手糞でもようやくマシになってきた。
大声を出す機会はそれこそ一人カラオケでもないと難しいだろう。
山や川沿いで一人怒鳴ってたり人を恫喝したりという経験がここで活きるとは思わなかった……。

声が小さいことをこき下ろしたが、大声さえ出さなければピッチが取れる人は、大声を出すことにさえ慣れればその後の上達もスムーズなため、是非とも頑張って頂きたい。
問題はカラオケでも大して上手くないのにバンドでボーカルを務めたい輩だ。
ハッキリ言うと害悪だ。特に女性に多い。
性格の難で言うと、
・自意識過剰
・だから客観性に乏しい
・そのくせ大仕事をこなす度量は無い
・ボーカルをやりたい、というより憧れのアーティストになりたい、という欲求が強い
・そのためオリジナリティに欠ける
・よって向上心も足りない
性格だけでこんなにある。ライブでの欠点で言うと、
・身振りが小さい
・その割にムダに客を煽る
・MCは滑る(声が小さくて何言ってるか分からない)
・メンバー紹介とかしちゃう
・それも滑る
・それをメンバーのせいにする
・対バンやライブハウスやお客さんへの配慮に乏しい
・演奏陣を自分のしもべのようにしている
・歌詞が飛ぶ
・ずっと足元を見ている
・暗そう
・内輪ノリが酷い
・自分の世界に酔っている
など。
性格はまだ身の周りに迷惑がかかるだけだから構わないが、ライブのほうは本当に辞めてほしい。見てて苦痛。
金払ってナルシストの自己陶酔なんて見たくないんですわ。

カラオケは勿論否定しない。安上がりで気ままな娯楽だ。いい遊びだと思う。
ただあくまで遊びに過ぎないので、混同すると多くの人がちょっと不幸になる。
ついでにアマチュアバンドも否定しない。ただライブハウスではあんまり聴きたくないです。
まずは路上か体育館か公民館か、そういうところで頑張ってください。
最初は誰しも酷いものですが、経験を積んで反省してそれを次に活かしてけばガンガン良くなります。
ヤケクソのようにやるのみです。やるしかねえよ。マジで。
後半は過去の自分に向けて言いました。ホントクソだったよ俺も。選りすぐりのクソだった。クソの中のクソ。クソオブクソ。みんなクソだったと思いてぇ。

と、いうわけで明日はライブです。此方。

goldenpigs presents
『風化風葬』

Ghetto.egg / YUKE / 佐藤保晃(from MY LAST PAGE)
のりP(from プライマリー)

open18:30/start19:00 adv¥1,000-/door¥1,200-
PG/GOLDEN PIGS(025-201-9981)

よろしくお願いします。

ザ・ワールド・イズ・マイン

02 17, 2013 | カルチャー

漫画は割と人より読んでるほうだと思う。
今までで一番衝撃を受けた漫画、感動した漫画、気持ち悪くなった漫画、面白かった漫画。
ザ・ワールド・イズ・マインだ。
寄生獣、ヒミズ、殺し屋1、プルートゥなどもいい勝負だが……とにかくこの漫画は重厚すぎる。
新井英樹の漫画は基本的に気持ちが悪い。
登場人物が気持ち悪い。ルックスが良くない。性格もやけにだらしない。何より人間くさすぎる。
どいつもこいつも、今まさにそこにいて、生活していやがる。
「宮本から君へ」「キーチ!!」「シュガー」そして「ザ・ワールド・イズ・マイン」が代表作か。どれにも共通している。

概要。
関西のナイーブで自信に欠ける若者トシ、野生児のような見た目とある種哲学的な言動のモンという二人組のテロリスト。
そして常軌を逸したデカさの熊のような怪物、ヒグマドン。
この二つを主軸に話は転がっていく。
どちらも目的は不明瞭のまま大量殺戮を繰り返し、世紀末の世はそれをテレビの向こうの世界として楽しみ、実はそうではないと気付き恐れ、殺され、嘆き悲しみ、混迷を極め、どうなっていくか、と。

連載時911よりも前に同時多発テロを起こしたり、ターミネーター2のサイバーダイン社さながらの戦闘を警察署で行い、殺人代行と銘打ってニュースサイトをハッキングしたり。
またチャットや掲示板などインターネットを介した表現も多く、予言的と解釈することも出来る。
そのリアリティや世界の動向が、とにかく俺には衝撃的で気持ちが悪かった。現代小説の奇書がドグラ・マグラなら90年代漫画の奇書はザ・ワールド・イズ・マインだろう。

まぁ細かいことは割愛するとして、主人公二人のトシモンについて言及したい。
まずモンちゃん。この男が、非常にカッコイイ。
ここが問題だ。
なぜかっこいいのか。実際連載時「モンちゃんカッコイイ!」などの声が作者に届いて、作者は困惑したそうな。
れっきとして「悪」なのだ。息をするように人を殺し、気分で人を殴り、不細工だし、不潔だし、いきなり大声は出すし、年中盛ってるし、相手は年齢性別容姿は問わないときてる。
まさにケダモノだ。
ケダモノであるがゆえにか、その瞳は非常に澄んでいて美しく、幼い頃の情景を刻み込んだままだ。
また熊の人形に思い入れがあり、動物園で幼女からぶんどって満足そうにふしし、と笑う。その笑顔がまた可愛い。
悪だ、と書いたが、それは物語上の立場であって(要するにアンチヒーローが主人公の話だから)、正義も悪もモンちゃんには関係ない。
やりたいようにやっていて、それが現代では非常識かつ非難される行動が多いだけだ。
「俺は俺を肯定する」「使え、力は絶対だ」「命は平等に価値がない」「死んだほうがいい奴は死んだほうがいい」などの発言に痺れた奴も多いだろう。俺も痺れてしまった。
(作者はアンチテーゼとしてモンちゃんに言わせていたそうだが)
間違ってる、確かに間違ってるし、人間はそうじゃないだろ、ということなのだが。いまいち否定しきれない空しさも付きまとう。人間の本質的なものの捉え方だな、と思う。

命の考え方についてはいずれ寄生獣について書くときに触れるとしよう。

そんな鬼神のようなモンちゃんに対して、相方のトシはひどく頼りない。
最初なんておどおどして、滑りっぱなしのギャグを連発し、おまけに関西弁がそれをより寒くして、でもやめない、という鬱陶しい喋り方をしていた。
人生に目的も確固たる自信もなく、檸檬と名づけた自作の爆弾を背負って街をサイクリングして、ちょっとスリリングな気持ちを味わうことを楽しんでた、ただの郵便局員だ。
それがモンちゃんにそそのかされて殺人を犯していくうちに、段々殺伐とした顔になり、最終的に幽鬼のような終始死にかけの表情になる。
殺して殺して殺しまくったら飽きてしもた、とクライマックスでトシは叫ぶ。
まぁ普通の人間なら飽きるだろうな、と。
ただの野獣からある種神々しい生き物にまで進化していくモンちゃんの脇で、悲しいほどトシは人間であり続けた。

最近になって今更取り沙汰されるようになったサイコパスという言葉(本当に世間は遅い、遅すぎる)で考えると、この漫画にサイコパスはいない。
サイコパスでなくとも、いがみ合ってる奴と向かい合ってて、足元に銃が転がってきたら拾うのが人間だ。
そのとき引き金を引くものは感情ではなくて、因果なんじゃないだろうか。
人間の意志や決意や倫理なんていかに表面的でちっぽけか、そのとき思い知らされるのではないだろうか。
それでも、だ。
それでも守らなければならない、理由なんかない、悪いからだ、本当のユートピアはそこから始まるのだ。
と、物語半ばでトシモンに脅される形で声明を発した総理大臣ユリカンは、堂々と発言した。

まぁ本当に色んな主義主張、野次、暴力などで思いが飛び交っている。
考えさせられる、というとアホっぽい。その前から考えとけや、と言いたくもなるが、考えさせられる。今までに出した結論、本当にこれで合ってるのか、と今一度刷新したくなるほど価値観を揺り動かされる。
作品とはそうでなければ。
素敵な漫画だと思います。
以上。

ちよこれいと

02 16, 2013 | たわ言

昨日はバレンタインだったか。(日付は一昨日)
お菓子業界の策略だ、などと野暮なことを言うつもりは無い。
いいじゃないか、365日に1日くらいチョコあげる日があっても。素敵だと思うよ。
それでヤキモキして実際楽しいんだから。

で、実際はなんだったか。諸事情で結婚できない男女を片っ端から結婚させた聖バレンティヌス司祭の命日、だと記憶しているが。おそらく間違っている。
調べてみた。

ローマ帝国皇帝・クラウディウス2世は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、ローマでの兵士の婚姻を禁止したといわれている。
キリスト教司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン)は秘密に兵士を結婚させたが、捕らえられ、処刑されたとされる。
処刑の日は、ユノの祭日であり、ルペルカリア祭の前日である2月14日があえて選ばれた。
ウァレンティヌスはルペルカリア祭に捧げる生贄とされたという。このためキリスト教徒にとっても、この日は祭日となり、恋人たちの日となったというのが一般論である。

---wikipediaより。

なるほど。割と合ってた。因みに世界共通で愛を伝える日、という認識だそうだ。
欧米では親しい人であれば性別は問わず、また告白の意味合いを必ずしも含むわけではないんだと。
チョコを送る風習は19世紀のイギリス発祥で、イギリスのお菓子会社(ブルボンみたいなもんだな)のキャドバリー社が1868年に美しい絵のついた贈答用のチョコレートボックスを発売したりした、らしい。
へえ。マジでお菓子会社の戦略なんだな。
日本独自なのは女性→男性の一方通行であること、あとホワイトデーの存在。

個人的にはこのホワイトデーが気に入らない。
なぜか3倍返しという謎のプレッシャーを含んでいるし。ジョークレベルだけど。
そもそもプレゼントってのは贈る奴が好きで贈ってんだから、お返しとかそういうのが鬱陶しい。
これは日本の文化全般について思う。お中元とか。お歳暮とか。
表面上は「お返しなんて」みたいな態度を取っていることが尚更気に入らない。本当に気にしてないなら別にいいが……。
ついでに言うと物を贈ること自体も苦手。これは俺個人の問題だ。
相手の嗜好や性格の吟味は勿論、予算や真心、渡すタイミング、そのときの言葉などなど……とにかくタスクが多い。
タスクなどと考えている時点で贈り物の心構えがなってない。
プレゼントを貰っても大して嬉しくないし、プレゼントをあげて相手が喜んでもあまり嬉しくない。達成感も無い。
人から貰ったものも盗んだものも自分でゲットしたものも拾いものも、どれも同じぐらいちょっとだけ嬉しい。
お、ラッキー。
薄情なのもそうだけど、そもそも物体にあまり関心がないのだろう。

バレンタインの話に戻ると、すげー貰う奴はまぁからかい半分でいるにせよ、ゼロって普通に生きてて難しくないかなぁ。
漫画じゃよくあるけど、テストで0点って案外取らない、みたいなさぁ。そういうレベルじゃねえか?
こんなこと言うとやっぱり怒る奴いるのか。怒れる奴は貰えたら超嬉しいだろうから、幸せもんだよ。
今まで貰ったチョコが義理だろうが本命だろうがどーでもいいし、俺は。
今年は本命一個貰ったんで十分です。

まぁここまで書いて、やっぱり俺興味ねーわ、このイベント。世間は好きなだけ賑わって、リア充は爆発して、キモオタは血涙流してりゃいいよ。
2月14日は平将門が流れ矢に当たって死んだ日です。以上。

ボツ

02 13, 2013 | 日常

アネモネだが、一緒に出る相方に「普通すぎる」「新しく作れ」というありがたいお言葉を頂き、もれなくセトリ漏れとなった。
で、急遽この一週間で新曲を仕上げねばならない。
こういうことはよくある、しょちゅうある、ていうか毎度のことだ、学習しろヨ。
作曲は俺にとってライフワークというか、爪が伸びたら切る、耳垢がたまったらほじる、そういう行動なので、作れんことはない。
別に曲が爪とか耳垢とかじゃなくてだな。

あーこれいい曲になるわー、という奴は大体弾き初めで分かるし、完成まで早い。
曲が成長する、ということはままありますけど、勢いで完成してからの話ですね、それは。
手ごたえ怪しいけど、なんとか最後まで仕上げた奴は結局お蔵入りになる。
あまりそれにこだわるのは生産的ではないし、しっちゃかめっちゃかになって、何がしたかったのかぼやける。
これは100曲超えた辺りでようやく分かってきたことだけど……怠けてたなぁ。
余談、ユーミンはデビュー当時で使える曲を100曲ストックしてたらしい。恐ろしい。

スランプなども度々経験するが、スランプというよりはマンネリ化、という言葉がふさわしい。
要するに心のストックが切れてるから何出ても同じように思うし、キレが出ない。
この際気分転換は非常に効率が良い。
なんらかの別の刺激を受けて肥やしにすることで、悩んでたとっかかりがスルッと通るわけだ。
これはどんな創作活動でも一緒だな。一芸に秀でる者は多芸に通ず、多彩な刺激に貪欲な人が味わい深く彩り豊かな作品を残すと。
天才はこの限りではないが、俺は凡人だし、人生も万遍なく楽しみたいので此方の方が魅力的だ。

天才の考え方だが、天才にも二通りいると考える。
一つには神がかりの恩恵を承った寵児だな。環境、師、時代、体格など努力ではどうしようもない部分にまで「それを成すべき」というメッセージが露骨に入ってる人たちだ。
偏見だが、こういう人たちは天真爛漫で遠慮や常識が無い。人間的にはクソだが作品があまりに良いので許されている、という印象。
もう一つには、環境には恵まれなかったが、その不利は努力で補ったタイプ。所謂天才もほとんど此方ではないだろうか、と推察している。
例えば聴力を失い、最終的には視力も失うベートーヴェンだとか。コミュ症をこじらせて耳を切り落としたゴッホとか。
ゴッホにいたっては、なぜ剃刀を持ってゴーギャンを追い回してたのに、自分の耳を切り落とすのか。娼婦に送りつける意味も分からない。
伸び代や上達の早さはそれぞれあり、それを天才を決め付けるのは容易い。
しかし「天才」というレッテルには俺は懐疑的だ。

例えばマイケル・ジャクソンは幼少期驚異的な歌声と歌唱力、あとモータウンレコーズと芸能家庭の超パワーでスターになったが、その後声変わりで一番魅力的だった声域を失う。
これは大変な心労だったと、凡人の俺でも容易に推測できる。向こうの契約が持つ力は甚大だ、兄弟にも迷惑がかかる。何より自分自身の体をコントロール出来ないことは想像以上に歯痒い、悩ましい。
その後ダンス、おまけに超一流の、で復帰するわけだが、ダンスにしたって一朝一夕にマスターできるわけがない。
無論才能はある。飲み込みも早かっただろう。体にも恵まれたと思う。
が、それは一般人に比べて努力してないか、と言えばそんなことはないわけで……。
要するに「天才」ってレッテル付けて「天才」だから俺には無理だわ、「天才」だから俺より努力しないでその位置なんでしょ、みたいなのはお門違いって話だ。
仮にお前が天才と呼ぶ人が、完全な努力だけでその位置に立ってたとしたら、お前、どうすんの、って言う。
お前が無力で無能で勝てないのは、100%お前のせいになっちゃうけど、どうすんのって言う。
そんな目には合いたくねえなぁ。

というわけで凡人の俺は普通に曲を作って、完成して「あ、これクソだ」「クソだ」「クソだ」「クソだ」……
……「クソだ」「クソだ」「あ、いい曲だ」というプロセスを経るしかない。
良い曲ができたときって、自信とか傲慢じゃなくて、本能的に分かる。
ってG戦場へブンズドアに書いてありました。読みましょう。

三日坊主

02 12, 2013 | 日常

に早速なった。
原因を究明すべく先週の日程を振り返る。

月曜日・・・万代のBOOK・OFFまでテクテク歩いて、ずっと立ち読みしていた。
G戦場へブンズドアを読み返し、やはり漫画家漫画として最高峰だなと再認識した。
クリエイターは間違いなく此方を読むべきだ。バクマンとは熱量が比較にならない。キャラクター全てが命を懸けている。
あとがきで作者はヤプーズの赤い戦車が好きだと書いていた。
家に帰って聞いてみると、これがなんともまぁ名曲。惜しむらくは失われた戸川の声質。儚い。
帰ってきて、まだ暇だったのでブログを書くことを思い立つ。
21日のアコースティックライブに備えて一曲書き下ろさねばならなかったが、アコギをちょろちょろ弾いて挫折。
俺に才能は無い。

火曜日・・・散々迷って仕事に行った。いつも迷っている。全身が滑ったので誤って出勤してしまった。
帰ってから「綺麗なコード進行」でググった。パクる気満載だった。
カノンコードを改めて勉強し直し、これをパクることにした。すんすんメロディを歌ってみると、すんなり腑に落ちた。
作詞は自分の中のタブーを否定していく作業だ。今回は超ベタベタの甘ったるいラブソングにしようと思った。
出来た。アネモネという名前をつけた。俺は天才だ。

水曜日・・・この日も誤って夕方から仕事に行った。かなり躊躇した。戦いだった。負けたので出勤した。
夜、吉田雅志さんと路上で弾き語り。雅志さんとは十分ほどの競演だったが、帰る前に早速アネモネを聞いて頂いた。
酷い出来だった。俺に才能は無い。雅志さんは優しい人だから「いい、すごくいい!」と言ってくれた。
すごくいいのはあなたの笑顔です。ウホッ。


ここまでは順調だった…。


木曜日・・・休日。何も記憶に無い。アネモネをブラッシュアップして、ゲームして、とにかく非生産的だった気がする。
なぜブログを書かなかったのか。まるで覚えていない。

金曜日・・・この日も仕事に行った。当たり前だ。確固たる自信を持って出勤した。
この日も路上をした。SHOWの前でPIGSのPA枝村君も弾き語りをしていた。
俺が誠さんの「夢が叫んだ」を叫んでいると、遠くから枝村君の夢も聞こえてきた。謎の競演。

4月4日に夢が叫んだ祭、という企画がPIGSであります。様々なアーティストが自前の曲と夢が叫んだのカバーを披露する、というなんとも夢に溢れた企画。
俺も出ます。誠さんがぼやいてたけど、この企画、きっかけは年越しに俺がYUKEと「夢が叫んだ」をカバーしたことらしい。
世の中何がどう転ぶか分からんものだ。
で、夢が叫んだ祭の路上バージョンもあったらヤバイね!という話を合流した雅志さんとした。
雅志さんのバースデー企画以来に石川さんとも会った。カホンがあるとアコースティックは一気に華やかになるね。
終わったら味濱屋でラーメンを食べた。店員さんに帰り際「いつもありがとうございます!」と、わざわざ厨房から顔を出して言われた。ついに顔を覚えられてしまった。
帰ったら午前4時だった。寝た。

土曜日・・・この日も仕事に行った。それが俺の使命だ。くだらねえ、嘘だよ。嫌々行ったよ。かったりぃ。
夜、また路上した。どんだけ路上が好きなんだ。ホームレスか。根はホームレスです。路上で横になるのは存外気持ちがいい。野宿とか、嫌いじゃないよ。
古町の弾き語りのドン、幸(みゆき)さんのところに顔出しに行くと、雅志さんとゴンさん(漢字知らない)もいた。
幸さんは俺のことをおそらく身長とギターで判断している。「よぉ鳩くん!!」と嬉しそうだった。
なんで嬉しそうかって言うと、人に歌わせて自分が遊べるからだ。ひでぇよ。
そのあと非常にしつこいオジサンに俺がターゲットされ、非常に長い間「東京でやれよ、なーんでここでやってんのぉ」と言われた。はい。すみません。なんとも思ってないです。すみません。
その後粘りに粘って、一万円のお捻りをオジサンから頂き、味濱屋でラーメンをご馳走になり、お開き。
帰ったら午前6時だった。寝た。

日曜日・・・昼からYugentのバンド練。したためていたインストにドラムの鈴木さんが歌をつけ、またこれがポップなんだ。
というわけで現状6曲+インスト一曲。そんなYugentの初ライブは3月10日(日)WOODYです。
スッカスカのハードコア、略してスカコアって感じです。

夜からGhettoのバンド練。此方も新曲製作に取り掛かっている。イントロが仕上がり、その後の展開が掴めてくる。
そんなGhettoの次のライブは4月未明です。

月曜日・・・金土日の睡眠不足がたたって、ずっと寝ていた。とにかく寝ていた。ゲームした。寝た。


総評・・・雅志さんのこと好きすぎ。味濱屋行きすぎ。寝なすぎ、あるいは寝すぎ。
がんばりましょう。

思うに、ポカっと暇が出来ると人間は何かしようと思うが、その後すぐに日常に戻ると時間の確保が難しく、結果三日坊主になるのではないか。
いいえ俺が怠け者なだけです。忙しいなりに時間の隙間はありました。
不思議なのはなぜ坊主なのか。坊主は大概長いこと続けるもんじゃないか。
昔よほど怠け者な坊主でもいたんだろうか。
お経も五行ぐらいまで読んだら飽きちゃう、みたいな。木魚も飽きて段々パーカッシブになってくるとか。
クソ坊主だな。

ライブ告知。
2/21(木)
GOLDEN PIGS BLACK
goldenpigs presents
『風化風葬』
Ghetto.egg/YUKE/佐藤保晃(from MY LAST PAGE)/ ほか
open18:30/start19:00 adv¥1,000-/door¥1,200-
PG/GOLDEN PIGS(025-201-9981)
※鳩と乖離のみの出演、ピアノとアコギのアコースティックユニットです

3/10(日)
[WOODY LIVE]
hangover/合田幸太/MR
木造木造/yugent
OPEN18:00/START18:30 ADV\1000/DOOR\1200

4/4(木)
GOLDEN PIGS BLACK
誠&LOVIN presents
『夢が叫んだ祭』

誠 / 渡辺LOVIN / チームやっし / 斎藤あかね / 枝村究 / 言葉翔 / 鳩(Ghetto) / ほか

【イベント内容】誠が歌う“夢が叫んだ”が名曲すぎる為、カヴァーしてしまいます。
出演者は、持ち歌1曲+夢が叫んだ1曲を歌っていただきます。
夢が叫んだを歌いたい出演者も募集してます!
コピーではなくカヴァーです! 

open/start 未定 adv/door 未定
PG/GOLDEN PIGS

お楽しみに。

DRAG-ON DRAGOON

02 07, 2013 | カルチャー

ゲームは本数こなしている方ではないが、それでも好きな作品が幾つかある。
ジャンルで言うとアクション、シューティング、パズルが好きだ。
RPGはよほど世界観に興味を惹かれないとやらない。
アクションの中でも表題のドラッグ・オン・ドラグーンが群を抜いて好きだ。
正直言うとゲーム性は中途半端という他ない。とにかくキャラクターとシナリオの魅力。

一応かいつまんで説明しておくと、中世ファンタジー的世界観で亡国の王子である主人公がドラゴンに乗って戦う。
地上でバッタバッタと敵兵を切り刻んでいったり(劣化三国無双)、ドラゴンに跨った空中戦(劣化パンツァードラグーン)、地上の敵をドラゴンで焼き尽くしたり、など。
開発がFFなどのスクウェアなわけだけど、スクウェアのアクションは基本的に動きがモッタリしている。
DMCくらい、とまでは言わないが少しはカプコンを見習って欲しい。

キャラクターの魅力。
まず、ファンタジーに出てくる生き物は軒並み出てくる。ドラゴンにしてもそうだし、ゴーレム、妖精、モンスターなど。
それらの生き物と契約して、体の一部を失う代わりに強力な力を得ることが出来る。
主人公カイムは母国を滅ぼした帝国(敵)を憎み、帝国に囚われたレッドドラゴンと契約を結び、強大な力を得る。
※ちなみにこの契約シーン、お互いの心臓を交換するわけだが、映画「ドラゴンハート」とそっくり。オマージュ?
代償に喋れなくなるが、台詞要らないってくらい悪党面の笑みで敵を殺しまくる。
代わりにレッドドラゴンが喋る(因みに声優はピーター。名演)わけだが、たまにドラゴンが引くぐらい殺戮を楽しんでいる。
他に兄のカイムを性的な意味で好きな妹フリアエ、そのお姫様の許婚のイウヴァルト(超ヘタレ)。
ショタコンの盲目隠者レオナール。子供を大量に殺して食べてたカニバル殺人鬼アリオーシュ。
いい子ちゃんぶって保身に走る男の子セエレ……など。
無論全て公式設定で、まともな人間がほとんどいない。ちなみに全年齢対象ゲーム。

次にシナリオ。
アクションには珍しくマルチエンディングを採用している。なんと6種類。結構多い。
全てバッドエンド。
いろー………んな絶望が揃ってました。
プレイヤーが最初に到達する一番マシなバッドエンド(変な言葉だなコレ)が俺は一番好きです。
っていうか、このエンディングもドラゴンハートを彷彿とさせる。好きなんだろう。
他にも世界観の詳細や武器物語など、ゲーム性とはかけ離れた魅力がたっぷりだが、いちいち書く意味を見出せないのでこの辺でやめておく。

そしてこれだけは特筆せねばならない。それはBGM!
どの曲もクラシックバレエ音楽「春の祭典」を、DJ的に切り貼りしてリピートしたものだ。
間違いなく、このゲームを一番おかしくさせているのはこれだ。
どの曲も強烈で、どの曲のどこから聴いても「ああ、ドラッグオンドラグーンだな」と分かる。
一番最初のステージセレクト画面で、いきなりラスボス戦みたいな音楽がかかる。……というか、どの曲もラスボス戦で流れてておかしくない。
続編の2やPS3のニーア・ゲシュタルト、ニーア・レプリカントはこれが無いのが痛い。(ニーアは未プレイだが)
これがまた中毒性があるんだよなぁ。

そしてテーマ曲の「尽きる」。
BGMと同様の材料、手法で製作されたトラックにフリアエ役の声優が、死にそうな声で囁くという。


曲を聞けば分かるが、まぁこんな感じのゲームだ。
PS2のゲームだが、ベルセルクが好きな人なんかはハマるんじゃなかろうか。

プリシラ

02 05, 2013 | カルチャー

ドラァグクイーン(Drag Queen)という職がある。
ドラッグだと薬物と混同する人がいるため(俺とか)、ドラァグという表記にしている。
多くはMtFの方が、過剰なまでに女性らしさを演出でパフォーマンスを行う。
パフォーマンスの形態は様々で、踊りつきでの口パクからストリップまで、幅広く分かれるようだ。
共通するのはあくまで「女性」という性を遊ぶことにあるのだそうだ。
一緒にするのは失礼かもしれないが、最近「男の娘」もネット文化では定着した感があり、彼ら(彼女ら?)は共通して女性より女性らしい。
というか、男が望む女性像を強調している。意図的かはともかく。

男性らしさの喪失や草食系男子の増加、などと言うが、俺は別にそれらは全く構わないと思う。
乱暴な物言いをすると、現代日本においては、そうなっちまった方が楽な部分が多い。だから増えてるだけだ。
潜在的に「なりたい奴」の割合は昔から変わっておらず、素質があった者がその趣味を遊ぶことに、社会が寛容になった、というのが正しいのではないだろうか。
歌舞伎の女形はまさしくドラァグクイーンだろう。言うまでもなく、あれは男がやるから意味があるのだ。
当然地方にもよるが、日本人男性は基本的に情けない。いやむしろ、男が情けないのは日本人に限らない。
だから彼らが遊ぶことも反対しないし、むしろエンターテイメントとして高品位になれば世の中もっと楽しくなるね。
「女性らしさ」と「男らしさ」は対比ではなく、むしろ競合し切磋琢磨する概念だと思う。
彼らのような者が「女性らしさ」を磨くほどに「男らしさ」の価値も上がると言うものだ。

表題の映画は都会で活躍する3人のドラァグクイーンが、地方にボロいバスで公演に向かう、というロードムービーだ。
とにかくオーストラリアの広さを痛感する。
その広大で逞しい景色は美しく、そこを派手な衣装で闊歩する3人、ベルナデット、ミッチ、フェリシアがまた滑稽でかつ、優雅で、潔く、清らかだ。
重いテーマが各所に散りばめられている(地域格差、性差別、性的虐待、離婚、売春などなど)が、切れ味のいい台詞と脚本のテンポがそれを引きずらせない。
それがいいところでもあるが、邦画ならいちいち掘り下げて台無しにするところだ。

個人的に印象に残ったのはテレンス・スタンプ演じるベルナデット(また見事に貴婦人なんだ、これが)の台詞だ。
「さんざん都会が嫌だと言ってきたけれど、私達には都会しかないのよ」
誰かしら珍しい欲求を持っており、これはむしろ珍しいことではない。
しかし否定や攻撃を恐れ、多くの者は表に出さずにいる。
それは悪いことではないが、世にはそれすら選択できない者もいるだろう。
その者たちの誇り高い矜持と、一抹の寂しさを感じた。

書初め

02 05, 2013 | 日常

のタイトルでいつも悩んでは書かずに終わっていたが、懲りずにまたブログを開設した。
Twitterで長らくやってみたが、どうも140字は俺には合わないらしい。
発信よりは収集の方向で使い続けることにする。
無論優れたツールであることには他ならない。

ツールと言う言葉が出たので道具の話でもしようか。
使ってるギターがちょいと珍しいので、Fenderのなんですか?と度々聞かれる。
Telecaster Deluxe、ちなみにFender Mexico。確か今年で8歳くらいだったか?
相棒としては二本目で、五年目の付き合いだ。
元々テレキャスターの切れ味のあるサウンドと、ハムPUが合体したらとんでもないな、と思って買った。
カスタムでやめておけばよかったのに(カスタムはフロントのみハム)、リアもハムでテレキャスの面影はまるで無い。
FenderはFenderのアンプかJCを使わなければならない、という勝手な妄執があるため、音作りも大分苦労した。
とにかくLow-Middleが強く、スムースなのは構わないが強烈に抜けが悪い。
フロントPUにいたってはホローボディ並のウォーム感をかもし出しやがる。
Over Driveで少し音を潰して、かつ、アンプはかなりドンシャリ、それでBIG MUFFを踏むとようやく厚みとエッジが立った。
おそらくこのときに潰れて飛び散ってるノイズが「シューゲイザーだね」と言われる所以なのだろう。
個人的にはPavementやDinosour.Jr、Pixies辺りだと思うんだけどな。
その辺の捉え方の違いは面白い。
大して高くはないし、ハッキリ言って需要の薄いギターだ。おまけに俺に似合っている。
浮気心がふわふわすることも多いが、こいつとは長い付き合いになるな、と感じている。

同じく五年くらいの付き合いになるのが、愛用しているZippo。
確か、東京に住んでいた頃、なんとなく自由が丘まで歩いていき(確か五駅くらいの距離)、なんとなく喫煙具のお店を見つけ、ショウウィンドウで目に付いてなんとなく買った。
特にひねりの無いスタンダードな形で、真鍮色。
使い込まれたように見える塗装がしてあって、気がつくと塗装が全部剥げて、今はマジの使用感だけが残っている。
時々イラッとして地面に叩きつけたり、握り締めてむかつく奴をぶん殴ったりしているうちに、そんな風になっていた。
こいつのシャコッ、という音を聞くだけでタバコが旨くなる。
人のZippoもさんざんいじったが、俺のものが誰のよりも抜群にいい音がする。本物だ、という感じ。
いや、どなたのものも本物なんだけどサ。
子供にでもあげるつもりなので、これからもずっと使っていくつもりだ。

ギター、煙草、と来たら次は酒だろう。
スキットルが欲しいが、残念ながらアレは30代以降に許されたアイテムだ。勇者だけ王者の剣を使える、みたいな。
酒はね、何でも好き。銘柄とか覚えられないし、違いも分からない。だから印象はざっくりしている。
ビール……一口目はおいしい。
日本酒……おいしい! ずっとおいしい! ずっと飲める!
ワイン……すっぱい。
カクテル系……ジュース。
ウィスキー……キツイ。味というか匂いを楽しむものという感覚。
こんなところか。
日本酒だけは辛いとか甘いとかフルーティとか、その辺は分かるようになってきた。
体質や酔い方を思い返しても、日本酒は体が喜ぶような感覚がする。
つくづく日本人だな。あー、半分血が濁ってるけど。濁り酒だな。
が、やはり将来的にはウィスキーやブランデーを嗜みたい。まぁ今後の楽しみだな。
んー、マンダム。