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鳩 正義

Author:鳩 正義
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Ghetto

出演-------------------
9/5@池袋adm

9/8@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

10/22@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

11/1@両国SUNRIZE

12月未明@両国SUNRIZE


チケット予約は下記メールまで。
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狂四郎2030

12 26, 2013 | カルチャー

 ジャングルの王者ターちゃんの作者の漫画。最近読了した。
 ジャンルは作者いわく「近未来SF冒険SEXYバイオレンスラブロマンスせんずりコメディちんこ漫画」。概ね当たってます。
 ディストピア系キチガイSF漫画という点で、覚悟のススメや銃夢にテイストが近い。(この二作は名作だ)
 SFと狂気、そして恋愛は非常に相性が良く、おかげでトラウマ大量発生装置と化しているのだが、この漫画も酷く心を抉られた。ズタズタ。

 覚悟のススメは主人公の葉隠覚悟(はがくれかくご。すごくカッコイイ名前だよネ)が強化外骨格「零」をまとって戦う勧善懲悪ものだが、敵がすごくグロい。味方の殺され方もすごくグロく、かつ情けない。
 後に「内臓(モツ)漫画」の異名をとるシグルイの作者だけある。
 倫理観も崩壊していて、一概に良い奴悪い奴と言えないところもキショい。とはいえ、主人公覚悟は非常に武士道気質の逞しい性格なので、見ててそこまで精神的にキツイこともなかった。
 おまけに終盤、SFでまさかの「なんだか知らんが、とにかくよし!」という名言がラスボスの散(はらら)から飛び出る始末。サイエンス・フィクションのサイエンス部分かなぐり捨ててる。
 まぁこの漫画のSF成分はもう、とってつけた味付けでしかないからな。魅力は他のところだ。

 銃夢はその点SF要素や考察、引用はかなりシッカリした骨太なストーリーだ。ちなみに銃夢と書いて「ガンム」と読ませるセンスもイケてる。
 話の焦点は主人公ガリィの成長が全てで、話の魅力も基本的にそこだ。話のスケールもめちゃめちゃデカイ。これ以上ないほどしっかり完結したが、何故か蛇足のLast Orderとかいうクソ続編を描き出したのでそこは減点要素。この続編ホント要らない。超つまんない。
 まぁ、この漫画で一番イカしてんのはマッドサイエンティストの鏡、ディスティ・ノヴァですよ。このキャラを生んだだけでこの漫画はすごい。

 で、狂四郎2030。
 ギャグマンガ家と思って舐めてたが、ひっくり返るくらい世界観がよく出来ており、登場人物はみな気が狂ってる。まともなのは主人公の相方のバベンスキー()だけだ。
 面白いのはバーチャマシンの存在。
 映画マトリックスみたいなもので、悲惨すぎる現実から逃避するため、国民に国から至急されたコンピュータ上の仮想世界があるのだが、主人公狂四郎とヒロインユリカの出会い、その後の逢引は物語終盤までずっとそこだ。つまり現実に会えるのはずっと後。花沢健吾のルサンチマンみたいだな。
 それでも残酷な世界に振り回され続けながら、お互いが出逢い、愛を重ねるためだけに必死で運命に抗う、というのが物語の骨子になっている。
 気が狂ってる登場人物たちはみな複雑な心情、身の上を抱えており、誰が悪で誰が正義かと容易に割り切れることはなく、誰もが幸せになりたいのに、世には憎悪ばかりが渦巻いて不幸だけが大きく育っていく。
 そんな世界で、これ以上ないほど美しいが、それゆえに儚く、ちっぽけで無力な存在が狂四郎とユリカの愛だ。
 複雑な人間模様と緻密な設定、重厚なストーリーが大変面白かった。
 しかし下ネタが酷すぎる。作中、シリアスすぎるストーリーを和ませるためか、作者の信条なのか、2,3ページに一回はギャグが入るのだが、全く笑えない場合も多い。
 いや、素で見たら面白いんだけどね……落差が凄まじすぎて「は、はは……」と何度もなった。全20巻なんだけど、慣れたのは12巻くらいからだったよ。
 まぁ「近未来SF冒険SEXYバイオレンスラブロマンスせんずりコメディちんこ漫画」だからね。そこは突っ込んでも仕方がないね。

 一番心をズタズタにされた「えっ 今日は全員カレー食っていいのか!!!」という場面があるのだけど。
 説明するだけで涙が止まらなくなるので(ここ最近すごく涙腺が緩い)、この記事を読んで欲しい。
 無能地帯 元ネタ紹介 『狂四郎2030』 徳弘正也:作

 こういった、人を信じるのに大事な心を粉々にするエピソードが……100個くらいある。
 純粋で聡明な奴が読んだらほぼ確実に人間不信になる。
 思い出しただけで泣けてきた……こんだけ人の心をズタズタに出来るのは作者の優れた観察眼と力量、そして何より作者自身の狂気に他ならない。
 久々に揺さぶられた漫画だった。
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無防備

12 26, 2013 | カルチャー

 まーくんから無防備という映画を借りて見た。
 中々自分から見ないタイプの映画だったため、非常に上質かつ実りのある作品に触れる機会を頂いたことにまずは感謝。
 カンヌ映画祭の「ある視点」辺りにでもノミネートされそうな感じだった。

 事前に調べた感じでは「無修正の出産シーンが初めて放映された」点がクローズアップされがちだったが、その点はさほど重要ではないと述べておこう。
 主人公は工場に勤める木下は極めて一般的な中年女性で、風貌や体系、雰囲気に取り立てて際立ったところは一つもない。
 交通事故による流産というトラウマを抱え、夫との生活が冷め切っている点を除いて。
 で、その職場に臨月の女性(監督の嫁らしい)山田が勤め始め、二人は徐々に親睦を深めていく。
 あらすじを説明するとこれだけだ。すごくシンプル。
 まずその点から非常にこの映画がコンセプチュアル、かつ極力言葉を廃した純度の高い作品であることが分かる。描くものは違うがその点では「あの夏、いちばん静かな海」と接近している。

 第一印象のこの映画の感想としては、「気持ち悪い」。悪い意味ではない。
 その気持ち悪さの原因として、まず一見の手触りから違和感が凄まじい。カメラアングルやレイアウト、場面選択が非常に泥臭く、洗練されていないのか、わざとなのか、困惑する。
 新人の山田に対し、主人公木下が業務を教えたりするシーンなどは、工場の制服や空気感、アングルから「なんの教則ビデオだコレ」と突っ込みたくなる。いやホント、映画を見てるとは思えなかった。
 BGMも「打ち込みか……?」と疑いたくなるほど、ちゃっちいアコギ一本だけだし。禁じられた遊びとは訳が違うぞ。ほっとちゃっちい。
 あまりに現実味がありすぎるのだ。「どっかで今まさにあるだろ、このショット」ってくらい。ありふれてるとは違うんだな。
 それは木下が家で過ごすシーンが一番顕著だ。小物や家具、配置から、そこらの一軒家をそのまま拝借したような感じだ。
 「雑然としたもの」を描くためには、驚くほど計算して乱数的に積み上げないと、意図的なものが浮いてしまって目も当てられなくなるのだが、この映画は全体を通してそれが非常に巧妙だ。
 結果的に恐ろしいまでの現実味がある。その結果俺は気持ち悪かった。
 一番心に来たのは、山田と仲良くなった木下が「また子供が欲しい」と思い、ちょっと高い食事を用意して夫の帰りを待つシーン。化粧もして、身だしなみも質素ながら整えている。
 案の定残業だかなんかで遅れて、おまけに野暮用で外出している間に、夫は帰ってきて爆睡している始末。
 いやホントよくある展開っていうか、「連絡しろや」って突っ込みたくなるけど、やっぱりこういうのは俺は見てて辛い……泣けてくる。

 まぁとにかくそのままリアリティで突っ切られたら、ドキュメンタリーと区別のつかないただの気持ち悪い映画で終わってしまうところだったが、そうではなかった。
 俺が「おお」と思ったのは、クライマックスでこれ以上ないほど映画に化けることだ。そこからは脅威のスピード感でエンディングまで超特急。
 終わるタイミングも素晴らしい。何も言うことがない。
 映画におけるリアリティの正しい使い方の一つと言えよう。

 リアリティについてもう少し掘り下げる。
 リアリティとは現実味のことだが、ここで勘違いしてはいけないのが、別に「現実」ではないことだ。
 「現実」だったらそれこそ現実には敵わない。
 同様に、あまりに荒唐無稽でも作品としての調性が失われる。そんなものは作品ではない。ただの世の中を舐めた中学生(つまり中二病)が考えた稚拙な妄想、ガラクタだ。
 魔法という要素があったって別に構わないんだけど、準拠が欲しいよね。何のリスクもなく放たれる強力な魔法で敵はみな一撃必殺。それじゃつまらん。
 これこれこういう理由があって、魔法が撃てる、それぐらいの後付があるだけで話はグッとリアリティが増す。勿論現実ではない。あくまでリアリティ、これでいい。
 リアリティのバランスは凄く繊細で絶妙なバランス感覚を求められる。
 以前読書について書いた記事で述べたが、作品を作品足らしめるものは「主旨」であり、リアリティというものはあくまで物語に没入させるためのカンフル剤なわけだ。
 更に言及したいのが、最近は安易にリアリティばかりに囚われすぎだという警鐘だ。
 本質的になることは大いに結構だが、その結果、商品性の高い要素(ツンデレ、メンヘラ、勇者、魔法など)や使いまわされた設定をくっつけただけの作品が多すぎる。おまけに引用を「オマージュ」で片付けている。
 それら一つにオリジナリティを足すだけで新しいものになる、などと俺は到底思わない。オリジナリティってのはそんな取ってつけたものではない。
 結果的に、この辺どっかで見たことあるなぁ……みたいなものばかりになる。超つまんねえ。
 何がタチ悪いって、自称オタクや自称腐女子がそれに食いつきまくってることだよな。いかに表面にしか興味がないかが浮き彫りだ。アホクサ。
 別に入り口はなんでもいーけど、そこから先に入る感じが全くないんだよな。それじゃ駄目だよ。

 要するに無防備はそのバランスが、俺の今まで知らない感覚だった。すごく良かったです。

告恥

12 19, 2013 | 日常

 っていうかさ、結構更新ほったらかしにしてるのに、君たちはなんなの、何、なんか、強迫観念に駆られてこのブログを見ているの?
 俺が強迫観念に駆られそうだよ!なんでカウンター割と回っとんねん!怖いわ!いつの間に3000回アクセスされたんじゃ!
 最近何気なく「ゲロとクソ」でググってみたら、二番目にこのブログが出たんだよ。まあな。そりゃあね。そんなろくでもない名前のブログ、これくらいだろうよ。で、一番目に出てきたのが
 『クソとゲロではどっちがマシか、皆さんのご意見をお聞かせくださいませ。
 っていう、yahoo知恵袋の質問ね。何聞いてんだコイツは。
 それはアレだよ、ド低脳とクサレ脳ミソ、どっちがマシかって聞くのと同じだよ。(←これが分かった人はJOJOマニアに認定しよう)
 俺はクサレ脳ミソの方が酷いと思うな。

 年明けのライブは此方。

2014/1/12(日)
GOLDEN PIGS RED
『A HAPPY NEW YEAR LIVE 2014』
舞奴 ~「True away」レコ発ツアー~
w / 正義 / ほか
※振舞い甘酒あります!
OPEN 17:30 / START 18:00 ADV¥1,000- / DOOR¥1,300-

2014/1/29(水)
GOLDEN PIGS YELLOW
小林大輔,MIYA(THE OLIVE),イマイユウヤ,正義, and more
OPEN 未定 ADV¥1,200- / DOOR¥1,500-
♪FORK/POPS etc

 是非来ないで下さい。
 と言いたいが、対バンの人は何も悪くないので、好きにしてください。
 ちょっと29日の方は方々で表記がデタラメなので、多分この日だと思うんだけど、ああ。よくわかんねーや。


 最近笑ったコピペ。

スレタイ:週刊老人ジャンプ
1 : 作家(東京都):2007/04/12(木) 14:54:50.66 ID:/glBC03S0
俳句王にワシはなる!!!!!!!

3 : モーオタ(コネチカット州):2007/04/12(木) 14:56:02.41 ID:hcWAkHbmO
ゲートボールのお伯父さま

4 : 造船業(コネチカット州):2007/04/12(木) 14:58:22.97 ID:/nPMITpwO
団塊!男熟

5 : 渡来人(樺太):2007/04/12(木) 14:58:40.52 ID:6LomeTMdO
偽装年金

20 : 留学生(樺太):2007/04/12(木) 15:33:14.44 ID:Pb+IDuhuO
ワシの病気は108個あるぞ

12(木) 17:00:44.72 ID:6zPS+T8+O
ドクターストップアラレちゃん

45 : 魔法少女(アラバマ州):2007/04/12(木) 17:12:02.23 ID:Deh22VEt0
こちら葛飾区亀有公園前市民病院

46 : 塗装工(中部地方):2007/04/12(木) 17:13:11.04 ID:gmXSdvzO0
こちら葛飾区亀有公園前墓地

47 : 農業(樺太) :2007/04/12(木) 17:15:11.69 ID:H74XpeWkO
ヒカルの老後

48 : 火星人-(広島県):2007/04/12(木) 17:16:29.46 ID:X6L9HU8Y0
徐々に奇妙な発言

東堀通6番町フォークジャンボリー

12 19, 2013 | ライブ

 で、これは出演したライブの感想。

12/12(木)
東堀通6番町フォークジャンボリー
in yellow stage

正義, 加藤麻里,ニシヤマヒロキ,コヒヤマケイスケ(弦と巣箱)

OPEN 19:00 / START 19:30 ADV¥700 / DOOR¥1,000-
♪FORK/POPS etc

 フォークの人は一人もいなかった。
 俺はこの日昼間からウィスキーを飲みまくり、一人でご機嫌になって記憶も定かではないんだけど、結構楽しく過ごしたような気がする。本番の前後は。
 いやー本番は、濡れたティッシュのように断片的な記憶しか残っていないんだけど、「やばい」「死ぬ」「酸素ッ、がッ」とか。
 酷いライブしたなーと思ったんだけど、周りは真逆のこと言うし、何がなにやら。
 褒めてもらえるのは嬉しいんだけど、「もっとやれたなー」という、見えるところ、手の届くところにあと一歩だったのが目茶目茶悔しくて。これは、あー酒のせいではないな。
 いや、ちょっとは、結構、大分、かなり、うーんやっぱりちょっとだけど、ほぼ大半は俺が甘かった。曲のポテンシャルを生殺しにした感。すまん俺の曲たち。
 一つだけ言えるのは、飲みすぎてライブすると実感もクソもないから、やめとけってこった。ありゃりゃ。
 でも多分次も飲んでる。

 対バンは、えーと、ね、覚えてるよ、まー割と、覚えてるよ。
 ただ当の俺がこれで偉そうに言ってもねぇ、言います。

 コヒヤマケイスケ
 頑張れ。
 俺は人には頑張れと言うよりか、大体別の言い方するんだけど、お前は頑張れ。

 ニシヤマヒロキ
 うるせえよ。
 いや音量に関しては俺が言えた義理ではないんだけど。なんていうか……。
 
 もっとこう…あるだろう‼︎
 言い回しとかさ。

 加藤麻里
 髪、派手だね。

 そんぐらいかな。そんな日でした。

12/8 woodyライブ

12 19, 2013 | ライブ

 諸々が色々に様々で煌々として上々かつ下々とさながら……やめとこう。多忙だったってことだ。精神面で。
 まずは結構前に見たライブから。案の定TOCを見に行きました。

12/8(日)
hangover/宇宙キャプテン/Phantom Gypsy
Tears of cameleone
OPEN18:00/START18:30 ADV\1000/DOOR\1200

 1番手のhangoverさん。三月?に対バンしたな。Coccoのコピバン。
 バンドとしての練度は大分上がっていて、まぁコピバンが上がってどーすんねんって感じだけど、とにかくバンドらしくはなってたよ。
 とにかくドラムが上手い。俺が上手いと評するのは、技術も気合も高レベルで両立していることで、その点で言うとこのバンドのドラムさんはクレバーさも兼ね備えているからね。
 いやほんと勿体無いというか。総論としてはね。
 二の腕ぷよぷよした人はCoccoとは認めない。

 Tears of cameleone
 新境地? ちょっと目が覚めたな。一曲目の(多分)新曲が非常によかった。

 宇宙キャプテン
 このバンドさんも四月に対バンしたな。……確か。
 案の定ベースの人は酔っ払っていて、丁寧に挨拶までされました。
 俺「あ、ああ……」みたいなことしか言ってなかったような。コミュ障すぎワロタ。
 このバンドは相変わらずトボけているというか、曲はすごくいいよね。俺が思う本当の意味でのポップではないんだけど、正しくポップロックって感じ。
 ポップロックなんて言葉があるのかはともかく。
 見てて楽しいのは、諸般の事情は省いて、いいね。
 ピンきり激しくて尖ってるのが一番病み付きでイケてるけど、楽しいのは当たろうが外れようが金払った!ってのが気持ちが良いからな。
 こういうバンドが面子に一つはいると安心するわね。

 Phantom Gypsy
 ロカビリーについてまず述べよう。日本のロカビリーは、ほぼ全てがロカビリーというより、「パンク6:ロカビリー4」というサウンド。ジャパロカって言うんですか?サイコビリーとはまた違うんだよな。
 ロカビリーサウンドについては、それこそロックの「踊る」という側面をこれでもかと推してるジャンルだし、そうなるとドレスコードとかなんとか、下手したらクラシック並に五月蝿い。
 履くのは革靴かラバーソール、ヤクザかマフィアかみたいなシャツ、ズボン、グラサンや刺青、つける人はバンダナとか。これも強盗スタイルか腕に巻くっていう。
 で、実際鳴らしてるサウンドは少し跳ねてるパンク、っていうのが俺の実測。応用とかオリジナルがどーとか以前に、本職の文脈をなぞりきれていないってのが大きくてネ。
 で、このファントムジプシーさんなんですけど、最初「ああ、これホンマもんか」と思ってたんだけど、なんか音がおかしくて。あれ、期待はずれだなと思ったんだよ。
 そしたら2曲めだかが終わった頃にウッドベースの人が「飲みすぎたなぁこれー」とぼやいて、途中でベースを倒してやりだした頃から、急にグルーヴのエグり方がえげつなくなった。
 ホントに飲みすぎてただけかよ!!
 そっからはすげー良かった。イケてたね。
 あと途中で入ってきたゲストボーカルの人。この人もすごく良かった。全然名前もバンドも覚えてない。ジャパロカの歴史と共にどーたらとか言ってた。
 ただ、ギターの人がね、なんつーか、演奏にトロみにかけてるっつーか。なんか普通なんだよな。オレンジのグレッチだしそりゃいい音なんだけど、なんか危うさやブルーさが無かったんだよ。
 ブライアン・セッツァーくらい、とまでは言わんけど、間奏での音のヤベェ暴れ方や、スリリングなアドリブに走ることも、また走ったこともない感じっていうのかな。
 それだけ惜しかったですね。
 あとベースの人の話なんですけど、俺の勝手な偏見では、あーゆーかなり痩せぎすで剃りとか入れてるような人は十中八九いい仕事するね。溢れてる自信が嫌味じゃないんだよね。
 いやーあの人よかったなー。シャウトとか。ウッドベースの扱いも馬みたいだったもんな。

 そんな感じでしたね。

三上 寛×チバ大三×言葉 翔 冬前夜ツアー

12 03, 2013 | ライブ

 を、見に行きました。11月27日水曜日。仕事をサボ……体調を崩してですね。

 O.Aは吉井ミキ。ちゃん。ハルという名前のときに一回見たな。
 感想は前と変わらず。声質がすごく恵まれている。高田梢枝っぽいかな。
 曲がね……あんまり面白くないんだよね。
 もっとこう、形になるとかならないとか、そういうのから離れたらきっと良くなる。
 字数とメロディの帳尻合わせとか、そういうしょうもないことは辞めちゃってよう。
 ただ声質は本当に良いね。好きな声かと言われると俺はそうでもないけど、物語性がある。歌で大事なのは一声目でどれだけ引き込むか、それだけだ。
 そこを押さえてるだけで、まぁ、一株ちげーんだけど。もうちょっとキレてほしいね。MCで暗いと言ってた曲も全然暗くないっていうか、「あれ?結構、照明ついてるよ?足元見えてるよ?」みたいな感じだからさ。
 あとこれは余談だけど、シンガーソングライターとかいうやつらは、何故こうも覚えにくい名前をつけるのか。
 本名を悪く言うのもなんだけど、しょうもない本名だったら「いやこれが本来の名前ですけど」みたいに変えたほうがよっぽどスッキリするっつーか。よく分からんね。

 うちやまこうたさん。
 若干声が枯れてましたね。あと気合が溢れてるのが目に見えて分かるっつーか。
 あの鼻声ばかりは俺には理解できないんだけど、この日は気にならなかった。いや慣れたのか……。

 誠さん。
 このあとの翔さん、うちやまこうたさんもそうだけどさ。前日飲みすぎただろう、あなたたちは。なんで三人とも二回戦みたいな感じやねん!
 気合が空回りはしないかと、若輩者は勝手に内心ちょっと心配してたぜ。
 なんか、ギターが小粋なことをしている二曲目と、「逃げるように酒を飲んでは~」「本当につかぁ~れてぇ~」の三曲が良かったね。
 この日の誠さんは小粒感。酒が足りなかったんと違うかい、先輩。

 言葉 翔さん。
 一回目に見た言葉翔の衝撃を少し思い出したな。
 正直まだあれほどでは、という感じだけど、冬と赤い夢が大好きな俺としては、もうそれが聞けるだけでいいです。
 あの曲は本当にずるいがな……あのー、なんだ。「うーん、やっぱ、好きだな」と照れ隠しの言い訳も思いつかないくらい好きなツボがあって、それをケンシロウ並に痛打される。
 イントロの三音でもう泣くし、「ゆゆゆ」でまた泣く。この曲聞いてるときの俺は間違いなくキモい。嗚咽。

 チバ大三さん。
 独唱パンク再び。この人変わらんなー。
 吉井ミキちゃんが声で作るとしたら、この人が一発ドギャーンとアンプから鳴らすだけでもう完成している。
 わざとなのか、別に自然なのか知らないけど、正しく地下系、そしてエレキ弾き語りだなとしみじみ思う。
 すごく礼儀正しさを感じるのだ。

 三上 寛さん。
 この人なんなの?
 人間なの?
 嘘つけ!!
 チューニングまではまともだった……。
 ああ、白状しよう。俺は舐めていた。前評判を聞いていて「なんぼのもんよ」と斜に構えていた。
 その俺がふんぞり返っている土俵ごとひっくり返され、天高く舞い上がり、荒波のぶつかるサボテンのような岩礁に激突して俺は死んだ。
 10分くらい「…………」という状態が続いた。頭も体も。とても言葉にはできないが、これを書かないとこの記事の意味がない。

 まず、ステージにのそのそと首をすぼめた坊主の爺さんが出てきた。
 なんて覇気のない見た目だと思ったが、ワインレッドのグレッチを構えた途端に全身から殺気が解き放たれた。
 殺気と呼ぶのは正確ではないかもしれない。何の感情とも判別できぬ濃密な霧が寛さんから解き放たれ、ステージを、客席を、フロア中を満たす。音を鳴らす前から完成している。
 痛いほどの静けさの中、チューニングを終えた途端グレッチが唸りを上げる。ぎゅわああああ、ぎゅんぎゅんぎりぎりががぁん。ずげぎぎぎぎ。このときの鋭さと重さを備えた音、雷だってもっと穏やかな音をしている。
 そして「三上寛です」と言った。
 歓声。
 いや、すでに何を言ったか吹き飛んでしまったのだけど、確かこれくらいの禁欲的とも呼べる一言だった。
 それからは、もう、全ての境界が曖昧になってしまったようだ。怒りと無力感と悲しみとおかしみをごちゃ混ぜにして、それがありのままそのまま解き放たれる歌声。
 いや……これは歌なのか?メロディはなんだ?何を言ってるんだ?ギターは何を弾いてるんだ?本当に形式があるのか?ルールは?一体どこからどこまでが決まってるんだ?
 次々とあぶくの様に浮かぶ疑問を、腕の一振りでどんどん粉々にされていく。言葉が意味が無い。
 鉄の棘の狭間で切り裂かれた風の悲鳴。飲み込まれるような三十分……いや、何分だった?あの異世界に時間の意味などない。
 そんな場所に迷い込まされてしまいましたね。

 直前で翔さんは「楽しんでほしいというか……気付いてほしいって感じですね」と寛さんを紹介していたが、いやいやいや……。
 気付くどころか、今まで分かった気でいた沢山のことが一気に吹き飛ばされてハテナだらけになってしまったというか……。
 いや、勿論知ってるんだわ。あーゆーバケモンを前にしたとき、俺がこのブログに書いているような戯言は一瞬で塵に返すような、他愛のないものだということを。
 いや、凄まじいね。全く。凄まじすぎて、凄さが分からん。マジで。
 目の前を馬鹿でかい怪物が横切っていて、あまりのでかさに気絶して、目が覚めてもまだ横切っている途中だった、ってくらい。驚天動地、五里霧中、暗中模索、支離滅裂、晴天の霹靂、まぁなんでもいいや。何言ったって無駄だ。

 すごい日でした。
 友川カズキさんをこの目に見る日が楽しみだ。
 バケモン!!

宗狂

12 02, 2013 | たわ言

 宗教については、あまり造詣が深くないもので書くのを避けていたが、つい最近仏教について少し勉強しているので、一旦ここで整理がてらまとめてみようと思う。
 先に述べておくと、俺は何の宗派でもないし、政治的主張もない。アナーキスト。科学的というわけでもない。多くの日本人同様無宗教教(むしゅうきょうきょう)だ。
 だから怒らないでください^^
 無宗教教というのは、多くの日本人は特別何を信じるというより、何かを信じていることにアレルギーがある。
 それは、かの某カルト学会だったり、オウム真理教の影響だったりするんだろうけど。あまりに拒否反応が典型的と言うか、それはそれでバカっぽいので、それもまた「何も信じません」という宗派に見える。
 まずざっくりと、世の三大宗教の印象を述べたい。(※偏見です)

 ・キリスト教
 エンターテイメント。

 ・仏教
 哲学。

 ・イスラム教
 テロ。 

 まずキリスト教から。
 身の回りの刺激や意見ではキリスト教的なものに触れる機会が多いが、俺は全くキリスト教徒ではない。
 長岡にいた頃、確かハイティーンの頃だったと思うが、結構ロードバイクに乗った外人二人が布教してることが多く、俺も何度か話しかけられた。
 某学会ほど強烈な勧誘ではないものの、「あなたは神を信じますか?」的な常套句から始まるわけだ。マジで。
「いや(あなたの言う神は)いないと思います」
「神というものは常に私たちの側にいてうんぬんかんぬん」
「(あかんこいつらバカだ)全知全能なら、もっと世の中マシでもいいと思うんですけど」
「神は直接手を下しません。私たちは神のメッセージを受け取りながら自らの意思でうんぬんかんぬん」
「駄目だこりゃ」
「……?」(ニコニコ
 みたいな感じだ。
 当時の俺はマリリン・マンソンやナイン・インチ・ネイルズをよく聞いていたので、ものの見事に捻じ曲がっていたが、思考停止した奴は何を信じていようとバカなんだと思った。(※偏見です)

 大体、宗教を信じてる奴の目がマジありえん。あのすっからかんの目が。濁っているんだか、いないんだか。よく分からん。
 人間はみな、誰一人例外なく心に空洞を持っていて(というか、心など無い)、人生長くてそれだと気が狂いそうだから、その空洞を埋めるために仕事したり神を信じたりしている。繰り返すが、例外は無い。
 その点、宗教を信じてさえいれば生きていけるという、か弱い人たちは少なからず地球にいて、しっかりと世の中を動かすエネルギーの一つになっている。程度の差はあれど何かしらの宗派に属していないほうが人類では少数派だ。
 これから分かることは、宗教というものは非常にシステマチックだということ。

 そもそも信仰の成り立ちというものは、世の中にはよく分からん仕組みが沢山あって、「で、なんなんだよ」と理屈を色々つけたものと、権威付けの2種類だ。
 例えば太陽はアポロンが馬車に乗って運んでいて、天候が恵まれず不作が続くのは神が不機嫌だからとか、攫われたからだ、とか。
 現代でこそ「やー、君、アホじゃろう」と言えるが、当時のその国に生まれて、ろくに反論できる奴なんかいるわけねー。否定できる科学も発達してねーもん。
 因みに、科学者にも信者は結構いる。流石に全肯定はしていないだろうが、要所要所では「神の壁」(隙間の神)などと言って、神がいると思わないと納得できない謎なんかがあったりするわけだ。
 それを思考停止だのなんだのと批判したってしょうがない。だって今はまだわかんねーんだもん。
 権威付けというものは……ギリシャ神話が顕著だが、最高神ゼウスはめちゃめちゃ子沢山だ。自分の子供とか人間とか、片っ端から子供を作りまくってる。そして嫁が嫉妬に狂って子供が酷い目にあいまくってる。自重しろ……。
 これはなぜかと言うと、時の権力者が、「俺は神の子孫だ」と言って自分の権威に神性をつけるためにでっちあげまくった結果だ。いやまぁ、本当にそうかもしれねーけど。(笑)
 日本も例外ではなく、天皇は太陽神天照大御神の子孫だ。大きく出たなぁ。
 日本列島というものは、日本神話だと、これまた天皇の先祖のイザナギとイザナミがセックスして出来た。嫌すぎる……。
 まぁ、一番この世で大きく出てるのはインド神話ですけどね。

 神話で下世話な話が多いのも、やはり当時の娯楽、言うなればシェイクスピアやオペラみてーなもんだったのだろう。
 自分がどこから来たのか、死んだらどうなるのか、そういった不安や疑問を楽しみながら当てはめていったわけだな。俺も無宗教教的感覚で考えると、この辺ですでにアレルギーが反応しかねないが、当時は結構健全だったのではないかと思う。
 どちらかというと、現代日本のように信じるものも特になく、死んだら無、諸行無常と仏教のごく一部の観念だけ近視眼的に捉えているほうがよっぽど不健康だ。
 ただ、システマチックとは言ったものの、キリスト教の話は現代だとさすがに突飛な部分が多すぎる。無邪気に妄信するのは、さすがにもう無理だ。だから幾つか宗派が分岐してるわけだけど、そもそもスタートが可笑しい。大工の息子が神の息子っていうのはちょっと。世直ししたいなら、もっとスムーズなところから始めとけよ。
 ……ゆえに、やはりエンターテイメントと結論づけておくのが正しい認識だろう。聖書なんて人類最古のベストセラーですよ。東野圭吾みたいなもんだよ。

 イスラム教に関しては、言ってることはなんとなく分かるが、潔癖すぎる。戒律も厳しすぎる。
 厳しすぎて、信者が切れて爆発している。物理的に。
 あまりにテロリズムの印象が強すぎて、ちょっと俺も正しい判断が出来かねるのでこの件は何も言わない。永田町はふっ飛ばしてもいいです。

 さて、仏教だが、基本的に仏陀の教えは理路整然としていて、分かりやすい上に納得しやすい。
 基本的な概念さえ理解していれば、理論の軸が非常にしっかりしているので、派生した考え方もすんなり飲み込める。正しく伝わっていないとはいえ、やはり日本には仏教の教えが根付いているのだなと思う。
 仏陀の発言を読むほど、「なんだ、俺と考えてること同じだな。仏陀やるじゃん」となる。
 俺も着実に悟りの高みを登っているようだ。道理でデコが広くなってきたわけだ。(※こんな痴れ事を言っても怒らない懐がまさに仏)
 儒教とか密教とか大乗仏教とか小乗仏教とか、そういうのはまだ勉強不足というか、そもそも興味がないので仏陀の思想だけまとめておく。
 まず、「この世は苦しい場所」という前提がよい。どう考えてもそうだわ。
 あと、結構誤解されているようだが、仏陀は輪廻転生を肯定も否定もしていない。
 有名な毒矢の話を用いてそれについて語っているので、ここに紹介する。

 ある人が釈迦に、「この世は永久のものでしょうか、無常のものでしょうか。世界には限りがあるのでしょうか、無限のものでしょうか…」等々、次々に質問を浴びせた。
 釈迦はその質問に直接は答えず、「毒矢に当たった者が、矢を抜く前に『矢を放った者は誰か、矢の材質は、私を診察する医師の名は、その階級は…』と聞いていたらどうなるだろうか。」と言い、真理を知ることよりも先にやるべきことがあると諭した。

 要するに、そんなこと考えてる暇があったら今をちゃんと生きろ的なニュアンスだ。
 この発言は、中道という仏陀が提唱した理念によく則している。
 中道というものは、物凄くかいつまんで言うと、いい加減が良い加減ってことだな。普段の俺となんら変わりない。
 それまでは空観(世界は空ろな幻)、仮観(世界は実測的)という二種類の発想しかなかったが、そのどちらも二辺(にへん)であると批判(否定ではない)して、その中間こそ覇道であるという考え方だ。
 空観について更に述べると、目に見えるものは全て幻で、だから全て移り変わり(諸行無常)、魂は何度も輪廻するという発想。だから断食などの苦行を経て悟り、その輪廻から解脱することを目標としている。
 仮観とはこの世は目に見えるものが全てであり、だから享楽的に楽しんだもの勝ちという発想。

 (ちなみに、さっきから仏陀仏陀と言ってるが、仏陀とは目覚めた人を意味するので、正しくは一個人を限定した言葉ではない。
 勿論俺が言っている仏陀とは釈迦、及びゴータマ・シッダッタのことである)

 ここで仏陀、ロックだなと思うのが、王子という身分を尾崎豊的に捨てて誰よりも激しく苦行した点だ。
 結果的に6、7年して「これじゃ悟れんわ」つって辞めて乳粥を貪り悟るわけだが、誰よりも激しく苦行したから悟れたのではないかとすら思う。
 ここからは俺の考え方だが、いきなり中道、どっちでもないという道をとって人間が到達できる域などたかが知れてる。一辺を知ってこそ、程よい中間に気づくことができるわけだ。
 まぁ、あの見た目自体ロックだよな、そもそも。悟ってるくせにパンチパーマだぞ。(※違います)

 ちょっと正しい例えではないが、「昔ヤンチャしててさぁ」なんて言うオッサン、俺は勿論信用しない。「開き直るなクズ」と思う。丸くなるって言い方も嫌いだ。俺は開き直らないクズ。
 本気で尖ってた人は成長して「昔ヤンチャしてた」とは言わない。たまには語る機会もあるだろうが、それにしても自慢げってこたーねーわ。刑務所入っちゃうし。
 「ヤンチャしててさぁ」は論外として、多少なりとも尖ったことのない奴に、一体何が理解できるというのだろう。
 いや、そりゃー、別に殴り合いしろとか盗んだバイク走り出せって言ってんじゃないが、気張るポイントのない奴は何やったって芽の出ないヘタレだわ。繰り返すが、暴力や犯罪が気張るポイントと言ってるわけではない。
 大人しく働けと言いたいところだが、残念ながら社会の歯車になったとしても、ロクな性能じゃない。
 いい年こいてメンチ切ってるようなバカも勿論問題外だ。何事も程々が一番。しかしこれは別に、事なかれとか長いものに巻かれるとは全然、全く、これっぽちも違う。
 そこんとこ分かってない奴が多いですね。
 話がズレたので、仏陀の発言についてはまた改めて整理することにしよう。本当に話まとめるのが下手だな俺は。