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鳩 正義

Author:鳩 正義
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06 28, 2014 | 日常

 四日間旅に出るので探さないでください。
 帰ってくるのは水曜の朝。ヒョウ!
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Syrup16g

06 28, 2014 | カルチャー

 最近映画やアニメのことしか書いていないけど、そもそも別に映画に特別こだわりがあるとか、物凄い本数を見てるわけではない。ただのミーハーだ。脚本も、カメラマンも、製作総指揮の名前もろくに知らない。
 外野から好き勝手言ってる俄か。ミーハー以外の何者でもない。下手に知識だけ付けてて、頭でっかちこの上ないが、その知識も片手落ちがいいとこ……みたいな話をしようと思ってたんだけど、辞めます。

 だってSyrup16gが復活するから。

 まぁ落ち着けよ。Syrup16gというバンドがあって、それは2008年に惜しまれながら解散したんだ。
 それで、フロントマンの五十嵐隆は「犬が吠える」という新バンドを結成し、音楽雑誌の表紙などを飾りながら、まさかの音源も出さず、半年くらいでまた解散した。何がしたいのか。音楽でまでニート発揮する人間性がやばすぎる。富樫か。
 だから、騙されてはいけない。浮かれてはいけないんです。

 でも新譜七月に出るから。

 信じてもいいよね……いいよね!!!!!!!!!!!!!1111111
 Syrup16gというバンドは、音楽性としてはPoliceやU2みたいなギターサウンドに、UK風のナードなリフ、ヘボい歌声にえぐ過ぎる歌詞という、なんともアンバランスなステ振りのスリーピースバンドだった。
 耽美なまでに彩られたサウンドは退廃的かつ破滅的、その音像自体が日本のバンドでは非常に稀有な存在だった。
 大抵そういったバンドは気障だったり、洒落っ気出したりするもんだけど、このバンドはそれもなく。こういう言い方は嫌いだけど、非常にヒューマンで共感的だった。

 えぐすぎる歌詞というと、もうほぼ全曲そうってくらいの、シニカルでニヒルでペシミズムに歪み切った青年のクソみたいな生活が呟かれる。
 好きな一節が多すぎて到底紹介しきれないし、読む前に聞いてそして読んで頼むからって感じだけど、幾つか個人的な好みで取り上げる。

 「生きたいよ」
 後ろ向きLife style
 死ぬまでLow
 nobody like そんな
 beautiful
 生きたいよ

 「死ぬまでLow」て。そのあと「生きたいよ」だぜ。すごくよく分かる。
 ナンセンスな英語の使い方や駄洒落が炸裂するのも特徴。

 遊体離脱
 「考えすぎだよ」って
 あなたは笑った
 これは癖だから
 治らないんだ

 とにかくこの曲に衝撃を受けた。Syrup16gでRebornを聞いて、それからこの曲を聴いて俺の人生観と音楽観が変わった。カナダにいたときだから、16歳だった。
 自分と同じ人間がいるのか、という驚きと、あまりの希望の無さに救われたような気がした。当時からすれば、一年中やってた勝手な自己陶酔だけど。それすら自嘲気味に放っておいてくれる優しさに初めて触れた気がして……気持ち悪いな俺。やっぱここらで辞めとこう。
 それにしても、最近って時間が逆行してるのかな? この1、2年は特にそう思う。根底の歯車が逆回りしているような違和感というか、なんというか。
 まぁいいさ。明日を落としても、誰も拾わないことだし。

ピンポン

06 25, 2014 | カルチャー

 世界最速のスポーツ、卓球。
 君は漫画ピンポンを読んだか? 映画ピンポンを見たか? 松本大洋は好きか? 窪塚洋介は好きか? スーパーカーは好きか? いやそもそも、卓球を知っているか?
 どれか一つでも当てはまったら、ノイタミナ枠でやっていたピンポン THE ANIMATIONを見るべきだろう。
 まず、原作の漫画ピンポンは、紙面上において縦横無尽に飛び回る球(魂)を描いた快作だ。その驚異的なスピードは、自らの感覚で読んでいるはずの読者でさえ振り落とされそうなほどだ。
 そして卓球を通してしか自分の存在と意思を語れない不器用な登場人物たち。ペコ、スマイル、アクマ、ドラゴン、コンの選手たちは勿論、それを見守り、時にリードする卓球場タムラのオババ、顧問のバタフライ・ジョーこと小泉らの繊細なドラマ。
 スラムダンクがバスケ漫画最高峰なのは、別に絵が上手いからとか、話が熱いとか、そういうわけじゃない。
 ピンポンもそうだ。

 余談---------------
 そもそも松本大洋自体、おそらくサブカルというカテゴリに入る漫画家なのだろう。
 一緒にするなよ知恵遅れが、と声を大にして言いたいが、そんなことよりも
 松本大洋は王道だ!と宣言したい。
 どうせ絵柄で決めてんだろ? 中身なんかシコれりゃどうでもいいクソ豚なんだろ? あるいは漫画ってのは全部ドラゴンボールとかナルトとかワンピースだと思ってんのか。(別にこの三つが悪いわけでもないが)
 (良い)サブカル漫画っていうのは井上三太とか、古屋兎丸とか押切蓮介とかだろう。林田球も入るかな。弐瓶勉も個人的な好みでここ。
 浅尾いにお、とかが悪いサブカル。モテキ書いてた人とか? 中村光も最近こっち側になってきた。諫山創も、リヴァイ兵長のスピンオフが出たので、もれなくこっち入り。残念でした。
 知名度が週刊誌ほどではない、とか絵柄に癖がある、というだけでサブカルのカテゴリに入っている作品は非常に多い。 が、それらのうちの3割ほどは、週刊誌程度のものよりよっぽど濃く美しい。所詮、週刊誌もオリコンチャートだから。いいものもあるし、オリコンで尖ってる奴は頑張れって思うけど、やっぱり大半はCDよりもぐっちゃりと潰れている。ノイズが煩すぎるんだ、今は。
 つげ義春、山田花子(漫画家の方)、新井英樹、鬼頭莫宏、冬目景、沙村広明なんかは、カテゴリはサブカルでいいんだけど、サブカルって言葉がおこがましいくらいこう、粘っこいというか……サブサブカルみたいな感じじゃない?
 ちなみに荒木飛呂彦御大は、オリコンでサブカルして未だに結果出してる変な人です。ここテストに出ますよ。しかも常識人の皮を被っている。
 余談終わり------------

 盛大に話がズレた。
 では映画版。漫画の実写化か……しかも邦画で……という訳だが、これが超珍しいくらいドはまりしてるわけだ。
 同じく松本大洋原作の「青い春」も健闘している方なので、あの感覚を分かるクリエイターは下手なことしないっちゅうことでよかろう。
 「好きな漫画何?」
 「松本大洋!」
 「……サヨウナラ」
 っていう感覚も、あるけどね。こういうのが危ういから、本当にサブカルに入れるの辞めてほしいわけ。
 好きな芸人聞いてラーメンズって答えたら少し警戒するだろ? でもラーメンズに罪はない。面白い。そういう感じ。
 まずキャストが良い。複雑な人間性を持ち込んだキャラを、誰しもが存分に生きている。血が通っている。
 曲が良い。エンディングのYUMEGIWA LAST BOYなど素晴らしい。実は小六にこの映画を見て、スーパーカー好きになって、マイブラへと繋がっていくのだよ。そして轟音系に目覚めていく。スーパーカーじゃなくても、電気グルーヴの虹でも良かっただろう。そう言うとエウレカセブンになっちまうか。
 そしてスピード感。放映前、ニュースの宣伝で、まるで少林サッカーのような扱いで紹介されていたのを覚えている。いやまァ、いいよ別に。同列でも。少林サッカーも面白いし。
 しかし、順番が違うことは把握してくれ。CGのための映画なのか、映画のためのCGなのか。少林サッカーは前者、ピンポンはれっきとして後者だったのだ。
 なぜそうなるのか、それはもう明白。松本大洋が、表現のためならデッサンでもパースでも平気でかなぐり捨てるから。
 魚眼や広角等のレンズの扱いにも長けている。言うなれば、計算のレベルを感覚でやっているのだろう。いやインタビューとか読んだことないから知らないけど。
 結果的に、原作好きにも、原作を知らない人にも高レベルの作品を提供した稀有な作品だ。実写化として理想形だが、やはりそれは我侭というものだ。
 クドカンが余計なことをしなくて本当に良かった。妙な出演が荒川良々だけで済んでよかった。(いやこの人好きだけどね)

 そんな作品のアニメ化。1話を見た分では「ああ、松本大洋の絵が動いているなァ」程度の感想だった。鉄コン筋クリートでも思った。舐めてたんだよ。映画も良かったからな。
 しかし、2話、3話と見ていくうちに、俺は気付いた。「あれ、これ、もしかして、原作や映画に並ぼうとしている……?」
 その予感は当たった。オープニングのクレジットに「監督 湯浅政明」と出たのだ。
 湯浅政明というと、まず代表作に、ドリーミーな映像体験と躍動的なアクションを生み出した「マインドゲーム」がある。このアニメ映画が、大変素晴らしい。マッドハウスらしい絵柄のスタイリッシュさと、サイケデリックな色彩美は特筆に価する。
 次いでTVシリーズ、ケモノヅメ。これはまァぶっちゃけ酷い内容、最終話近辺なんか腐って淀んでんだけど、なんでか面白い。シリアスとギャグとサスペンスとホラー、それらが絵の具だったとして、キャンパスの上でぐっちゃに混ぜたようなものだ。で、それがなんでか綺麗だった、というね。抽象画ではないけど。
 要するに俺の好きな美学、そしてそれは松本大洋と非常に相性が良かったってことね。
 上述の通り、紙面上ですら見る側を圧倒するスピードを見せるピンポン。このスピードが無ければピンポン足りえない。
 映画はCGでそれに報いる形だったが、紙面が動くアニメではどうだ。同じ手法は通用しない。

 余談パート2-----------
 そもそもアニメにおける「速さ」。一段階上に押し上げたのは、俺の知る限りではマクロスだ。
 板野サーカスや、落ちる人をコクピットに招く際の空気抵抗なんかもすごい発明だが、一番すごいのは「速さにカメラが追いつかない」ということに尽きる。
 信じられるか? 被写体が見切れるって。これによってアニメは一段階も二段階も「速く」なった。
 また話が逸れるが、その速さの頂点がマクロスプラスの伝説の五秒だ。
 Macross Plus YF-21 vs X-9
 0:40前後から。
 素晴らしい。何度見ても打ち震える。というか、速すぎて何度か見ないと分からない。間違いなくセル画の最高傑作だ。この数秒のために116コマ使われているらしい。手描き時代だぞ。
 このアニメ自体尋常じゃない書き込み、フレーム数のシーンだらけで、ロボット好きなら一度は見るべき作品だ。マクロスといえば女2、男1という主人公の三角関係もお約束だが、シリーズの中でこの作品だけ男2、女1というのもキーポイント。これでこそガルドの最期が映える。「バーニィ!もう戦わなくていいんだ!」と同じさ。
 余談パート2終わり-------

 また話が逸れてきたので戻すと、ピンポンはこういった速さに対抗しなかった。CGらしいCGも使わなかった。どこまでも松本大洋の絵に乗った。「漫画のあのキャラが動いている!!」という、原始的な感動がここにあった。そして11話にして全てを描ききった!!
 映画の先の、漫画の終わりの、その先さえ見せてくれた。もう何も言うことはない……。
 この作品は、今までピンポンを愛した人に、新しい色を添えるだけでなく、更にその夢の続きまで見せてくれた。
 ペコは生きている! スマイルは生きている! 僕たちの血は鉄の味がする!! 
 傑作だ!! 1クールアニメの傑作だ!!
 ばんざぁああああいいい!!!

 熱くなっちまったな……。

あ、

06 18, 2014 | ライブ

 完全に刻血忘れてたけど今日ライブです。

2014/6/18(水)
goldenpigs presents
「ココカラハジメヨウ vol.3」

伊東和哉(東京) / 正義 / 乖離。/ タカノトモノリ / ふともも自殺

OPEN 18:30 START 19:00 adv¥1,200- / DOOR¥1,500-
PG / GOLDEN PIGS 025-201-9981

 俺二番手。9時半くらいから始めるよ。
 CDもなんとか間に合ったんだけど、これカラーコピーの方がいいな……と思って印刷したら、馬鹿高くなってしまった。3pというのが効いた。
 ので500円です。ごめんね。
 ジャケットこんな感じになった。
ERLKÖNIG jacket
 中々いいんじゃないでしょうか。アドルフ君が吹いてるのはケチャップ。絵が上手くなっちまったよ……。

 ERLKÖNIG(えあるくーにっひ)、魔王。収録曲。
 1.アドルフ
 2.まごころを君に
 3.ハロー・アゲイン
 4.It's motherfucker
 5.照る照る坊主の唄
 6.散弾銃、鉄の薔薇
 7.パレード

 結局梱包以外は全部自分でやってしまった。この一週間死ぬかと思った。マスタリングも絵描くのも一昨日終わったっていう。
 印刷と梱包したの昨日の夜っていう。駆け込みすぎる。追い詰められると出来る子です僕は。叩かれて伸びる子。褒めると折れる。
 歌詞は書いてないからブログ読んで。小さく書くと印刷で字が潰れる。代わりに超くだらないショートショートを書いてみた。情報量は無に等しい。きゃっ。あまりのクオリティの低さに鼻血が出る。
 ヨロシク。

家族ゲームとカセットふー

06 15, 2014 | カルチャー

 最近映画のことしか書いてないな。だって書かないと見たの忘れちまうんだもんよ。
 まぁでもこの映画はアレかね、評価がどうこうじゃなくて「絶対面白いから早く見ろ」「もう見たな」「じゃあもう一回見よ」ぐらいだし。
 いやただの端書というのもな……一応魅了された部分も抽出しておくか。

 家中がピリピリ鳴ってて、すごくうるさいんだ!
 俺この冒頭の台詞でイキナリ掴まれちゃったよ。
 まずタイトルが秀逸だって。家族ゲーム。
 原作は小説なわけだけど、世相を凄い速さで切り抜いたというか。ゲームってついてるからって、予告みたいに作中ピコピコ音が鳴るわけではない。
 家族ゲーム(1983) - 劇場予告編
 っていうか、この予告で良さ全部伝わるって言うね。やっぱ言うことねーや。予告で想像する話の三倍面白いから、見たこと無い奴は早く見ろ。
 松田優作演じる家庭教師のキレっぷりが素晴らしい。凄い役者だ。息子の松田龍平も、今の役者の中では好きな方。しかし父は偉大だ。
 シリアスとユーモアの橋渡しも素敵。描かれている心情は実はシャレにならないものばかりだけど、(エンディングは特に)それが笑いになってるというのがいいんですよ。
 途中、戸川純演じる、近所の奥さんが出て来るんだが、これがもう戸川純はまり役すぎて笑える。超ウザい。ウザかわいい。こういう人稀にいるよね……という。いやホントおっかしかったなァ。

 この映画の特徴の一つに、BGM無し、際立つ咀嚼音と嚥下音、というものがある。
 俺が心惹かれる作品はどれも、食事の場面が印象的だ。映画然り漫画然り。
 言うまでもなく、食事というものは日々の生活の営みの中で、睡眠同様欠かせない要素だ。おまけに一日三回もある。誰にとってもだ。
 これをどう描くか、というところに最もその創作家のセンスが出ると言っても過言ではない。献立は勿論、食器、テーブル等の調度品、食べる相手との位置、椅子の座り方、ナプキンの使い方、パンのかじり方、コーヒーに砂糖は何杯か、等々。
 キャラクターに現実味を持たせることも、個性を際立たせることも簡単だ。主人公(視聴者)に不愉快な奴だと思わせたければ、例えばクチャラーにすればいいし、貧乏ゆすりさせればいいし、店員に横柄にさせればいいし、口からポロポロこぼしたり、ナイフとフォークを必要以上にカチカチ鳴らさせればいい。
 食事は命を食べる、奪うという行為なので、それにどう向き合っているかでそいつの殆どが決まる、とも言える。
 逆に言えば、ここで魅力を出せない作品は駄目だ。絶対駄目。食事の場面がないなんて言語道断。(SFなんかは意図的に省いているように取れるが)
 当然だが、例えば物語の尺が100日だとしたら、300回食事のシーンを描けって言ってんじゃねーぞ。300回の中で1回はあるであろう印象的な一場面を繰り抜きなさい、ってことよ。

 そうだなー。ジブリ全般、特にラピュタなんか、すっごく分かりやすい。
 まずパズーの目玉焼きパンを、シータが食べるところ。シータのおしとやかな性格と、後先省みない冒険心(笑)が惜しみなく表現されているね。残りは食パンだけで食うっていう。
 で、空賊の親分ドーラね。もう分かっただろ? あの、ハムにナイフを突き刺して、引き千切るように食べるところ。なんだあのハム。食ってみてー!! ドーラの豪胆な性格が一目で分かる。そのあと食い物全部吹っ飛ばすし。

 バッファロー'66なんかで言うと、刑務所から出てきて、拉致した女の子を嫁と偽り、久々に実家に帰ってきた主人公。真四角の食卓を4方向から囲む、という変わったショットの奴ね。
 露骨すぎるほど親に愛されていない主人公だが、それでも悩むときの姿勢が親父とソックリだったりね。食事中でも母親はテレビでやってるアメフトに夢中で、団欒そっちのけ。
 こんな調子の家庭で育ったらそりゃひねくれるわ、と主人公の生い立ちを一気に視聴者に理解させる。この映画、無駄のない脚本や、BGMのイエスの使い方、ショットの見せ方も色々と面白い。今のところ、レオンに並んで僕が一番好きな映画だ。同率一位、いっぱいあるけどね……。

 で、家族ゲームに戻ってこよう。ご存知の通り、この家庭の食卓は狂ってる。4人家族、横一文字。
 これ!
 これです!
 食卓がおかしな家で子供はまともに育ちません! そりゃあ話だってまともに進みません!
 終了!!

ブレードランナー / ブラックレイン

06 09, 2014 | カルチャー

 父の日は来週だったよ。知ってたか諸君。俺は今日気付いたぞ諸君。父ちゃんマジ感謝。今日気付いた。

 ブレードランナー
 言わずと知れた、リドリー・スコット、及びSF映画の中で金字塔的作品。
 あまり数読んだわけではないが、俺は古典SF小説を読んでいると、奇妙な静けさに包まれる。話自体は派手でスケールがでかいはずなんだけど、肉感的で観念的なように感じる。事件や戦いそのものが淡々と流れていく。
 その感覚をこれほどまでに映像化した作品を初めて見た。原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。
 そもそも、SFというものはSF脳とでも言うような、ある種の勘、センスがないと理解しがたい。ロボット3原則やタイムリープもののパラドックス問題に代表される基礎知識もそうなら、先に述べた静けさを感じ取る能力がないと、真にSFを理解することは無い。特に古典SFは。
 似たようなものでサスペンス脳もある。俺はこれがない。犯罪の手口とかどうでもいい。文系は作者の気持ちでも考えてろよ。
 別になんちゃら脳が有ろうと無かろうと偉い悪いじゃないから、それは別にどうでもいいんだけど。分からないなら無理に見るものでもないよね。

 話の内容としては、人造人間に自我が芽生えて、自分の存在を認めてほしいと主張する、極めてオーソドックスなスタイル。この時代、その手の話メチャ多い。
 特筆すべきはアジア系の下町という猥雑な世界観と、画一化された近未来的世界観の融合したサイバーパンク。後のAKIRA、攻殻機動隊にも通じる舞台芸術だ。素晴らしい。
 中でも代表的なのが、屋台にて主人公が「4つにしてくれ」と注文するのに対し、店主が「2つで十分ですよ!」と言い合いする意味不明なシーン。あとで調べたら、これ本当に何故か有名みたい。俺も最初見て笑った。こういうとこが印象に残るかどうかがSF脳の分かれ目である。

 誰しもが心惹かれるであろうクライマックスのシーン。このシーンを指して、この映画が古今東西SF映画の中でも、最高峰の傑物であると言わざるを得まい。あんまり素晴らしいのでSF脳が無い奴でもすぐ理解いただけると思う。
 反逆するレプリカントのリーダー、ロイ・バッティを演じるルトガー・ハウアー。この役のために生まれてきたんじゃないかと思うほどの神聖さ、非人間ぽさ。

 「お前等人間には信じられぬものを俺は見てきた…
 オリオン座の近くで燃えた宇宙船や、
 タンホイザー・ゲイトのオーロラ…
 そういう思い出もやがて消える
 時がくれば…
 涙のように…
 雨のように…
 その時が来た…」

 これアドリブだって。信じられるか? アドリブでタンホイザー・ゲイト出てこねーよ。ロイ・バッティそのものだったと言わざるを得まい。
 「涙のように、雨のように」は少し意訳が大きい。原文は「like tears in rain」、雨の中の涙のように、という意味だ。言葉としては上の訳の方が美しいが、そちらのニュアンスも加味する必要がある。酸性雨の中で。
 それにしても、この台詞一発で、この映画は超新星爆発を起こして今尚光り輝いているようなものだ。SFって結構そういうの多い。
 フィクションがリアルを際立たせるのだ。虚構の果てに見える真実の美しさ。

 ブラックレイン
 リドリー・スコットつながりというより、松田優作目当てで見てみた。午前十時の映画祭でも見損ねたことだし。
 舞台を日本に移し、今度は大阪の街をブレードランナーばりの世界観に押し上げるという華麗な手腕には驚いた。
 マイケル・ダグラス演じるニックはアメリカそのものを象徴したような人間像に感じる。相対する高倉健も、日本人の美徳を体現したような人だしね。
 話の形態としては、一風変わったバディ・ムービーだが、悪役の松田優作が怪演過ぎてヤバイ。この頃の日本の役者はハリウッドにも劣らぬ立役者ばかりだった……それが何故今ではこんな下らんゴミ映画ばk(以下略
 主人公の相方が三代目ゴッドファーザーことアンディ・ガルシアなのも高ポイント。改めて思うが、爽やかすぎる。あんまりマフィアの親分って感じじゃないんだよな。この映画みたいに刑事役の方が合っている。
 まぁでも、印象に残るシーンっていうのは大体優作関連くらいだなー。話としては高倉健の成長の方が面白いし。俺にはニックが結構なタイミングでウザく感じる。ルックスは最高だけど。周りのキャラが良すぎるんだな。
 あと、何故か出演しているガッツ石松が意外とハマり役でウケた。内田裕也も出てた。ホント謎。

馬鹿≠女

06 08, 2014 | たわ言

 俺は女が嫌いだ。男はもっと嫌いだけど、女はバリバリ嫌いだ。分かるか? バリバリ。マジックテープじゃねーぞ。とにかくバリバリだ。
 何故か、と語る前に、三週間ほど前に間抜けなMCをしてる女がいたので、それを紹介しよう。
 内容があまりに間抜けなので名前ぐらいは伏せておいてやる。せめてもの情けだ。

 かいつまんで言うと、そいつは外食ばかりでだらしない食生活を送って体調を崩したらしい。で、自炊を始めるようになった。そして分かったことがあるらしい。
 「店で出る食べ物は、味付けが雑だから美味しい」んだそうだ。
 んー。
 高くて偉そうなだけで全然美味くないラーメン屋とかは、そうかもしれん。あるいは千葉にやたらとそういう店が多いのかは俺は知らない。
 特にコンビニ飯などは、味付けしたペースト状のなんかを、パスタとか肉とかに形を整えて詰めてるんじゃないか、と思うほど味がノッペリしている。
 美味い事は美味いんだが、部位によって歯ごたえや味の濃淡が変わったりもしないから、美味しい発泡スチロールを食べているような気になる。
 が、ファミレスも含めてそういった味付けは結局のところ万人受けなわけだ。日本人にとって。
 そういった味付けを生み出すために、何百回何千回と行われる研究とリトライの企業努力を「雑」の一言で片付けるのは、非常に類稀な知能の低さと言わざるを得ない。
 一応固定客というのが何人かいるような人なんだけど、「じゃあ君の歌は雑だから聞こえがいいんだね」という話ですよね。なんちゅうブーメラン。
 まず大前提として、「味覚がおかしい」「絶対いいもん食べたこと無い」「持論を述べようとして滑ってる」の3点が罰点ですね。
 あとこの人、間違いなく自称メンヘラだね。すぐ分かる。何故なら酒癖悪そうで、ややブスだから。
 自称メンヘラ、開き直ったメンヘラは性格が捻じ曲がりすぎてる上に、余計な猿知恵だけは付けてるから、一番周りに迷惑かける最悪なタイプ。おまけに反省もしない。
 こいつらはメンヘラでもなんでもない。ただの出来損ないだ。

 女性というものは、いいですか、男も勿論だけど、女性と言うものは、基本的に騙れば騙るほど落ちていく生き物です。絶対騙らないほうがいい。黙ってニコニコしてろ。100倍メリットあるぞ。
 よく酔っ払いのオッサンとかが「女はバカだからなァ」「女はすっこんでろよな」とか言ってるイメージあるけど、アレは全然共感できない。お前もバカだし、そもそも男女問わず9割ぐらいは致命的なバカだクソども。偉そうにするな。

 ここでタイトルをよく見てほしいんだが。限りなく女はバカに近いが、それを言ったら男だってほとんどバカだ。
 だから正確な言い方をしよう。女は素面で酔っ払ってるんだ。
 素面でも悪口で盛り上がるし、笑い声はでかくて周りを省みないし、結構下品な話も好きだ。テンションの上がり方も急激だし、話は全部感情論でオチもない。そしてヒステリー。酔っ払いそのものだろ?
 だから、あのー、友達としてはいいんだよな。俺も気分がいいときは酔っ払いにも話ぐらいは合わせるから、そういうときはお互いに楽しくオチのない話が出来る。それで馬鹿馬鹿しくなる悩みも少しはあるかな? だから能天気な女っていうのも、それはそれでいいんだよ。
 あとたまにホントに素面の女がいるが、それは女の中でマシなだけで、人としては普通だから。おまけに大体、能天気さも持っていない。女の良さ消滅。マジでフラット。
 なまじ最初話が通じるもんだから、「あれ、こいついい女かも」と思うかもしれないが、大体刺激がなくてつまんない場合がほとんど。今の牙抜けた男子には丁度いいかもしんないけど。
 これで輪をかけて面倒くさいのが、素面のふりしてる酔っ払いの女がいるってことな。
 こういう奴が間違いなく一番最低。さっきの自称メンヘラと似たようなものがある。というか、かなりの確率で被っている。
 女の自称メンヘラ率は結構シャレになんねーからな、気をつけろよ。清純そうな顔して堕胎してたり二股してたりなんて当たり前だからな、そういう奴。おまけに大体ややブス。不良債権か。ちなみに女は全員潜在的にメンヘラだ。例外は0.1%ぐらい。
 10人女がいたら、6人は酔っ払いで3人は自称メンヘラ、ようやく1人が素面ってレベルだ。1人いないかも分からん。20人に1人かも。ベロベロ。泥酔。
 だからモテる男っていうのは、要するに酔っ払いをあしらったら遊んだりするのが上手い奴なんだよ。で、あわよくばそのまま持ち帰ろうっていう、たまげた根気の持ち主。よくそんなに頑張れるな。素直に褒めたい。

 ……ああ本当に男も女も嫌いだね! 全ッ然分かり合えない! あいつらの下種すぎる感性には俺のピュアネスお咎めハートはついていけない! だって俺鳥だもん! ピーチクパーチク!

やべえ

06 08, 2014 | 日常

 えらい久々の日記になってしまった。待たせたな諸君。今日は父の日だぞ。知ってたか諸君。僕は今思い出した。父さんマジ感謝。今思い出した。
 だらだら近況を書くよ。

 実は次のライブでいい加減無料デモでも配ろうかと思い、せっせとジャケットを描いていた。さっき。
 チラ見せ。
 ジャケット線画
 横長すぎやしないかって? 心配するな、実際の尺はこれの1.5倍だ。長すぎやしないかって? 心配するな。
 重ね重ね言うが、僕は絵を描くのは好きじゃない。かといって写真を撮るのも面倒だ。どっかから拝借するのも気が引ける。頼む相手もいない。結果的に自分で描くことになる。なんだこれ。
 必要に駆られてやるっていうのは本当にかったるい気持ちになる。好きでやってるけどさ。僕の一番嫌いな言葉は「努力」! その次に「頑張る」! そして「練習」。ファックオフ。

 レコーディング自体は二週間ぐらい前、一番咳が酷いときに録ったものである。何故そんなタイミングで録ったのか。
 そういえば、そのらへんでMARTYRSのレコーディングを手伝ったな。ミキシングしたのは僕です。出来栄えに感動したら僕のおかげです。言い過ぎた。僕のおかかです。おにぎりで好きな具は鮭。
 味噌汁における塩ぐらいの活躍はしたかな。味噌じゃねーのか。塩ぐらいです。塩加減が絶妙ならなんだって美味い。おにぎりだって具無しでも成立する。言い過ぎた。

 日付で言うと三日前に
Goldenpigs presents
「メトロポリタンミュージアム」
三上 寛
w / サクラショック!(名古屋) / しょしょ / アンサボ / 言葉 翔

 これを見てきた。案の定みか蜜柑さんには体調が悪くなるほどやられた。
 一生分かんないじゃないかなコレ、と前回思ったンだけど、驚いたことに今回ちょっとだけ分かりました。2%くらい。人間ってすごいね。まァでも、見るだけだと一生では間に合わなそうだ。
 翔さんといえば、ゴールデンピッグス店長石塚翔というと、もしかすると僕は比較的嫌いなんじゃないかと自問することもあるが(具体的な理由はない)、言葉翔となったときには、前置き抜きに大好きと言わざるを得ませんね。ファン。風を送る。それはファン。非常にありがたいライブを拝聴させていただきました。
 サクラショック!さんが、名前のトンチキさとは裏腹に、超絶かっこよくてビックリした。それがショック!だった。
 ドラムとギターの二人でブッチャーズのような郷愁を伴う轟音をぶちかますのは、たまらんね。僕ァ好きだよ。そういうのが。

 『rock break』
クラッシャー中西 / 大宇宙能力少年団のごんちゃん / 金沢里奈 / ほか

 一昨日はこれ見に行ってた。クラッシャー中西さん目当てで。
 いやァ、めちゃめちゃ面白くて。正直クラッシャーさんだけで、三日前のライブ並みの元とったわー。あんなに笑ったの何年ぶりだろうってくらい。
 何十回、人としての道を踏み外せばあんなライブになるんだろう。
 真面目に分析するけど、視覚的な面白さ、要所要所でのダイナミックな演奏、予想外のハプニング、(多分)入念な仕込み、観客に第三者でいることを許さないスリル。エンターテイメントとして完璧です。
 特に、映画の感想なんかで何度か書いてるけど、「何が起こるんだろう」というスリルと、「普通に叩けば上手いのに」みたいな技術の二律背反が、一番人を楽しませるわけだよ。
 下手な芸人より全然体張ってるのもそうだし(演奏中、何故かスティックで自分の頭を叩きだす)(鼻血が出るぐらい鼻をスティックの尻でほじる)(シンバルに絶え間ない頭突き)、まずだらしない体型をあられもなく露出するっていうのは、もうそれだけで面白いじゃん。
 ウンコみたいなもんだよ。ウンコ面白いでしょ? 何歳になっても。世界レベルで面白いじゃん。言語分かんなくてもウンコはなんとなく通じるからね。お通じだけに。やかましいわ。
 いやあんな人が新潟にいたとはな。もっと表に出たらいい、というか、あの完成度でアウトサイダーはあまりに勿体無いよ。インサイドでアウトサイダーのさまを見たい。
 ごんちゃんが言ってたけど、最終的には「ジャズを叩きたい」んだって。
 へぇ。