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鳩 正義

Author:鳩 正義
Ghetto HP
Ghetto

出演-------------------
9/5@池袋adm

9/8@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

10/22@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

11/1@両国SUNRIZE

12月未明@両国SUNRIZE


チケット予約は下記メールまで。
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三月のライオン / 屍鬼 / 蛇にピアス / 黒いピエロ

01 28, 2016 | カルチャー

 三月のライオン
 邦画。ハチクロの作者の漫画とは関係ない、古いヤツ。将棋はしない。
 兄のことを異性として好きな妹が、兄が記憶喪失になったのをいいことに恋人だと嘘をついて好き放題する話。
 色々と非現実的で、エロスな童話と思ってよろしい。(元々童話自体エロスとかは置いといて)
 近親相姦ってこの頃の流行の一つだと思ってるんだけど、この映画の気味悪さは一体どこから来るのか……。
 所謂邦画の悪い処、良い処がモロに出ている。かったるくてジメジメして、声が小さくて滑舌が悪くて、モチーフを散りばめて説明不足で、それでいて、それら全ての演出の詰めが甘い。
 勘はいいんですよね、こういうの。ただいいのは勘と機材だけで、表現方法による裏づけが生半可だから雰囲気映画で終わるという。
 で、「珍しいもの好きな”アタシ”かっこいい」っていうバカな女に好まれるわけだ。まぁこれは知名度的にどうか知らんけど。
 話が逸れたけど、結構面白かった。ただ凄く面白い、心に残る、綺麗だった、また見たい、そのどれでもない。
 なぜなら詰めが甘いから。BGVにはいいかもな。

 屍鬼
 小野不由美の原作を、藤崎竜が超漫画アレンジしたヤツのアニメを見た。漫画は見てない。
 もともと十二国記も藤崎竜も好きなので、気にはなっていたがようやく見れた。
 かなりぶっ飛んだキャラデザインになっているが、元々登場人物が十二国記よろしくメチャ多い話なので、これは見分ける意味でむしろ良かったように思う。
 吸血鬼×バイオハザード(生物的災害)×ホラーという組み合わせだ。
 かなり、面白かった。

 僕好みのホラーの一つに、土着信仰が根付いた田舎の閉鎖空間、ってのがあるね。
 閉鎖空間は言うまでもなくミステリやサスペンスに欠かせない要素の一つなわけだけど、それを田舎というワードを組み合わせると、人間の脆さや醜さが露呈しやすくなるようだから。(手塚治虫の奇子なんかもそうだ)
 結局ホラーと言えど、人の業がなければピンと来ないのが日本人なんだねぇ。
 モンスターが出てくると「あ、そーですか」ってなっちゃうし。

 余談だが僕のフジリュー愛について少し語らせて欲しい…僕は封神演義だけじゃなくて、読切や打ち切りのワークワークやサクラテツやPSYCO+に至るまで全部好きなんだ。
 今のデザインも好きだけど、初期の絵柄もめっちゃ好き。ちょっとTHORES柴本や天野喜孝っぽい。(ちなみに天野喜孝で最もグッドデザインなのは吸血鬼ハンターDです。間違いない)
 勿論封神演義も好きだぞ、特に王天君が。太公望も少年漫画の中ではかなり異色、かつ魅力的なキャラだと思うんだよな。かなりいい性格してると思う。
 読み切りも皮肉の効いたSFが多く、「ドラマティック・アイロニー」「DIGITARIAN」「milk junkie」「伝染源」などは黒い笑いとニヒリズムに満ち満ちている。
 クラインの壺の発想の一部を、いち早く漫画に取り入れてるのも良い。
 ヒットしてるのが屍鬼と封神演義だけなのも当然というか、藤崎竜だけだと独自性と毒気が強すぎて、そりゃ大半は受け入れられないよって思う。
 サクラテツなんかは後半の迷走でメタフィクションを大々的に取り入れてたけど、如何せん駆け足すぎて全員が置いてけぼりだったのでは……。
 ワークワークもゾロアスター教なんか持ち出してたし、主人公が人間味なさすぎて不気味だし、かなり狂った脳みその持ち主だと思うなぁ。そこがたまらねえ。

 蛇にピアス
 今更読んでみた。
 内容うっす!!
 1時間半ぐらいで読み終わっちゃった。
 まぁ時間は重要じゃないんだけど、しっかり読み込んでこれというのは……これなら蹴りたい背中の方がまだ面白かったよ。
 モチーフは刺激的だし、登場人物の心の機微にも何かしらあるような気がするのだけど、
 気がするうちに終わってしまった。
 つまらないわけじゃなかったんだけど、なんだろう、この深みのない感じは……不思議だ……。

 黒いピエロ
 ロジェ・グルニエっていうフランスの人が書いた小説。
 まぁ、なんだろ、同級生の金持ちのデブに劣等感を抱き、うら若き乙女と恋をして、失恋して、戦争に行き、復員して年老いて、思い悩んだり変わらなかったりする。
 主人公の故郷のサン・マルタンでは毎年秋にサーカスの集団がやってきて、催しをする。その中でも主人公が注目するのが黒いピエロとメリーゴーランド。
 この話はメリーゴーランドに始まり、メリーゴーランドに終わる。特筆することは何一つない。
 外界に、世間に、社会に、他人に、恋に、ひたすら怯え続けた少年が歳を経ていく姿を、丁寧に丁寧に描いた作品。
 それこそメリーゴーランドに乗ってゆらゆら回るような話だった。
 エキサイティングなことは特に起こらないけど、景色がゆっくり変わっていく。そんな感じ。
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道化

01 18, 2016 | カルチャー

 ピエロが好きなんだけど、諸説入り混じってて分かりにくいので自分なりに整理してみた。

 まず道化師はクラウン(日本で言うピエロ)とジェスター(宮廷道化師)の二つに分かれる。
 ジェスターは王族などに仕える職業芸人。犬猫のような立ち位置だったそうだが、唯一支配者層に物申すことや失礼な発言を許された特異な立ち位置でもあった。神話のトリックスター(北欧神話のロキとか)のようなものだ。
 物語を語ったり、歌や音楽、アクロバットやジャグリング、奇術など様々な芸を会得していたらしい。
 トランプに描かれるジョーカーはこちら、ジェスターの方の道化師。ちなみに他の絵札は王族。
 ジェスターの中で最も著名なスタンチクという人物は、政治哲学への造詣も深く、単なる芸人を超えてご意見番的な役割として支配者層でも一目置かれていたそうだ。
 服装は全身タイツでおどけた帽子、顔の変装は控えめのようだ。

 対してクラウンは大衆喜劇、曲芸の中継ぎとして生まれた。一般的に思い浮かべるピエロは此方。
 ジェスターが歌や物語など知的なユーモアを用いて一定の地位を確立していたのに反し、クラウンはスラップスティック的な面を持ち庶民的だ。
 また、実はサーカスの中でもあらゆる芸を習得した、最も優れた芸人がクラウンの役職に付くそうだ。
 他の曲芸が目を見張るものに対し、クラウンはわざとそれを崩した下手な芸やパロディを行うため、真っ当に行うよりも危険で高レベルな技術を要求されるからだろう。
 またクラウンの中にピエロというポジションがあり、これが混同されている。
 クラウンの意味にはのろま、ばか、おどけ者、おどける、ふざける、田舎ものなどの意味を含むが、特にその中でも間抜け、おろかな面をデフォルメした存在と考えればよいか。
 クラウンとピエロの細かな違いは、メイクに涙マークが付くとピエロになる。涙のマークは馬鹿にされながら観客を笑わせているがそこには悲しみを持つという意味を表現したものであるとされる、らしい。

 道化師の原型はコンメディア・デッラルテという、主に旅芸人たちが演じた仮面を使用する即興演劇に散見される。イタリアかな。
 この喜劇の登場人物たち、劇団によって細かな差異、統合や分裂はあるが、おおよそ物語に基本とされるキャラクターや性格の原型にもなっている。
 どの物語にも固定のキャラクターを登場させることで、各人物がどのような役割を持ち話を展開させるかを聴衆に分かりやすく伝える、という非常に機能的な面を持っている。
 台詞を言いやすいように鼻から上だけの仮面を用いて演じる。
 手塚治虫のスターシステムと同じ作用だ。
 これも大分煩雑としているが、各キャラクターの持ち味が面白いのでいくつか取り捨てしてまとめる。
 おおよそ以下の4つの人物がレギュラーとして存在する。

 アルレッキーノ
 所謂主役のトリックスター。軽業師、道化師。ペテン師だが、極悪非道ではないという性格づけをされている。
 機転の効いた振る舞いが多いが、その場しのぎのため、後でしっぺ返しを喰らうことも。
 フランスではアルルカン、イギリスではハーレクインとも呼ばれている。
 他の登場人物を打ち据えるためのバトン(後のスラップスティック)を持っている。
 猫の面を被り、赤・緑・青のまだら模様の衣装を着ている。この模様は、デザインの古いモチーフの一つとして今も残っており、道化の衣装の起源とされている。
 アクロバティックな動きと当意即妙な台詞回しを持つため、嫌でも目立つわけだ。

 コロンビーナ
 コロンビーヌとも。インナモラータ(後述)に仕える女の召使い。アルレッキーノの恋人。
 肉体的魅力で周囲を惹き付けるお色気担当。無学だが生まれながらの知恵を持っている。ぼろぼろでつぎはぎだらけの服を着ている。
 アルレッキーナと呼ばれることもあり、その際はアルレッキーノと同じようにまだらの道化服を着用する。通常は、仮面を使用しない。(ルックス重視?)
 小道具としてタンバリンを持っていることがあり、パンタローネがしつこく言い寄ってくるのをかわす目的で使用することもある。女性が演じる役。
 複数の面で女版アルレッキーノと言える。アルレッキーノ同様物語をかき回す役目にあるようだ。
 当時、女性が演者というのは相当に掟破りだったらしい。

 イル・カピターノ
 語義は「隊長(the Captain)」。かつての戦士。戦さでの手柄を自慢しており、人々の尊敬も集めているが、その手柄は別の者が立てたもので、実は臆病者という設定。
 衣装としては軍服を着ることが多い。パンタローネがカピターノの娘と結婚したがっている、という状況が描かれることがある。
 見栄っ張りな臆病者だが、こういう人物がいないと話が転がらんのだろう。

 パンタローネ
 金持ちで、欲深で、色欲旺盛な老商人。鉤鼻で、とがったあご髭。
 男らしさと精力の象徴として大きな股袋(コドピース)を股間に付けている。
 役柄として、インナモラータの親とされたり、イル・カピターノやイル・ドットーレの友人や商売仲間とされたりすることがある。
 パンタローネによる商売の計画が召使いザンニ(召使キャラの原型、後にアルレッキーノや下記プルチネッラなどに細分化する)によって妨害されるのがお決まりのパターン。
 要するに意地悪でスケベな騙され役ということだ。
 イル・ドットーレ(語義は「博士、医者」)という別人格も派生している。こちらは黒服に短い外套を着た饒舌なインチキ学者。

 以上4つ。ピエロに関係有りそうなキャラだけ抽出した。
 他にも多彩なキャラクターが登場するが、雑多なので知りたい人が勝手に調べてくれ。

 インナモラーティ
 これは役割ではなく、物語の中で恋をする若者達のこと。恋の成就に困難が立ち塞がるが、最後には結ばれる筋書きで演じられる。
 男をインナモラート、女をインナモラータ(コロンビーナはこいつに仕える)と言う。マスクは被らず、脚本の指定がない限りは、最新のファッションを着用する。歌や楽器演奏や詩の暗唱を求められることがしばしばあるため、演者はそれらにある程度精通しておく必要がある。

 そして冒頭のアルレッキーノと、以下2つのキャラクターの要素が混ざり合ってピエロ、クラウンというキャラクターの雛形が誕生したそうだ。
 プルチネッラ
 猫背のだまされやすい男。
 鷲鼻の黒いマスクを被り、白い外套を着ている姿で現れることが多い。この外套がピエロの衣装に受け継がれているそうだ。
 フランスにおけるピエロの起源を、このプルチネッラとする説もある。

 ペドロリーノ
 現在ではピエロとして知られるキャラクター。
 白いマスクを被った夢想家で、繊細な性格。召使い役で現れ、物語を引っかき回したり、インナモラーティの恋の仲立ちをしたりする。
 愛嬌ポジション?

 要するに道化師と一言でまとめても、ピエロ、クラウン、ジェスターとおよそ3つのキャラクター、役割が存在するという事だ。
 主に衣装の違いがあるが、その性格は少し頭は足りないかもしれないけれど純真で夢想家、その実一番の努力家で聡明、というイメージで相違ない。
 見た目の恐怖感も含めて、愛くるしさに満ち溢れた存在だと僕は思う。
 今の世の中にはピエロが足りない。

告恥

01 16, 2016 | ライブ

 1~3月の出演です。左側のものがかなり見にくい(醜い)ので、一旦整理。

2016/1/19(火)
両国SUNRIZE
【フロアコギ鑑賞会】
op:18:00 st:18:30  adv:¥2000+1D door:¥2500+1D
アライ先輩 / 日サロ斉藤 / むらこ
性闘士準矢 / お嬢と六弦 / ひとりじゃできないもん
シンゴスターズのシンゴテツミ / 鳩 正義
乖離。 / きむらはやと

※アコギのフロアライブだそうです。どうなることだか。

2016/02/01(月)
両国SUNRIZE
【体内時計ギグ】
- 演奏時間20分強制終了(鬼) -
op:17:30 st:18:00 adv:¥300+2D(¥1200) door:¥28800+2D(¥1200)
【メインステージ】
Nothing to 18 / Ghetto
MUSHA×KUSHA / ザ・キャメルズ
Blank. / ユメイハダカ

【サブステージ】
長崎リサ(Boggie bobbies) / 巌汰・G・くらっしゃー
シンゴスターズのシンゴテツミ / ムッシュ
etc...

【司会】
シャーク荒井

【FOOD】
ミスターウィンナーオジサン

※当日の料金で入らないで下さい(笑)
※事前のご予約をお勧めいたします(笑)
※ご飯タイムあり
※各出演者20分ステージで強制終了いたします!!!

 ※気がついたら大分おかしなイベントになっていた。
 当日料金見間違いかと思ったが、何回見ても28800円……ディナーショーかよ!

2016/02/07(日)
鷺ノ宮Art Space&Cafe MUSA
アンデパンダン・パーティー

 ※鳩正義ソロ 狂ったイベントが続く中、まともな出演でホッとするばかりです。

2016/02/13(土)
両国SUNRIZE
SUNRIZE さわ presents
【Until SUNRIZE】
op:24:15 st:24:30 adv:¥2000+1D door:¥2500+1D
【バンド】
8islands / PianoShift
Ghetto / リビドーと悪魔

【DJ】
yucco(渋谷のスカイツリー) / doggspin(from福島)

【RAP】
BIO(from福島) / WEEDY
Libera / MEGALON

【エアギター】
宮城マリオ / 巌汰・G・くらっしゃー

※昼 or 夜 も来てくれたお客様、さわから おすすめドリンク、プレゼント!!!
※出演バンドの音源を持参されたお客様、1Dプレゼント!!!
※両国サンライズのブッキングを勤めるさわちゃんの誕生日イベント、サタデーナイトフィーバーですね

2016/02/23(火)
新潟Live&Cafe BAR 桃源郷
ゲッツタカノ presents
open/start adv/door
ゲッツタカノ
鳩正義
チバ大三
未定

 ※まともなイベント(?)でホッとする出演パート2。凱旋ですね。みんな祝ってください。

2016/02/24(水)
新潟GOLDEN PIGS BLACKSTAGE
goldenpigs presents"坩堝"
OPEN 18:00 / START 18:30 ADV.¥1,500- / DOOR¥2,000-

Ready to Pray(仙台) / チバ大三(東京) / 鳩 正義(Ghetto / 東京)
GILL VAN BREAK / ほか

PG / GOLDEN PIGS 025-201-9981

 ※まともなイベント(?)でホッとする出演パート3。凱旋ですね。
 みんな僕の成長のしてなさを目の当たりにするといい。

2016/2/26(金)
両国SUNRIZE
【デッド オア ジョイ】
op:24:00予定 st:- adv:¥- door:¥400+1D
【DJ】
DJ マリオ / ホシノ☆ユウキ
yuichi(TEN-SIN) / 鳩正義
川﨑洋輔(exポラロイズ) / DJ シモの世話
atwallat図 / etc...

【GUEST DJ】
yucco(渋谷のスカイツリー)
※DJイベント、土曜になった瞬間スタートかな。まさかの初DJやります。選曲どうすっかな……。

2016/03/11(金)
新潟GOLDENPGIS YELLOWSTAGE
「手紙」
OPEN 18:30 / START 19:00 ADV.¥1,000- / DOOR¥1,200-

Tears Of Cameleone / 言葉 翔 / YUKE / 村男(東京)
山口 進(夜ハ短シ / 東京) / 和田全孝(京都) / Ghetto(東京)

PG / GOLDEN PIGS 025-201-9981

※今度はGhettoで初凱旋です。この日この場所この時間を共に過ごしませんか。

 四月ぐらいにポックリ逝ってるんじゃないのか僕は。

美貌録3

01 16, 2016 | ライブ

2015/12/31(木)
両国SUNRIZE
【太陽際2015】
-3DayZ-
op:15:00 st:15:30 adv:¥1000+1D door:¥1500+1D
アライ先輩
乖離。
鳩 正義
きーさま
キャメル高橋
巌汰・G・くらっしゃー(エアギター)
河先健
ジャスミン花子
かめ&もえてぃん○
KEI
しーな
さわと愉快な仲間達
ANN MARY
佐々木祐紀
ジェームス
小泉星

リナ
7丁目の小林灯
DEATH-BOON
D門

セットリスト
1.セミナー
2.フィロソフィー
3.黒い雨

2016/01/05(火)
三軒茶屋へブンズドア
open/start 18:30/19:00 前売\2,000 当日\2,300

Ghetto
竹花 英就
Kz
ド真ん中ズン
アサカワアサシン
※Ghetto、ピアノとギターVo編成です

セットリスト:『ブラックレイン』
1.Hallelujah
2.ダンチノコ
3.フィロソフィー
4.黒い雨

悪童日記 / 12モンキーズ / ピエールとクロエ / 夏の庭 / ミスター・ノーバディ

01 14, 2016 | カルチャー

 本を読むのが早くなった。
 前は丸一日、下手したら3日、いやいや1週間、そろそろ間が空いて初めから読み直す羽目になりまた挫折し読了せずに…とかなんとか。
 月曜から一日一冊のペースで読んでいる。今日は映画を見てたらこんな時間になってしまったが、まだ間に合うだろうか?

 悪童日記
 意図してかせずか、時代や舞台の説明はかなり省かれているので、そのようにあらすじを説明する。
 ”大きな町”から戦争の疎開として、小学生低学年~中学年(多分)ほどの双子は”小さな町”の中でも、外れの家に住む祖母の家に預けられた。
 この祖母は自分の夫を毒殺した噂があり、町では魔女と噂されていた。口が悪く双子は容赦なくこき使い、双子の母が送る仕送りを全部かっぱらい服とかなんとかは全部隠す、ぐらいには性格が捻じ曲がっている。
 主人公の双子は一貫して「2つで1つ」という描かれ方をされており、作中で個々の名前が出ることもない。2人とも極めて容姿端麗らしく、話の中でもそれは効果的に作用する。また、知性や記憶力、人格も常軌を逸している。
 戦争や厳しい家業、現実を生き抜くため、双子はトチ狂った訓練や習熟を繰り返して成長していく、という話。この本自体も双子が訓練の一貫でつけた日記、という体をとっている。
 「みたいな」「○○が好き」等の感情は主観によるので不適切、という判断で潔癖に廃絶されているが、多少なりとも心情の読める描写を残してあるのが憎い。その部分が、より輪郭を持って浮かび上がってくる。

 タイトルからして、てっきり無慈悲な子どもが悪行を繰り返す話かと思ったが、それは違った。
 双子は残酷ではあるが無慈悲ではないし、恩義にはきちんと報いている。それも双子なりのやり方であるが……。
 かなり性的倒錯、ホロコーストや障害差別の要素が強いので、その辺のニュアンスを加味したタイトルだろうか。
 一言で言えば映画「禁じられた遊び」だな。
 中々面白い本だった。映画化もしてるらしい、出来もいいそうだがそれは、まぁ、機会があれば。

 12モンキーズ
 伏線張りまくり、そんで伏線回収しまくりのタイムスリップ映画。
 ”12モンキーズ”という謎の軍団がばら撒いたウィルスで人類が90%死んだので、その軍団を囚人のブルースウィリスが過去に遡って解明する、という話。
 タイムトラベルと陰謀論を組み合わせたような話。
 雑に言えばテイストはドニー・ダーゴみたいなもんだ。

 かなりトリッキーな展開をしてくるが、話自体はシンプルだし見やすい。ただ疲れる。僕はこういうのは見直さない人なので、一回で画面に映る要素諸々を全部頭に叩き込むから。
 スッキリもしない。なんでかというと、回収される伏線のうち解明されないものがいくつかある。
 ヒロインが何度も未来から来た主人公のことを「見覚えがある」と言うのだが、その理由が全く、これっぽっちも説明がない。他はくどい位に繰り返したり画面で見せたりするくせに。
 で、ネットで他の人の解説を見てみたら「ツインソウル」とか説明されてたりする。バカか。こじつけんな。こういう小難しい(風の)映画の批評って頭悪い奴ばっかりで苛々する。

 ストーリーが目まぐるしく展開するので、そういうのが好きな人にはたまらないでしょうね。
 結構面白かった。オチもウケた。ヒロインとのロマンス部分はもっと色々どうにかできたと思う。

 ピエールとクロエ
 この本を読む前にバカなヤツらは皆殺し、という本を読んでたのだけど、まぁーこれが子供騙しなクライムロードムービーもので、半分ほどで心折れた。10代が読むにはいいかもしれないが……。
 だからなんとなく平和そうなヤツを読むことにしたわけだ。

 夫に不倫されて捨てられたクロエは絶賛傷心中、義父のピエールに連れられて田舎の別荘まで。
 そこで寡黙で亭主関白でくそオヤジと思っていた義父から、昔話を聞かされる。
 基本的にこれだけ。3分の2は暖炉の前でずーっとピエールの昔話を聞かされる。
 結構面白かった。終盤感動的な部分もあったし。

 それにしてもまぁ、フィクションの中で「大人の恋愛」って、形はどうでもこんなに世の中に提示されてるのに、現実で「大人の恋愛」って殆ど存在しないのかね?
 もうちょっと口説くとか嘘つくとか、会話とかそれぞれのスタンスや美学や、言い訳や保身がしっかりとあってもいいんじゃねーの。
 「どいつもこいつも恋愛マスターみてえな顔して、てんでモテないクソばっかじゃん」ってことです。
 やっぱり世の中の9割はブスとブサイクなんだなーって。中身が。
 まァ、僕には関係のない話だ。

 夏の庭
 近所の死にそうな一人暮らしの爺さんを、ズッコケ3人組みたいな主人公たちが見守る話。
 ああこれすごく良かったです。心のビタミン剤。瑞々しい山葡萄のような……。
 みんな読んだほうが良いです。本当に良すぎてそれしか言うことない。以上です。

 ミスター・ノーバディ
 シュレディンガーの猫を、人の人生になぞらえて映画化した作品だね。
 テロメアだかを改善して人類が死を克服した未来、唯一不死の手術を受けてないヨボヨボ主人公が、死に瀕して過去を回想する。
 催眠術で、いきなり生まれる前まで退行するのがユーモラスだ。
 その後両親が離婚し、父と母どちらについていくか、で人生が分岐する。その後数々の選択肢で枝分かれしていく複数の人生を同時に描いていく。

 割合がロマンス7:SF考証3ってとこなので、僕も気楽に見てたがそれでも殆ど混乱しない。主人公のどの人生も、かなりの部分をすんなり把握できる。
 かなり入念にプロットと画面の統一感が計算されてる。凄いなぁ。もっと話題になってもよかったのでは?
 シュレディンガーの猫にくわえ、バタフライ効果や時間の矢、エントロピーやビッグバン及びビッグクランチなどにも触れているが、事前に「そういうものがある」程度の知識があった方が話には集中できるだろう。

 この映画の主張の一つは「人生のどの選択が正しいとか、間違いとか、それは重要ではない」だと思う。多分……。
 だから小難しいことは置いといて、しっかりと正面から画面を見据えれば、この作品のエンディングがとても素晴らしいものであるという気持ちが心から湧き上がってくると思う。
 エンディングの主人公の一言は、強いて言えば「全部正しい」と言っているのかもしれない。いい映画だった。

ねお嫌

01 08, 2016 | 日常

 新年空けても順調にほったらかしの、このブログを見ている永遠のスター・チルドレンども。あけましておめでとう。
 去年は色々世話になった、今年も沢山世話になるし迷惑もかける。風邪はうつす。土産は持たない、手ぶらだ。
 せめて僕の鉄のように冷たい掌の温もりで、ほんの僅かでも返盃できたらいいなと思う。よろしく頼む。

 新年と言っても特に言う事はない。なんにもない。愛も変わらず空蝉だ。
 まずは2月下旬に新潟プチツアーと、3月11日に再度遠征を企んでいる。会いたいな。
 大騒ぎしよう、この遊びは終わらないし、こんなに楽しいこと他にないんだって、他の誰が言う?
 僕が言うのだ、君が言うのだ。
 焼けた喉で、愛も変わらず吹けもしない口笛を吹きまくるさ。