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鳩 正義

Author:鳩 正義
Ghetto HP
Ghetto

出演-------------------
9/5@池袋adm

9/8@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

10/22@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

11/1@両国SUNRIZE

12月未明@両国SUNRIZE


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se7en / es / 青春の殺人者 / ウルフ・オブ・ウォール・ストリート / Sink / アンダーカレント

10 16, 2016 | カルチャー

 se7en
 ブラット・ピットとモーガン・フリーマンのサイコ・サスペンス映画。
 「え、今更?」そう、今更見ました。
 めっちゃくちゃ面白い。サイコサスペンスってこの作品当時、90年代半ばってメチャ流行ったじゃないですか。
 パッと思いつくのは今敏のパーフェクトブルーとか。
 そんで僕はそいつがメチャ好きなんですよね。
 無駄のない脚本に敬服した。あと何よりモーガン・フリーマン。
 このオヤジが出てくるだけで映画の価値が150%増しぐらいにはなるね。
 よく出来た話が見たいときにうってつけだ。

 es
 アメリカで実際に行われたスタンフォード監獄実験を基にした映画。
 「え、今更?」そう、今更見ました。
 後半は映画っぽく過剰に盛り上げすぎと感じたけど、概ね先が気になるスリリングな展開で楽しめた。
 主人公に協力してくれる人間がアツいね。こういう展開がいかにも創作チックだけど、見てて力が入る。
 多くの人間は着込む服に性格すら左右されてしまうのだろうね。僕とて例外じゃない。僕もダサい服着てたら自信無くす。
 なんならもう、この映画見て思った感想は「オシャレって大事」ってことだね。

 青春の殺人者
 若い頃の水谷豊が親を殺して破滅する映画。
 言ってしまえばそれだけなんだけど、この気持ち悪い手触り、昔の邦画、というか日本人の中に渦巻いていた熱情と気狂いさを感じるね。
 とりあえず、太陽を盗んだ男を撮った監督の処女作なんだけど、コレの方がよっぽどカルトだな!って。
 とにかくヒロインの大根っぷり以外、役者の怪演っぷりがすごい。みんな狂気染みてる。監督の狂気が感染してんのかな。
 格別、市原悦子演じる母親のクレイジーっぷりが凄い。ドン引き。そりゃこんな母親じゃ息子は頭おかしくなるよ。
 胃もたれするほど邦画、親殺しという厄介な題材を華麗に描いた怪作。
 水谷演じる主人公が、意図してか分からんが、たまに強烈な棒読みを炸裂させるのが笑える。本当に酷い。
 これがこの時代のユーモアというか、ある種の若者のヒューマニティだったのだろうか? ま、それは興味ないや。

 ウルフ・オブ・ウォール・ストリート
 実在する実業家をディカオプリオがノリノリで3時間演じる映画。すげーノリノリ。
 常に薬をキメ、常に女とヤリまくり、常に豪遊し、常に荒稼ぎする。
 大金を稼ぐ人間は皆頭のネジがぶっ飛んでるが、まさにその典型、といった感じ。
 これにビジネス的に啓発されるような奴もいるかもしれんが、僕からすればただのブラック・コメディ。
 ”仕事”も”カネ”も一種のドラッグ、あるいは宗教と同一と皮肉ってるかのような、スコセッシの視点が痛快。

 ジャンゴ 繋がれざる者
 タランティーノなりの西部劇。これも3時間近くある。
 続・夕陽のガンマンへのオマージュが散りばめられてるそうだが、分からなくてもそれなりに楽しかった。
 タランティーノ節は少し大人しめに感じたかな。派手なドンパチが意外と少なくてションボリ。
 折角のカタルシスなんだから、後半もっと撃ちまくってほしかった。相棒が犬死にした印象が強かった。
 トマトジュースが爆発したような異常な出血量と血飛沫の弾け方はとてもグッド、痛快だったね。
 こういう悪ふざけに一番タランティーノを感じたかな。キルビルに輪をかけた感じ。
 全体的には面白いんだが、やや冗長、そのくせ銃撃戦は短い、の二点で大きく格を下げるな。単なる娯楽作品に落ち着く。

 Sink
 「ぼのぼの」で有名ないがらしみきおのホラー漫画。全2巻。
 まずこの人の描く人間を初めて見たけど、意外と板垣恵介っぽい絵柄なんだね。
 難解かと思いきや後半でメチャクチャ分かりやすい解説が入ってきて、すんなりと話に決着がつく。親切極まりない。
 もっと引き摺るタイプのえぐい話かと思ったが、そんなことは無かった。気分のいい漫画でもないが。
 うーん、サラッと読んだから、よくある物質主義の社会に警鐘を、的なメッセージの印象が強い……。
 そんなありきたりなことが言いたいんじゃないんだろうけど……。
 ぼのぼの好きが読んだら、確かにギョッとするかも。って具合。

 アンダーカレント
 これは一巻で完結の奴。これ中々良かった。
 夫が突如失踪した主人公は、失意の中親から継いだ銭湯を経営していたが、仕事を手伝ってくれる男を組合から紹介してもらうところから話が始まる。
 プロットが地味ながら非常に巧妙で、かつコマ割りも丁寧でページ一枚一枚の完成度が高い。
 ささやかな笑いやふとした悲哀を織り交ぜながら、穏やかなのにグイグイと進めていく巧みなストーリーテリング。
 寄生獣の話の進め方とよく似ている。キャラの魅力で話を進めるのではなく、話の進行に必要なキャラを配置していく、というタイプ。
 どちらがいいというわけではなくが、中だるみや子供騙し(悪い意味ではない)的な演出を排除するとなれば、自ずとこういう手法になるんじゃないだろうか。
 特に後半の伏線回収と、登場人物たちの気持ちの収束の仕方がとても気持ちが良い。ここまで手際のいいまとめ方は凄いな。
 変に話がいやらしくなったりしないのもいい。後ろめたさと言うものが全く無く、サーッと引いていく波の美しさ。
 時折こういう漫画があるけど、ホント、こんな漫画だらけならいいなあ。

 ついでに言いたいけど、漫画好きほどこういう漫画を読んでないから、というか多分目利きがクソなんだろうな、だから漫画好きって下劣で嫌いだよ。
 この世で一番”漫画”ってものに凝り固まってるのは漫画好きだよね。漫画しか読まないんだもん。
 漫画しか読まない奴に漫画好きは名乗って欲しくないね。漫画だけじゃ漫画は理解できないよ。
 書籍も映画も絵画も写真も音楽も漫画も嗜んでのアートだよ。どれか一つで出来るものなんて大したことないね。
 ま、飽きて忘れてケツ拭く紙にでもなるのが理想ってなもんなら、それでいいけど。
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I wish your happy dying

10 16, 2016 |

 青い、仕立てのいいシャツを着ていた。
 裾には今朝ぶつかったサラリーマンを殴ったときの吐血がこびりついて、俺は機嫌が悪かった。

 何かいいことがあるような気がしていた。誰かが俺に被せた理想を、叶えるのも悪くはないかなって思った。
 車のラジオは壊れていて、しばらく音楽のない生活が続いていた。
 車でいけるところまで行って、車内で眠って、腰が痛くなって、差し込む朝日の暴力的な光量に目が覚めて、メンソールのガムを噛む朝だった。
 同じような毎日だった。同じようなビールだった。同じようなカルパスだった。同じようなセックスだった。沈黙。
 こんな奴とイヤホンを分け合って聞きたかなかった。体の端の方から腐っていくような気がする。
 作業着のケツ。
 レースのパンツの紐。防虫剤の匂い。
 そういえば、蟷螂の雌は産卵したあと雄を食べるんだったか。

 事務職の女は何かいいことがあるような気がしていた。
 いつものようにエッグトーストを焼いた。
 いつものように無駄毛を処理した。 
 いつものように化粧をした。いや、その日は少しチークが多かった。
 自分の商品価値を高めることに余念がなかった。
 それはブランドのバックではなく、フェラガモの香水ではなく、流行りの歌ではなく、知識と教養はむしろ男のプライドを傷つけるばかりだということも掌握していた。

 ブラジャーのホックを軍用ナイフで切った。
 そうだな、親指の方が簡単に切れた。存外に布は着るのが難しい。面よりも筒状の方が、切る力が逃げにくい。

 今日も同じ錠剤を飲んだ。最初は効果があったような気がするが、今ではもうさしたる眠気も誘いはしない。
 成分を濃縮したレモンという品目を変えてからは、仄かな眠気を通り過ぎたあとはむしろ、強烈な多幸感で手足に力が入らない。
 レモン、それはやはり爆弾だろうか。凹凸のついた表面を流れ落ちる、瑞々しい雫のイメージが清涼感を呼び起こす。
 それはうなじの産毛に玉となる汗、夕暮れ、西日の強いアパート、隣のオカマの制汗スプレーの匂い。

 爆弾は俺の頭上で爆発した。
 その飛沫が地味なOLの頭に墜落して、ブサイクでも美人でもないそいつの他愛ない人生を終わらせた。
 合意の上での行為で、俺は正気を失ってしまったんだろうか。正常に保つために俺は狂わないといけなかった。
 水道水はいつしか塩素の味になった、割り切ってるから大丈夫さ、水道水を飲んだ、水道水で溺れる気がした。
 洗面台はずっと溢れていた。

 明日も同じ日が来るんだろうなと思った。肋骨の一本を、使っていない花瓶に入れてみた。
 なんとなく、いつか花が咲くような気がした。肺胞は蕾だったかもしれない。
 バスの予約、取っとくんだったな。

美貌録

10 10, 2016 | ライブ

2016/09/21
西横浜エル・プエンテ
disco puente#3

Chapter34
「Ora Orade Shitori Egumo」

クリームパンダさんからPUNiKさん、からPUNK DISCOさん、と脈々と誘われてのイベント。
いいね、繋がりを感じるね。
ちなみにクリームパンダのベースの堀(HORI-CHO)さんのお誘いのイベントが11/7にあります。
いいね、繋がりを感じるね。性的だね。はあ?

要約すると暴れん坊ナイト、やたらと落書き率高し。
川サキのドラムが解体され、僕はしどろもどろになり、乖離。はキマっていて、
なんだかよく分からない体裁だったが、ライブ自体は良かったんじゃないかな。
この3人でのフロアライブは初だったんだけど、とにかくまぁお客さんが近い。キスできちゃう。性的はあ?

セットリスト
Chapter34
「Ora Orade Shitori Egumo」
1.ORPHAN
2.RUST
3.ペレストロイカ
4.MOON
5.DAWN
6.OIL

2016/09/24
飯能EastCourt
EastCourt ワンコインライブvol.386

むっくん(村男)に誘われて久々の弾き語り。
このEastCourtがなんともオシャレな空間で、マスターのいくさんもデキる男なナイスガイ(トートロジー)。
打ちっぱなしの壁に声やギターの反響がよく映える。ステージが一段低いのも効いているのか。
この反響は特に、ガールズ%さんや乖離。の声の響かせ方には猛烈に味方していた。彼らの発声は西洋式なので、西洋建築と相性が良い。

一番手の名前忘れたさんのあと僕がやって、まぁいつも通りだ。
バンドとは多少なり歌い方が変わるのだけど、それもリハでやったら調整が取れた。
いくさんの「何も足さない」風なアプローチが功を奏したのだろう。意外とこれが、かなり難しい。
セットリスト
1.セミナー
2.ダンチノコ
3.ファム/ファタール/ブリジット
4.何かやった気がする……
5.フィロソフィー
6.パレード

次いで乖離。
久しぶりにライブを見たが、随分安定感が増した。ライブ自体の懐が深くなった、かのような印象を受ける。物珍しいだけではなくバックボーンがより視覚化されてきた。どこでそう感じたのかは知らないが。
Ghettoの活動は頻度から質から順調そのもの僕の理想そのものだけど、乖離。にはずっと「弾き語りは辞めなくていい。頻度は干渉するかもしれないが基本任せる」というスタンスを取っている。(ちなみに僕は弾き語りが、苦痛な趣味になった)

単に一人の音楽好きとして、そりゃごく自然にそうなるって話だが、概ねそれも良い結果になっていると感じる。
色々考えているようで何も考えていない、僕の錆び付いた感性に響く空っぽのタンバリン。

次は山本しんご……漢字なんだっけ、山さん。この呼び方がしっくり来る。
彼の歌は文学があるね。
朔太郎のカバーをやってたからとかじゃなくて、音に神経質な響きがある。シワが刻まれた額の前で揺れる、梳いた前髪が見える。

最後にむっくん。
心無しかいつも同じ演目を見ているような……言質を辿るならあれが彼の勝負作なのだろうか。
彼のライブは当たり外れがあると誰かが時折言うけれど、外れを見たことがない。たまには見てみたい。凄い変化球な我が儘だ。

そんで飛び入りで、お客さんとして来てたガールズ%さんが1曲、Empty Promises(綴り合ってるかな……)を披露してた。
事前には「今日はお客さんで来てるから~」などとほざいていたが、いざやるとスイッチが入ったのかキレキレだった。
あとでもっと聞きたかった、と言ったら「やったらもっとやりたくなった」とニコニコしていた。いい女だ。全くタイプではいが。(他意はない)

最後はむっくんのアンコール、「〇」で〆。
そういえばアレ「まる」じゃなくて「ゼロ」って読むのか。どっちでも良い(Good)ような推測を立てているが……まぁいい。

その後はステーキガストでなんとも平和な打ち上げをしたあと、始発までむっくんと乖離。と三人でデニーズのコーヒーをシバキ上げる。
慣れない仕事に疲弊していたのもあって、朝方は疲労困憊、眠りが気持ち良かった。

2016/10/06
三軒茶屋ヘブンズ・ドア
Chapter35「危険なビート」

前回ヘブンズ・ドアでやったときに、どうやら店長の堀さんに気に入ってもらったらしい。因みに二人編成のときは嫌われていたらしい(笑)
中々ユニークな日にぶっ込まれたもので、一番手は打ち込みにギターとベース。
僕らの在りし日の二人編成と同じだったわけだ。Adoreの頃のスマパンというか、あの流れのHide、それかZeppet Storeのような系譜に感じた。

二番手はゴシックの国から来たお姫様がクラシックギターで歌唱していた。歌アホほど上手かった。そして陰鬱だった。ライブ前じゃなかったら泣いてたかもしれない。
ライブ前は割と何聞いても「ふーーーん」なので……。

更に、ライブが終わったあとは変貌ぶりが凄くて誰か分からなかった。

次のバンドはフィッシュマンスだった。ねちっこい歌い方にメロウなビート、浮遊感のあるサウンドとミニマルなグルーヴ。
今の日本でこんな本気でお洒落なサウンド鳴らすバンドがいるとは!
猛烈に話がしたかったが、ライブが終わったらもういなくなってた。ああ、そんなもんだ。

四番手が僕ら。
まあなんていうかいつも通りだ。曲に対し、現時点で出来る事は全てぶち込んでいて、その中で遊ぶことに杞憂もないといった感じかな。
良く言えばそうで、悪く言えばマンネリかもしれない。新曲をぶち込むシーズン。
セットリスト
Chapter35「危険なビート」
1.RUST
2.MOON
3.ORPHAN
4.ペレストロイカ
5.DAWN
6.OIL

最後のバンドはサックスにピンボーカル、あとギターベースドラム。
熱いボーカルの盛り上げとサックスのサウンドが情熱的なのはいいが、イマイチそれが一丸となっている気がしない。
「明らかにこの額縁じゃないだろう」という絵を見せられている気分というか。
中々難しいところだが、それも陽気なら一興かもね。

次のライブは僕の誕生日。
そういえば誕生日がライブって初めてかも?
それが体内時計ギグとは因果を感じるがね……。