活動

鳩 正義

Author:鳩 正義
Ghetto HP
Ghetto

出演-------------------
9/8@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
「KANTA dAb dAb Japan Tour」(from Nepal)
21:00~

9/10@両国SUNRIZE
「両国ウルトラソウル ハァイ」
21:00~

9/28@両国SUNRIZE

10/4@両国SUNRIZE
※弾き語りでの出演

10/22@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

11/1@両国SUNRIZE
「両国SUNRIZE 8周年 初日!」

11/5@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

12/14@両国SUNRIZE
​「???」


チケット予約は下記メールまで。
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悪童の乖

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声を聴く

05 29, 2017 | たわ言

 自分の声を聴く。
 人の言葉で動いた自分は、その言葉を恐らく見失う。
 そしてまた間違うだろう。
 自分の声を聴く。
 何が正しいかは自分だけが知っている。
 そしてそれは常に語りかけている。
 湧き上がる言葉を聴く。
 誰かにとっての正解ではない。
 誰かのためになることがしたい。
 届けるべき相手に声を届けたい。
 余計なことはしない。
 誰かから渡された言葉を渡したいわけじゃない。
 私は自分の声を貴方に渡したいのだ。
 私は私を私たいのだ……。
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音楽情報サイト

05 26, 2017 | カルチャー

 先月末から文章のリハビリということで更新回数を増やしていたが、おかげで少しずつ10代の頃の感性が舞い戻ってきた。
 当時の頃のように髪もツートンにして、振る舞いはどんどん攻撃的になってきて、なんだか若返ったようだ。全員つつき殺す。

 多少なりマニアックな音楽を敬愛している私だけど、基本的には90年代のオルタナ全般、ゼロ年代のギターロックを特に愛している。
 雑誌やムック本、CDレンタルなど足で探すこともするし、勿論ネットも大いに駆使して学んできた。貸し借りも好きだから結構した。
 ただ、正直人から教えてもらうものとかあんまりあてにならない。音楽は特に。
 けど、点ではなく線で学ぶと好きなものは見つけやすい。
 こういう系譜があってこれが生まれた、とか。
 この人の感性が好きだから、この人が聴くものは俺も好きっぽい、とか。
 ネットは特に情報が無造作なので、俺は「この人のレビューや抜粋の仕方が好き」っていう点を重視して情報を集めている。
 好きこそ物の上手なれ、というやつだ。好きなものをもっと好きになるのに、手間隙は惜しまないんです。俺は。
 まぁ知識が邪魔になることも多々あるけどな。

 ザ・ローリングサンダーレビュー
 このサイト、なんであまり有名じゃないんですかね? 今回紹介する中で一押しなんだけど。
 サイトデザインも丁寧だし、レビュアーの文章自体もユーモアや知己に富んでて、また「この時代にこれを聴く」っていうことへの言及も余念が無い。
 古いものはいいもの、と祭り上げる風潮には一切乗らないし、けどちゃんと良いものは評価するし、新しいものもしっかり取り入れる。
 リンクもこまめに張ってあって、読んでるうちにその気になって「どんな曲だろう?」という欲求に即座に答えてくれる。
 およそレビューって意味で理想的だと思うんだけどな。間違いなく好きじゃないとやってらんないレベル。
 この人のレビュー、凄い好きです。知ってるもののレビューを読むのも面白いし、知らないものも「少し聴いてみよう」って気にさせてくれる。
 使ってるこの人の用語も頷くことしきり。イデア界のメロディーとかね。「筆者発言」から読めるコラムは、これまた時代性を越えて秀逸。

 EMO CAN JOIN US!
 もう落ち着いたけど、一時期エモエモって凄い取り沙汰されたけど、「結局エモって何」っていうのが正直な感想じゃない?
 その「最初のエモ」について片っ端からデータベース化されてるのがこれ。
 エモ好きの「エモ好きに贈るデータ」なので多少とっつきにくいが、一旦ハマるとまさに沼。音源の入手のしにくさとか。
 今のエモってただのスクリーモやメタルコアでしょ、っていうのが多い。エモとは「ワビサビ」ですよ。

 HYPER ENOUGH RADIO
 ネット黎明期を思わせる、なんとも味わい深いサイトデザイン。「STUDY」の項目がレビューだな。
 「よくそのジャンル紹介するのに、ここまでコアなアーティスト選ぶね……」ってぐらい、セレクトが渋い。
 有名どころも押さえてるけど、とにかく「知る人ぞ知る」っていうのが鋭くピックアップされている。
 邦楽も洋楽も分け隔てなく揃えているのがいい。貴方の好きなジャンルが項目にあるのなら、間違いなくベストヒットが一枚眠ってますよ。
 俺ですか? 俺はポストハードコアです。怒りが止まらない!!!!

 GRUNGE ALTERNATIVE (グランジ・オルタナティヴ)の総合サイト
 今度はグランジ特化のレビューサイト。
 なんともストイックなサイト名だ。一点の曇りも無い。
 なんというか、サイト名ってこうあるべきですよね。本来。このゴミブログみたいなタイトルつけてる場合じゃない。
 グランジって「NIRVANA」で片付けられちゃうけど、実はすごく奥が深いんですよ、ということがよく分かるサイト。
 NIRVANAという時代の寵児が生まれた流れも分かりやすく解説していて。
 エモと一緒で「そもそも”オルタナ”って何」ってことをこと細かく丁寧に説明してくれている。ラウドで独自な音楽が好きな人はこの沼に一緒にハマりましょう。
 オルタナとは「ワビサビ」ですよ。(またか)

 最近サウンドガーデンのVo.クリス・コーネルが死んでしまったが、「ついにその辺も死ぬようになったかー」という感じ。
 音楽界の大御所が連日バタバタ死んでるけど、年寄りが年寄りの死を悲しんで騒いでるようにしか感じなくて。「はぁ?」って思ってて。
 でもあの気持ちが少し分かったよ。

 Shoegazer archives
 一時期猫も杓子もシューゲイザーって時期があったでしょう。
 は? 知らない? まぁいいでしょう。所詮その程度の盛り上がりだったからな。あったんですよ。10年代初頭に。
 これまたシューゲイザーって言うと、要するにマイブラ(My Bloody Valentine)でしょ、ってなるんだけど。
 グランジ・オルタナティブ~~と一緒で、ジャンル自体の隆盛から衰退までを解説してくれている。
 正直多様性に欠けたジャンルで、俺だって好きじゃないシューゲイザーバンドは、
 「ずっと同じことしてるな」
 「いつまでやってんだ」
 「何言ってるか分からん」
 「うるせえ!!!」ってなる。
 ノイジーな音楽性全般に言えるけど。まぁオルタナの細分化されたものだし。
 あくまで俺の感性だけど、シューゲイザーとは「轟音を肌で感じる音楽」じゃないかな。
 クッキリした音像でも綺麗なものは作れるけど、それをあえて、ぼやーっとさせて、ゴォォォってさせてるのがいいんですよ。
 もう分かりましたね? シューゲイザーは「ワビサビモエ」。
 萌えです。
 カワイコちゃんがいないシューゲイザーバンドは聞く気になりまてん。
 いや嘘だけど。RIDEとSwervedriverがシューゲイザーで一番好きだけど。

 音楽というのは、あるとき突然鍵を手に入れるんだよね。
 そしてその鍵で幾つかの扉が開く。開いてない扉の音楽を聴いてもよく分かんない。
 また少し経って、それはふとした切っ掛けか、とんでもないドラマで、やっぱり別の鍵が手に入るんだよね。
 そしてまた沢山の扉が、その鍵で開く。その繰り返し。
 この次元にはまだまだ沢山の扉があって、俺は鍵を探し、持ってる鍵に合う扉を探し、ずっとウロウロしてる。
 とっても楽しいよ、どこまでも続いていくみたい。音楽って本当にいいよね。

陶酔(3~5月中旬)

05 18, 2017 | ライブ

 「久々にいいバンドを観た」という感想を貰うことが多い。
 不思議なことに、性別や世代に関係なくそう言われる。
 自分のことを褒められても素直に受け取れないことが多いんだけど、メンバーの功績があるからバンドを褒められると素直に嬉しい。
 が、実際のところ何が一番嬉しいかと言うと、「久々に」の部分。
 この言葉が意味するところは、実際自分達がいいかどうかは置いといて、
 「再びいいものに巡り合う為に、あなたはずっと探すことを辞めず、そしてついにいいものに触れたとき素直にいいと言える、そういう感性を守り続けてきた」ということだと思っていて、そのひたむきさと誠実さが嬉しい。
 褒められたときは、内心その点を指して「ありがとう!」と返している。
 「素敵なものが欲しいけど、あんまり売ってないから」って、なんだかいい歌にもあっただろ。

 それでなくても、Ghettoのお客さんたちは日頃からライブハウスに足しげく通う、ライブハウス自体が好きな人が多い。
 好きなバンドのためなら距離も気にしなかったり、話しかけるの得意じゃないけど声かけてくれたり、好き嫌いなんか気にせずイベントの頭からケツまでしっかり全員楽しんだり。
 みんな本当に音楽が、バンドが好きなんだなって感心する。感心してる場合ではないが。

 3/20@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR:「月凍」
 Ghetto春休み期間ということで、この月はライブ一本に。
 対バンで仲良くなった人と飲んだり、先輩と飲んだり、常連さんと飲んだり、飲んだり、新潟行って旧友と飲んだり、飲んでばっかじゃねえか!!
 この日はGISIRI、クロメ、PAPAPAとヘブンズでよく名前を見る人たちが勢ぞろい。
 プロレス、キワモノポップ、俺等、歌謡ロック、女装と変態パンク。三連休最終日、ライブハウスに来たなぁ、という感じ。
 心機一転のつもりでノーMCで演奏に集中しようと挑んだが、個人的には鋭さが足りず反省点の多い日となってしまった。
 桂木ヤコブソンas鮭オーケストラのアクが凄かった。とにかくMCが。あれは笑った。
 Ghetto Chapter 52:「月凍」
 1.MADARA
 2.ORPHAN
 3.MOON
 4.RUST
 5.悪童の乖
 6.OIL

 4/4@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
 急遽代打で亮弦が出演。ソロは約2年ぶりに見た。そのときは正直「ギターは天才的に上手い、曲もいいけどライブじゃない」ちゅう感想だった。
 が、やってることはあまり変わってないのにこの日は強烈に良くなっていた。なんだろう。まぁ事情は分かるけど、俺そういうのは無視するから。覚悟なのか月日なのか。
 決めポーズがとてもダサいのだが、それすら格好よく見えてくる。
 Ghetto Chapter53:「春と修羅」
 1.DAWN
 2.MADARA
 3.ORPHAN
 4.OIL
 5.ペレストロイカ
 この日は春休みを終えた川サキがより凶悪に進化して、全体のサウンドがグググッと底上げされた。
 うかうかしてられんな、と気を引き締める俺であった。

 ※「わたくしといふ現象は
 仮定された有機交流電燈の
 ひとつの青い照明です(あらゆる透明な幽霊の複合体)

 Ora Orade Shitori egumo...」

 4/13(木)東高円寺二万電圧
 「花鳥風月 第8想」
 波流乱満地獄変(はるらんまん・じごくへん)と二万電圧の共同企画。毎月開催されていて、乖離。がレギュラー出演している縁で。最近gloptinさんも合流したらしい。
 想像以上にノイジーな出演が多かったが、一番手の犬風が結構よかった。ピアノのように美しいクリーンサウンドと、ファジーなサウンドとをテレキャス一本で再現する弾き語り。歌い方は終始がなっているが、時折、清志郎を連想させるような感じ。
 全部犬の歌という、なんとも男気のある姿勢。個人的には少し単調に感じる部分もあったが、とにかく気迫と緩急が凄まじかった。ただ、もう一度観るとなると疲れるだろうなぁ。
 Ghetto Chapter54:「未来を選べ」
 1.RUST
 2.MADARA
 3.悪童の乖
 4.DAWN
 5.OIL
 時間が押してたこともあって、全速力で駆け抜けた25分。
 Ghettoはチューニング中や演出上無音の場面で誰かが喋るとキレるという、観客からすると理不尽極まりないバンド(たまに折れたスティックも飛んでいく)なので、この日も半ギレしつつ〆。
 それまで二万Vに出てそう、とよく言われていたので、ついに電圧かー! と思った。さすがというかなんというか、メチャクチャ音が良かった。酒はやけに濃かった。
 人が変わっても場所が変わっても、ハードコアの血がまだ残っているのかも。

 5/2(火)大宮ヒソミネ
 久々の県外遠征。ステージの美しさは度々SNSで見ていたが、生で観ると本当に凄かった。
 一番手のTia Rungrayさんは、音響(PAさん)も兼ねての出演。リハしてもらってるときから(この人絶対オタクだな)と思ってたけど、やはり音へのこだわりは驚異的だった。
 初めて観る二面のプロジェクションに、煌びやかで静謐なピアノ、そして轟音が重なる。ライブ前にも関わらず、危うく感動しかけた。胸打たれたなぁ。
 二番手のWolf Creekは、ノイズとシャウトし続けるボーカルの二人組。耳を消耗してしまうので外でモニター越しに、終盤だけ肉眼で見たが、途中でいきなり鼻血を噴出して、女子トイレに突撃してライブが終わった。事件のレベルで床が血塗れになった。
 どっかにぶつけたとかじゃなくて、本当に突然出たみたい。この日の前もやったそうだ。どんだけの気合でやってんだ。
 なんと高校生らしい。俺、その年頃の時あそこまで怒ってなかったなぁ。若さって凄い。
 三番手はGhetto。
 ヒソミネさんからは以前も話を貰ったが、春休み中だったのでパスしてた。
 すると3/20に、以前越谷でライブした時に初めてGhetto見た人が遊びに来てくれて。
 「また埼玉も来てください!」って言われて、丁度またヒソミネさんからお誘い貰ってたから早速行くことにした。
 バンドマンはこういう言葉に弱いんですよ。
 で、別にその方が来る来ないはどっちでも良かったんだけど(自分から誘うことしないし)、この日も遊びに来てくれた。最高かよ。
 最後のPot-pourriさんも随分オカルティな音楽性で面白かった。越谷でも思ったけど、埼玉って下手したら東京より濃いよね。
 ベッドタウンの抱える闇か、それとも別の何かが作用してるのだろうか? 埼玉出身の人間がいたら深く聴いてみたいもんだ。
 Ghetto Chapter55:「しとやかな獣」
 1.ペレストロイカ
 2.ORPHAN
 3.MADARA
 4.RUST
 5.MOON
 6.OIL

 ※「動物は何をやるにも自然の姿そのもので綺麗だけど、人間のやること為すことは取り繕ったように不自然で醜く感じる。
 けど、唯一人間の祈る姿だけは美しいと思う。もし何もかもを失くしても、祈ることだけは出来る。
 きっと叶う。あなたの祈りが、いつか叶いますようにと、俺は祈っている……」

 5/16(火)三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
 久々の1969!前回の衝撃が凄くて、この日も楽しみにしてた。前のバンドが爆音系で、音圧や迫力って意味で最初苦戦してたけど、個人的には尻上がりに良くなってるように感じて盛り上がった。
 早めに終わろうとするから、後ろから「やって!やって!」と駄々をこねてしまった。それが聞こえたかは分からないが、最後にやってくれた、パープルヘイズを引用した曲は最高だった。
 音楽の野性に目覚めた感動って、オマージュでもパロディでも、その魅力には勝てないやって思う。勝たなくていい、思う存分ぶちのめしてほしい。
 その後Ghettoは今年一番じゃないかってぐらい、ぶち上がったライブをかましてしまった。時々こういうことがあるから辞められない。
 全ての歯車が嚙み合うような、そういう奇跡的な瞬間があるんだよな。最前は雄たけびや踊りに乱れて、最高だったな。
 完全に支配してたってリドさんに言われたけど、それもやっぱり、紐解くと俺等の前に演奏した人たちや照明さんの演出だったりのエネルギーがその場に渦巻いてるからだと思う。
 この日もMC中の「鳩ー! 鳩ー!」っていう歓声が煩くてキレそうやら笑いそうやら、だってそれが知り合いという。
 知り合いが一番の敵というのはよくあることです。ハハハ! いや、勿論自由に聞いてもらっていいんですけどね。あれには参ったな。
 Ghetto Chapter56:「サンクチュアリ」
 1.ORPHAN
 2.MADARA
 3.RUST
 4.ペレストロイカ
 5.OIL
 6.DAWN

 ※「昔、日の出てるうちは外に出られない、何かが足りない子供が夜遊べるように、夜になったらお化けが出るから早く帰れって言いつけが出来たんだってさ。
 その何かが足りない子供が夕暮れに遊ぶ姿が、妖怪に見えて言いつけは本当になった。
 夜ライブハウスに集まる俺たちは、もしかしたらその、何かが足りない子供たちの子孫かもしれねえな……」

 「俺はバンドが好きだ。
 ライブハウスが好きだ。
 ここは、何かが足りない俺たちの最後の聖域だ。
 夜の子供たちの合言葉は”かなしみ”。
 明けない夜を」

 「I need a gun , You need a knife.裏切りの果て
 何を失っても、この子は守るから」

 【次回予告】
 2017/05/31(Wed)池袋Adm
 さだぼーpre「誰かの所為にして 」
 出演:
 志万田さをり
 Ghetto 19:10〜
 the afterglow
 アスカとタケシ
 Un traum
 ヒステリカヒストリア

バンドという集団

05 17, 2017 | たわ言

 BUDDHA BRANDのブッダの休日を聴きながら。
 

 バンドとは会社、バンドとは仲間、バンドとは家族、バンドとは一つの共同体。
 大体そういう表現が多い。ライフハック的なものや、音楽活動の啓蒙という文脈では。
 基本的には「そういうもの」だが、猫も杓子もそんな無理に一枚岩になることもないのでは? と思っている。
 というか、そんな一面的な言葉では括って欲しくない。本気で嫌いでかつ、心底好きでどうしようもなく必要。結局そういうもんじゃないのか。
 長い時間、狭い空間で顔を突き合わせて過ごす。喧嘩したり笑ったり気まずくなったり見直したり突き放したり、仲が良いことばかりが良いわけではない。
 単純な結論になるが、要は個々が「こいつとは面白いことがやれる」「いいもんが作れる」という認識を持っていることが重要なのだと思う。
 個人的な話になるが、演奏やライブに対しての姿勢はGhettoのレディース(族)二人は俺とは比較にならないほどストイックだし、ライブに対しての姿勢が凄まじい。
 いや怠け者の俺からすれば殆どの人はみんな努力家なんだけど、今まで接した範囲でも二人はずば抜けてる。いつも刺激を貰っている。

 誰ということは全くないんだが、多方面の活動に手を出してトチってる人間が多いなと思う。特にアングラ(暗黒歌謡的な?)寄りの音楽性。
 勘違いしてほしくないんだが、俺はむしろ多方面の掛け持ち活動には比較的肯定的な方。詰め込むのもいいだろうし、スパンの違う別個の活動を両立するのも全然アリだと思う。
 俺は浮かんだアイディアは全部一箇所に盛り込みたがるから掛け持ちは今興味ないけど、他の人がする分には勝手にすれば、って思う。
 
 どうしてトチる人が多いかっていえば、何事も集団の内の個ではなく、個があって集団があるってことを全員が認知してないとね。当然だけど。
 自分なりの個性を確立するか、確立するために集団に属さないと、全部なあなあで終わっちゃうんだよな。おまけにバンドってのは大体少人数の集まりだから、一人駄目だと全部駄目になりがち。
 バンド見てて「コイツって要るの?」「コイツじゃないと駄目なの?」って思うこと、結構あるだろ? 俺は頻繁にあるんだけど。
 何の為にかは何でもいいけど、目的意識の無い演奏は趣味の範疇だからね。趣味が悪いとは言わないが。

 パートの性格上、俺は演奏力よりボイシングに力を割いている。ウワモノが(ベース、ドラム以外の楽器)が俺しかいないからな。
 理論的に作ってるわけじゃないけど、というか、そのせいで9割近く分数コードとクリシェとハイポジのテンション、オープンコードで再構成してるから、ああ見えてジャズやボサノヴァの進行が多いんだよ。
 変則チューニングにもカポにも頼らないで、よくやってるわ。ホントに。
 ■用語説明■
 ※ボイシング:和音の響き。同じ構成音でも並びが変わると印象が変わる。例えばドミソ、ドミソド、ドミソミでは三つともCの和音だが、微妙に音の豊かさや印象が異なる。
 ※分数コード:C/Bのように、和音に含まない音を根音(ルート音)に指定したコード。
 対位法が使えるので、ややクラシカルな響きになる。下降ルートや上昇ルートで進行に全体的な統一感を付与することも出来る。
 ※クリシェ:根音は変わらず、和音の上の音が変化する進行。A→AM7→A7→AM7など。
 ※オープンコード:開放弦を取り入れた和音。開放弦は倍音(音の豊かさ)を多く含むので、分数コードも相まって個性的なハーモニーを産む。他の楽器には無い、ギターだけが持つ魅力の一つ。
 ※変則チューニング:6~1弦(EADGBE)の並びを一部、又は全部変更したチューニング。法則が乱れるので狂ったコードが作りやすい。簡単に言うとSONIC YOUTH。
 ※カポ(カポタスト):弦押さえるとこにカポッと挟むアレ。キー(調)を上げる際、チューニングせずとも秒で移調できる優れもの。
 怠けながら(楽に)オープンコードや分数コードを弾きたい人の味方でもある。
 大サビで転調してリフレイン(繰り返し)するときにシレッと使うととてもダサい

 簡単に言うと、ギター二本分(バッキングとリード)を一本で無理矢理やってるわけね。創意工夫ってのは、不便や不足から産まれるんだねぇー……。
 でもそういうのがむしろ、唯一無二の響きになったりするから、面白い。なまじ竿もの(ギターやベースのこと。ナガモノとも)二本あると研究しないんだよな、そういうの。
 ギターというのは、なんと弦が六本もあるから、大ざっぱに言うとバイオリンやヴィオラ、チェロ等六本分を同時にオーケストレーションできるわけだ。
 というか、それぐらいしないとハーモニーへの貢献度が低すぎる。パンクやレゲエみたいなスカスカの音像が狙いならともかく、それ以外の音楽性だと単に耳が悪い。
 早弾きだけがギターのスキルじゃない。早弾きは練習すれば誰でも出来るし。

 俺がギターがめっちゃ好きだから、同じようにベースにこだわるやつ、ドラムに打ち込むやつと一緒にやれて超ラッキーだよ。
 歌は……そうだな……。
 海でも見に行こうかな……。(逃避)

おそるべき子供たち

05 11, 2017 | たわ言

 ジャン・コクトーは好きな文筆家だけど、それでもなく、ヌーヴェルヴァーグの話でもなく、MGSの話でもない。
 単に子供の話。

 全ての芸術が行き着く先は子供だと思っている。僕が一貫して根底に抱えているテーマは子供だし、向けている対象も常に子供だ。大人は一切無視している。
 本当はこのブログも、もっと全年齢向けに書ければなぁって思ってるんだけど、性格的にそれは無理だ。努力の節はたまに垣間見えるでしょ? これが限界。
 僕の「子供観」とも言うべきものは、この国の世間一般とは大分異なる。
 子供というものは大人が考えるより遥かに利口で、攻撃的で、異質で、悲嘆にくれている。
 そんなことはヘッセでもサリンジャーでもケルアックでもアゴダ・クリストフでも、適当に有名な海外小説読めば書いてあることなんだけど、皆は本読まないから知らないのはしょうがないね。
 知らないってのは資本社会ではどうやら罪で、そしてこれからその罪は加速度的に重くなっていくんだけど、こんな狂ったシステム、僕にはどうしようもない。
 ”海外は”なんて言い方嫌いなんだけど、インナー・チャイルドについての研究や理解について、この国が極端に遅れていることはれっきとした事実なんだ。
 スピリチュアルな話でも詐欺でもなんでもない、ただの学理的な話なんだけどな。どうして毛嫌いするのだろう。
 きっと自分の中のインナー・チャイルドを傷つけられるのが怖いんだね。だからそうやって閉じ込めて、どんどん息をさせなくする。
 
 歌手で上手いこと昇華してるのはCoccoとCharaぐらい。
 それでも彼女たちが「インナー・チャイルドが云々」って言い出したら、きっと多くの人はバカにしたり、からかったりするよね。
 僕はそれをいっぱい見てしまった。
 からかってる人の中のインナー・チャイルドは、締め上げられて悲鳴をあげるんだけど、きっと聞こえないのだろう。
 僕はその人のことが心底嫌いだけど、そのときばかりはその人のインナー・チャイルドが哀れだと思う。 

 言わずもがなだけど、子供は皆芸術の天才だ。
 歌の下手な子供や、絵の下手な子供、楽器の下手な子供、踊りの下手な子供というのは存在しない。
 お世辞とか幼稚な動きが新鮮とか、そういう小手先の話じゃなくて、彼らにとってそれらは生まれて初めての新しい体験で、だから見ている人にとっても新しいんだよ。
 だから本当は、世の中には今でも新しいものが沢山産まれているんだけど、
 いつしか「知っているから」という理由でワンパターンだとかパクリだとかジャンルだとか、
 クソの役にも立たないレッテルを貼って安心するようになった。「知っている」せいでね。
 ネットの集合知で比較は容易になったけど、結局判断するのは個人の裁量次第。
 だから「知らない」ってことは、本当に凄いことなんだよ。

 実のところ、別にあなたが有名な海外小説を読もうが読むまいが、どっちだっていい。
 知ろうとする気持ちが大事なのであって、知ってるか知らないかは大したことじゃないんだ。
 僕が気の合う奴は、原本まで辞書片手に読んでみて「意味が分からない」って頭を捻る、インテリなのかアホなのか分からないタイプだけど、そんなこともどうでもいいんだ。
 世の中ではどうしても「知ってる」ことが偉いふうにまかり通ってるけど、知った結果することが、たかだか知らない奴に偉そうにするってことなら、そんなの知らない方がマシだよ。
 僕も沢山やってしまった間違いだ。「え、○○知らないの?」なんてね。今ならもっと違う言い方が出来るのに。
 「憶えてる」ってことは、本当に醜いことだよね。嫌になる。

 ここで改めて記しておくが、僕は子供が嫌いだ。心底嫌い。例外は無い。
 なんで嫌いかって、色々理由は思いつくけど、要約すると「肉体的に弱いから」。
 子供が傷つくのを見るのが、本当に嫌なんだ。
 僕がスーパーマンで地球上の子供を全員守れるなら安心するけど、残念ながらそうじゃない。ただのバンドマンだ。どうせ今後も子供が傷つく姿を見るハメになる。
 だから子供は嫌い。出来れば僕の目の前にいないでほしい。僕自身が子供を傷つける可能性も大いにある。
 生命力としてはむしろ大人より強いし、案外精神的に打たれ強いことも分かっている。
 それでも、子供が子供として100点じゃない姿を見ると、本当に哀しい気持ちになる。本当は全員花丸なのにね。
 困ったことに、なんでか分からないが、実際の子供や中身が子供の大人によく懐かれる。
 身長があるから、多分僕のことを遊具か建築物だとでも思ってるんだろう。というか、そうであってほしい。僕は鉄で出来た遊具だ。
 それか、僕が滅多に叱ったりしないのを看過してるからだろうな。子供はそういうところ、嗅覚鋭いから。生存本能の一つだろうね。

 なんかこんなこと書いたら、自分のこと良いように言ってるとか思われそうだな。そんなことないよ。
 マジで腹立つガキも多い。っていうか殆どそう。
 電車乗ってるガキは全員蹴り飛ばしたい。塾帰りっぽいガキも軒並み癪に障る。スーパーでカート振り回してるガキやファミレスで五月蝿えガキなんかフクロにしてやりたい。
 これは全部親が悪いんだけど。

 なんか急にお酒が飲みたくなったので、ここらで辞めにする。
 ライブハウスは夜の子供たちの遊び場だ。大人になったフリも悪くはないが、子供は子供のままでいることだね。
 グッドナイト。愛を込めて。

スキルアップ

05 11, 2017 | たわ言

 会場について書いてて思ったのだが、いまいちフックアップが弱い世界だよな。
 殆どの原因が演者側のプライドの低さ、研鑽の低さ、知識の低さ、欲求の低さに尽きんだけど。
 ライブハウスが怖くなくなった頃とほぼ同時期に、そういう人種がドバーッとあらゆる表現の場に流れ込んできたわけだ。
 よく言えば間口が広がったし、悪く言えば人前で何かをやるクオリティでもなければ、そこを目指すという気負いもない不純物が増えた。
 俺個人の考えはともかく、ライブハウスはそういった人間も快く受け入れる。
 「来るもの拒まず、ただし自己責任で」。それがライブハウスの本質だから。
 駆け出しの頃はそれが嫌で仕方なかった。
 周りがやる気も向上心もないカスばっかりなのが本当に鬱陶しかったが、段々「それでもライブハウスは断らない」ことの意義も崇高さも理解できるようになった。
 先達たちの、あらゆる「やりたくても出来ない」という無念や苦渋の思いが今のライブハウスの入り口を作ったんだということが、ようやく分かってきた。
 ぶっちゃければ、ライブハウスがそういう人間を断るような場所なら、俺もまた演者として育ててもらうことは有り得なかったかもしれない。
 だからこそ幾つかのライブハウスは懐が厳しくなると分かっていても、そういう人間を受け入れ続けているのに対して、ステージ上でふざけたことをするのが、本当に赦せない。
 そういう思いもますます強くなった。

 自己責任で、とは言うものの、もう少し演者側の意識を喚起することは出来るんじゃないかって思うんだよね。
 演者とお客さんの垣根は破壊されたが、それによって、あまりにだらしなくなった現状は極めて不健康だ。
 「あまり厳しいことを言うと辞めてしまう」「他にも楽しいことがある時代」「それも含めての音楽だから」
 そうかもね。結局気付く奴は勝手に気付くし、気付かない奴は一生気付かないで同じことをやる。
 そうかもね。事実俺は先輩の姿勢から学ぶことはまだまだ沢山ある。
 「え!まだ格好いいとこ見せちゃうの!」って、何回惚れ直してるか分かりません。3日前もいっぱい見せられちゃったな。
 ただ俺は、確かにハコ側の人間から見当違いなご指摘を貰うことも度々あったが、別にそれが嫌だとは思わなかった。
 むしろ右も左も分からない頃は、「そういう視点もあるのか」っていうのが本当に有り難かった。今でも嬉しい。
 多分今の世代全般が思ってることじゃねえかな。結局どういった形でも構ってほしい、見て欲しい、そういう願望は多少なりともあっただろうよ。音楽を始める動機には。
 まぁ嫌な思いするとすぐアレルギー起こして排除しようとする傾向は、確かにある。俺も自覚がある。

 ぐずぐずと進歩がないことに関しては、要するにそれを言葉か態度で教えてくれる、先輩に位置する人間がいないことが原因だろう。
 あるいはついていく人間を間違えたか。(これはそいつ自身の責任だな)
 でも先輩も暇じゃないから全員は見れないし、見込みのなさそうな奴は放置されるし。
 すると年下が構ってくれないどっかのロートルがそいつを捕まえて、気持ち悪い縦社会が形成されるという。
 そうなるともう、目も当てられないな。関係ないところでやってくれりゃ何も思わんけど、とにかくもうそいつらの景気の悪さは異常。
 貧乏神みたいなもんだから、出来れば無人島へ行ってほしい。
 大体、しくった年寄りの言う事聞いても「良くてお前のレベルに行くだけなんだろ……??」って思ったら、聞く気になんねえよ。
 誰が万年平社員のアドバイスなんか聞きたがるか、面倒がられてる自覚持てよ。

 最近なんとも喉に引っかかる話を二つほど聞いてしまった。
 一つはこういう会話。
 先輩「○○(有名バンド)結構好き?」
 俺「そうですね、結構好きです」(憧れるくらいには)
 先輩「○○と対バン出来るなら幾ら出す?」
 俺「いや出さないっす(即答)、それで対バンできないなら対バンできないでいいです」(こっちからその高さまで上るだけだし)
 (しばらく間)
 俺「誰か大御所呼ぶんですか?」
 先輩「いや、後輩が今と同じ質問ハコからされて、『五万で!』って言ったら『じゃあノルマ五万で』ってなったんだと。実際に対バンできるからいいけど、バカだよなぁ」
 俺「そ、それは交渉が下手すぎますね……」

 ギャランティーを払って大御所と対バンする、というのはままある話。
 目的はジャイアントキリングだったり箔付けだったり集客だったりするけど、今回の場合はその「後輩」が自分の音楽を値下げしてしまったなぁ、という印象を受ける。
 俺はその「後輩」を全く知らないし、速攻で名前も忘れてしまったが、おそらく汗水垂らして取り返しのつかない時間や投資をしたものが五万ってことは無いと思う。思いたい。
 勿論何を考えてるのか分からないから否定はしない。
 五万払ってでも憧れのバンドと対バンっていうネームバリューが得たい、憧れのバンドが好きなお客さんに見てもらって判断してほしい、そして勝つ自信がある、それならいい。
 やり方の一つだと思う。そこまで考えてたらむしろ賢い。正直まどろこっしいし、初めから分かってもらえてたらハコは最初からノルマはかけない気がするが。
 あ、ちなみにノルマ五万は相場からしたらかなり高ぇよ。ブッキングではまず有り得ない金額。

 もう一個は、えーと、かなりぼかして書くけど。
 イベンターの企画で弾き語りの人が2人出てたんだけど、1人はそこそこ呼んで、もう一人は集客ゼロだったんだって。
 でもギャラは均等に発生してて、ハコ側からすると集客ゼロでギャラ必要な人は、さすがに出演してほしいとは言えない、という。
 これは二人とも俺の知ってる人で、かつ近い(というかほぼ同じ)シーンだから集客被ってたかも。
 だけど、そもそも少ないパイを奪い合ってる状態が、やはりすでに景気が悪い。
 大体毎回同じメンバーと再会、友達ならそりゃ楽しいだろうが、ライブでそれじゃあ、なんでライブやってんだよってなるじゃん。
 個人的には、俺だったらそのギャラは受け取れないな、って思う。なんか甘えちゃいそう。頑張る気失くす。
 まぁいいんだけどさ。そのイベンター、いかにも「イベンター」って人種で、物分り悪くて俺嫌いなんだけど、やっぱり分かってないんだな。

 はぁ。
 バンドマンっていうのは、人種でもなければ、職業でもなく、バンドをやってるというわけでもない。
 ロックンロールと一緒で、音楽のジャンルとか名称とかじゃなくて、そういう「生き方」なんだよね。バンドマンという生き方。
 世界一乱暴で美しく、群れることを嫌い、一切の秩序を否定し、自らのルールにのみ従い、病める魂に豪快に笑い返す。
 たおやかでしとやかな獣。絶滅危惧種ピエロ。
 俺はバンドマンです。そう胸を張って生きていきたい。誰に褒められることもけなされることも厭わない。
 孤独でか細い、今にも消えそうな、すがるような思いで音楽を貪る、そういう人たちの為に全てを捧げたい。

 俺はバンドマンです。
 それ以上でもそれ以下でもない。

演者と会場

05 08, 2017 | たわ言

 以前も書いたテーマの気がするが、少しずつ考え方が変わってきたので、ここで整理しておく。

 当たり前だが、演者は会場が無いと演奏できない。
 アンプラグドならその辺の路上でも可能だが、法的にあまり可能ではない。小癪な世の中だからな。
 自前で用意するとなると、設備も貧弱になりがちだ。アイディア一つでそれも面白くなるけど。
 会場は演者に空間を提供し、演者はパフォーマンスを提供することで相互に補完しあっている。どっちかだけでは成り立たない。

 箱(会場)で働いたことがないので内情は詳しくないが、各地のスタッフや店長から聞きかじった部分だけ。
 ライブハウスの経営は実のところ、どこも結構綱渡りだ。自転車操業と言ってもいい。
 確定の利益なんて無いし、色んな種類の演者を迎える以上、売り上げはどうしてもバラつきが出る。
 バラつきがある中で照明や音響、空調で使われる莫大な電気代、物件の家賃、従業員の給金、有名奏者のギャラ、機材のメンテナンス、ドリンクやフードの仕入れ、場所によっては所謂ショバ代(現代でも意外とある)、その他維持費を賄っていく。大変な苦労だ。
 収益で意外とバカにできないのがドリンク。大体10~20%を占めているそうだ。
 ライブハウスは法的には飲食店なので、飲み物を提供する設備は必ずある。味はピンキリ。
 なんとも微妙な気持ちになる話だが、200人キャパの箱があったとして、「満員で一人ずつドリンク飲む」より「80人くらいのお客さんがガバガバ飲む」方が店側としては有り難いそうだ。
 かといって後者ばかりだと、ライブハウスの「多くの人間に音楽を提供する場」としての機能が薄まる。
 飲んで酔っ払って粗相をするお客さんや演者もいるから、ドリンクが売れることばかりがいいわけではない。トイレ破壊したり。
 こぼれたドリンクがPA卓(ステージの反対側にある、音響を管理する設備)にかかって壊れたりしたら、それだけで箱が潰れることも大いに有り得る。機材自体も目が飛び出るほど高価だが、その交換や修理で経営できない期間、収入がゼロになるからだ。
 PAは箱によって、幾多の機材が連携してシステム化されてるから、PA卓が壊れてハイ交換、って風にはいかないんだね。
 そういう機材を用いて手入れして、俺らの音を出してもらってんだよな……PAさん(音響さん)には頭が上がらない。
 ブッキング(ライブハウスの出演スケジュールを管理する人)は自分の好みや推したい演者と、お客さんにとって楽しいイベントと、経営のためのブッキングを常に秤にかけながら箱の運営のためにバランスを取って日程を組んでいる。
 酔っ払いの世話もする。いわばライブハウスの番人だ。やはり頭が上がらない。
 パズルのように色んな制限が多い中、採算を取りつつ、多くの人が幸せになれる形を常に模索しているんだ。夢を見せるのは大変だ。おバカなことも進んでやらないといけないし。
 勿論ドリンカー(ドリンク作って売る人)や受付(チケットもぎり)も不可欠な仕事だ。ここが手際悪いと売り上げは大ダメージだし、入退場が滞りまくって、とんでもないことになる。本当にとんでもないことになる。血を見る。
 人数少なくてこれらを兼任してる姿なぞを見たりすると、「うおお」って思う。エモい。もはや一番エモいのは演者でも曲でもねえ。スタッフさんたちだ。
 
 PAさん照明さんなんかは概して「裏方」と言われるけど、俺からすれば彼らこそ箱の主役、顔、むしろ表方だ、と思うことはよくある。キャラ濃い人多いし。
 昨日聞いた話では、昔のアン○ノックには「焼肉食べたい」って理由で、ショバ代集めたヤクザを襲って金を奪い取る人がいたそうだ。世紀末すぎる。ライブハウスが「怖い場所」だった頃の話か。
 社員でもない限り給料は大体地域の最低時給(やや古い知識だから今は分からない。高くないことは確か。有能だったら別かな)、労働環境はブラックそのものだし、スタッフさん自体演者であることも多いので、更に金はぶっ飛んでいく。大体バイトを掛け持ちしてる。
 概ね二日酔いか寝不足で顔色が悪い中、へんてこで無愛想な演者(俺とか)にも分け隔てなく親切に接してくれる。まぁ人間臭い業界だから、多少の贔屓があったり俺以上に無愛想だったり、ぶっきらぼうな人がいたりもするけど。
 なんというか、演者にとっての看護師や介護師みたいな存在かもしれないな……。

 そんな人たちが肝臓を死なせながら演者をバックアップしているわけだが、そんな箱のために演者が出来ることとは。
 まず、いいライブをすること。徹頭徹尾、コレに尽きる。
 何をもっていいライブとするかだが、正直、この基準はお客さんと箱、そして演者の間で大きく隔たれている。
 箱側からすれば、集客が優秀か激しいライブでドリンクがいっぱい出れば、まぁ、有り難い。さっきも書いたけど。
 でも実際見てるのは単純にアツい気持ちだったり、思い切りの良い演奏だったり、しっかりした礼儀や挨拶だったりする。
 それがあればいいライブ、というわけではないが、いいライブにはそれらが揃ってる。
 音楽的な目新しさや流行も箱の方針によっては重要視されるけど、何にせよ熱量や有無を言わさぬ説得力は求められる。
 演者は誰に向けてライブするのかと言えば、これはもう「その場にいる全員」に他ならない。バンドだったらメンバーも入るし。
 お客さんがフロアに一人でも、もはやゼロ人でもスタッフさんは見てるので、いいライブすることになんら遜色はない。覚悟が試されるな……。(苦い思い出)
 よく見かけるのが、自分が連れてきたお客さんに完全に矛先が向いてるやつ。特にMCでダラダラ会話しだしたら、かなり空気が冷める。本当に多い。
 ないがしろにしろとは言わないが、何のためにここに来たんだよってなるな。特にステージの上に持ち込んだら絶対駄目。他の人も同じ金額払って見てんだから。

 東京に来て戸惑ったのが、目的の演者だけ見てサッと帰る人の多さ。
 そ、そんなに忙しいのか。好きにすりゃいいけどさ。ライブハウスをはしごする猛者もいるし。(Ghettoのお客さんにも何人かいる)
 でも30分の演奏に2000円(都内での大体のチケット定価)はさすがに高すぎるというか。ドリンク込みで2500か2600よ?
 ちょっといい感じのバンドが集まって前売り2500だったら、当日3000円よ? 3000円あったらそこそこ飲み食いできるよ。
 俺はやっぱりチケット代はその日一日通しての値段だと思う。
 勿論自分達だけでもペイできるものを提供する気でいるし、目標は値段以上の、かけがえの無いものを持って帰ってもらうことだ。
 あれ? なんか話がずれてきてるな。辞めよう。25時間起きてるせいだ。

 箱の為に出来ること、もう一つが、これ本当に自分愚かだったというか、目から鱗だったんだけど、ドリンクを飲むこと。
 内情は秘密だが、普段破格の条件でやらせてもらうことが多くて、それはつまり「代わりにいいライブして、いつか還元してくださいね」っていう恐ろしい義務が付随してるんだけど。タダほど高いものはない……いやさすがにタダではないが。
 いいライブは確かに死に物狂いで目指すんだけど、これだけしてもらって、他にこっちから返せるものは無いのかな……ってずっと思ってたわけよ。
 そしたらMUSHAxKUSHAの池さんから「HIROSHI ASAKUSHA(梅さん)のイベンド、集客はそんなにだけど、ドリンクめっちゃ出るよ!本人がすげー飲むから」という話を聞いて。
 そ、その手があったのか……!
 というわけで、折角人よりチビッとアルコォル耐性ある(つけた)んだから、極力体調と懐の許す限りドリンクは頂くことにしている。
 美味しいお酒に気持ちよくなって、店側も売り上げ出て、これホンマ全員幸せやなっていう。
 そういうところが先輩達はいちいち格好いい。なんていうか、義理と人情、仁義の世界だ。
 そしたらいつの間にか「飲む人」みたいな扱いになってるが、最初は無理して煙草吸ってたけど、そのうち辞められなくなったパターンだよコレ。
 Ghettoのお客さんたちの飲みっぷりには到底敵わないが……どうなってんだアイツらの肝臓は……。

 また話脱線するけど、そうしてドリンクを頂くうちに「結構箱によって味違うんだなぁ」という、ごく当たり前のことにも漸く気付いた。
 普段客としてライブハウスにあまり行かないから、それまで全然気付かなかった。
 入場するときにドリンク代、一杯分払うだろ。その一杯が美味しいかどうかって、凄い重要だなって。ソフトドリンクでも一緒だ。
 人が入れたものだからそんなゲロマズとは思ったことないんだけど(というか舌がバカだから酒は何でも美味い)、何よりドリンカーの人のさり気無い一言とか表情とかでも味変わるなって感じた。
 両国のくまちゃんさんとかね。みなが口を揃えて言うわけだ、恐ろしい女だと。敏腕ってことよ。
 あー、これは……お客さんにも、こういう面でいい思いさせたい……と思ってる。お客さんに実際聞いたりもする。どこの箱がお酒美味しいですか? って。そうするとやっぱり出てくるんだな。
 難しいのはカフェか。そもそもクソうるさく叫び散らすだけの弾き語りがカフェでやるってのがユニークなんだけど。
 飯が不味くなるような歌ばっかだし。いつも「大丈夫か……?」と気が気じゃない。大丈夫ではないな。
 フードは偏食だから冒険すぎるし、そもそもライブ前は精神統一で食べられないし、ドリンクもこう……ああ、でもこの間のT's palは、むっくんお酒も飲まんのによう選んだな。店の人と相談したんかな。
 っていうか、最近人の手料理を殆ど食べてないな。GWお酒とつまみと珈琲とコンビニ飯だけだ。添加物まみれでそのうち死ぬな。まぁいいか。

 昨日のライブで久々にPUNiKさんと対バンだった。時々イベントでも御世話になってる。
 ライブハウスが昔「怖い場所」だった頃の香りがする、体中お絵かきだらけでおっかないけど超暖かい人たちだ。
 酒癖も女癖も口も悪いし手も早いし、どうしてか本能で「悪い人じゃない」って分かる。ライブハウスあるあるで、見た目怖い人ほど優しいっていう法則もあるし。
 多分嘘が無いからだろうな。全部正直に喋っちゃうし、すぐ探したがるし。怖い人の「探すから」は本当に怖い。逃げ場なし。○ンチノックの話も誠さんから聞いた。
 ゆらゆらしてて酒こぼしまくるから、すぐ次のドリンク頼んで最後には財布空にしてる。
 大分怖いことを言ったあとに「本心じゃないんだけど、どうしてかこういう物言いしか出来ねえんだよ」と言う。
 色んな箱を出禁になってるから、やっぱ正直ってムズいんだな、まぁ迷惑かけるしなって思うんだけど、結局こういう人たちが昔から本気でやってて、内情はともかくパッパラ景気よく金使ってイベント打ちまくって日々の箱に還元してきたんかなぁ。
 それともやっぱ粉砕してたんかな。
 「どうせ生きててもいいことなんてあんまねーんだから、全部ぶっ壊そうぜ!Fuck Yeah!!」
 とボーカルのタグさんが叫んで曲が始まって、何言ってるかよく分かんねーボーカルにハウりまくるギターとクソはえーリズム。お客さんも誰見に来たとか関係なく、その熱量にはしゃぎまわって。
 夏でも革ジャンなの意味わかんねーわ。最高か。もはや理屈じゃねえんだな。
 綺麗だったなー、本当に綺麗だった。思い出したら泣けてきた。音楽の理想郷かと思ったわ。パンク全然好きじゃないのに。
 例えばこういう人たちが培ってきた、ライブハウスという場所のステージに立って、これから俺はライブをするんだ、といつもセッティング中に思う。
 とてもじゃないが想像しきれない、色んな色んなすごいやばいすごい人が立ってきた場所なんだなぁって。どこのステージでも思う。
 しかしすぐ台湾ツアー行こう!イギリスツアー行こう!と誘われるのは参る……メチャクチャ嬉しいんだけどな。
 まずパスポートの発行からやで……。

 『名刺代わり』

05 05, 2017 | ライブ

 今年初めての弾き千切り、昨日はこれだった。
 奇想天外吃驚仰天悲喜こもごも五里霧中だったから、覚えてるうちに書いておく。
 ただ、出順はすでにうろ覚え。
 まぁ、相変わらずの切れ味なので、いい予感がしないものは、その通りだよ。

 2017.5.4(木・祝)
 村男プレゼンツライブ
 『名刺代わり』 ~路地裏の鬼才、村男♪ 年に一度のフィスティバル~
 -私を俺をあなたの企画に誘えばいいじゃんさ-
 料金:1000円(1ドリンク付)
 赤塚テレビ/AnotherCommom/大河内大祐/ガールズ%/乖離。/嘉義源太
 鈴木知文/染谷芽衣/チバ大三/手賀沼ジュン/東京ディスティニーランド/とんぼ
 永見雪尋/中村アリー/喉/鳩正義/ハヤシタカユキ(中野ハリセンボン)/ハルミ
 MUYOKU/村男/山とケ/山本真吾/横田唯一郎/吉田雅志《あいなんとか順》

 出演はあみだくじ。恒例の、仕込みかと思うほど巧妙で辟易する順番だった。もう駄目だ。
 面倒くさいから敬称は略す。

 村男
 趣旨や出演数なんかを考慮してだと思うんだが、君のクオリティで一曲だけというのはどーなんだい。

 手賀沼ジュン
 100均って便利だよな。たまに使えないのもあるけど。
 ああ、これ、100均にあってよかった、そういう感じ。
 ただ俺FM NACK5嫌いなんだよね。

 赤塚テレビ
 チンドン屋? テキ屋? フーテン?
 よく分からないけどツカミがバッチリすぎる目の周りが黒いオジサンだった。
 曲は、足踏みがデカ過ぎてあまり入ってこなかった。オーノゥ。

 ハヤシタカユキ(中野ハリセンボン)
 去年の村男の企画以来だ。
 曲は悪くない、というかキッチュなメロディなんだけど、熱量的に浮いてた。ちなみに去年も浮いてた。
 あと、会場が暖まってないうちの内輪ネタは寒いよ。俺は嫌いじゃないけど。

 ハルミ
 へ?

 喉
 去年の村男の企画以来だ。
 東京ディスティーランドがあとで「何を言ってるのか分からないMC」って言ってたけど、俺はMCも曲の歌詞も殆ど聞き取れない。
 ただ、東京ディスティニーランドも滑舌は怪しかったから、人のことは言えないと思う。
 ……短い時間で音響を仕上げることも腕の一つだと思う。音響さん(この日はむっくん)に投げるんじゃなくて、相互に補完するという。

 吉田雅志
 緊張してた。でもホッとした。長所も出ていたから。(偉そうだな)
 「伸び代がある」「現状は結構キツい」の両方が俺の見立てで、本人もそこは自覚しているし、凄く対バンに刺激を受けていた様子。
 新潟では一生受けられない類の熱を浴びたんじゃないかと。というか、そこを分かって欲しい。でないと口添えした意味が無い。
 まーくんもむっくんも本当に有難う。むっくんには後日、口頭でちゃんと言う。

 鈴木知文
 正直アレ? カフェの音響だとこういう感じなんだ、っていうのが第一の感想。
 クソデカい声と、いなせなギターという印象だったから、ちょっと拍子抜けした。
 でも曲がいいからニコニコした。

 東京ディスティニーランド
 演奏じゃなくて、単独劇の人。面白かった。色々と雑なのも含めて。
 開場のときから、えげつい女装士がいて、間違いなくコイツがそうだなと思ったんだけど、やっぱりそうだった。
 持ち時間が短いのもあって、慌ててたのだろうか? それとも、普段から結構アワアワしてるのだろうか。
 なんかそういう人柄も可愛いかったね。あ、好みではないから、勘違いしないでね。
 キャップとフードを被ってた俺を「暗黒面に落ちてる」って言ったのが面白かった。すいません個人的な話で。

 嘉義源太
 この順番だったっけ? ゴメン、覚えてない。
 う~~~~~~~ん。全部見てたはずなんだけど、記憶が薄い。顔も覚えてない。
 村男と喋りたいなら、他のところですれば? って感じか。
 歌もギターも曲も埃みたいだったなぁ。

 大河内大祐
 最高。アートです。彼はアート。掻き毟るほど美しい。
 いつも俺が言ってる男前ってのは、彼みたいなことだよ。
 思わずCDを買ってしまったんだけど(俺滅多に対バンのCDゲトらない人)、CDも最高だ。
 早く次の音源を作ってほしい。ライブも見たいし対バンしたいし一緒に遊びたい。
 早く。

 MUYOKU
 歌い方が粘っこすぎる(個人差です)けど、結構いいと思う。
 去年よりは間違いなく良かった。うんうん、進歩っていいですね。俺は進歩してません。

 とんぼ
 アツい感じだ。ただ服装と曲の印象が俺にはチグハグで、どう視野を広げて受け取ったらいいのか分からなかった。
 いい感じの爽やかなギターと歌だった。曲がよかった。
 そうなるよな、分かる分かるって感じ。

 中村アリー
 出番前だったから1曲だけ聴いた。その曲はそんなに悪くなかったな。
 あー…………。
 出番以外のとき「なんかやかましいな」って印象の方がライブより強かった。視覚的にとか、聴覚的に。
 俺うるさい奴嫌いなんだよね。多分悪い人じゃないんだろうけど。エゴかなと思う。

 鳩正義
 最前にいたガキをMCのダシにして、なんか上手いことやりました。スマン、俺は反則技が得意なんだ。
 説明すると、最前に発達障害っぽい振る舞いの(いや実際は知らねえけど)小学校高学年ぐらいの男の子がいて、物怖じしないで何でも反応するタイプだったのね。
 で、3DSで演者の写真を撮って落書きで鼻血を足して遊んだり、ライブにちょっかい出したり。かわいいもんだよ。
 それで、隣の母親が都度、「静かにしなさい」「駄目、動かないで」とたしなめるという。(正確には指図)
 でもそんなの、俺は勝手にすればいいと思う。むっくんに誘われたとはいえ、こっちも勝手にライブやってんだから。
 大人がどんなに言ったところで、子供には子供のルールやマナーがちゃんとある。それを理解しないで、大人の事情だけ押し付けても絶対に理解できないし、したくもないと思う。余計反発するだけ。
 あの子は自分のルールに従ってた。でもって、俺はそれを「スター性がある」とか言って調子に乗らせて、そのあとの演者に多大な迷惑をかけるという。ハハハ。
 アレは冗談じゃなくて、結構初めから会場の人の目を引いてたんだよ、その子は。
 それは演者の誰もが、喉から手が出るほど欲しい、混じりっ気なしの本当の才能だからね。
 子供に振り回されるようなライブしてる方が悪いんだよ。客弄りも伝統芸だぜ。ステージに立つなら芸を極めろ。

 さて。
 突貫工事の割に新曲はいい感じってことと、俺こいつのこと全然分かってないな、ということが同時に分かった。
 1.セミナー
 2.フィロソフィー
 3.ダンチノコ
 4.告別(新曲)

 AnotherCommom
 一昨年の群馬、虫の音紅葉音楽祭以来だ。お久しぶりです。
 相変わらずカバーかオリジナルか微妙なことをやっていたけど、多分枠組みだけでもオリジナルに振り切った方がいい曲と演奏が出来ると思う。
 分かりやすく言うと、どこまでもコアな音楽好きであって、演者ではない。まぁストイックだけが演者ではないけど。
 折角のセンスが勿体ないなぁ、というのが率直な感想だ。

 染谷芽衣
 外で大河内くんと談笑してて全く聞いてない。
 ん~~~お遊戯がしたいなら、俺の見えないところでやってくれって感じかな。
 俺はライブが見たいから。

 横田唯一郎
 ウッス!
 ゴメン、丸々見てたけど、完全に集中力が切れていた。

 チバ大三
 さすがっす。シールドの接触不良でギターの音が不安定極まりなかったんだけど、全然関係なかったっす。
 初めから生音の方がよかったっす。むしろ充分だったっす。

 あとハルミさん、好意のつもりか分かんないけど、演奏の邪魔するレベルでしゃしゃり出るなよ。バカか?
 演者のくせにそんなことも分かんねーのか? 仲良いとかそういうの関係ねえし。むしろマイナスだし。
 反省しろ。

 永見雪尋
 子供にスケベってからかわれたぐらいでカチンときてんじゃねーよ、いい大人が。クソダセェ。ゴミみたいなライブしやがって。
 見ての通りスケベな顔してるよ。子供はよく分かってるな。自分の事イケメンだと思ってるっしょ?
 どこで勘違いしたんだよ、メチャクチャ不細工で気持ち悪いのに。髪型もヤバいし。(人のこと言えないが)
 何でずっとほっぺふくらんでるの? 何を口に含んでるの? ハムスターなの?
 顔がでか過ぎてデッサンが狂ったかと思ったぜ。酔うのはいいけど、それで溢れんならステージ立つなクソボケ。
 俺は「ちゃんとして」なんて思わないよ。「死ね、邪魔だから」としか。
 存在すること自体が害悪なんだよ。

 乖離。
 チョベリグ。虫の演目は俺も好きだな。あとの感想は本人に伝えてるので省略。

 ガールズ%
 チョベリグ2。曲と声とギターが良い。弾き語りはそれだけで充分以上なんだよなぁ。この並び愉快だった。

 俺パーセントさんは「可愛い」って思ったことないな。間違いなく「カッコいい」の部類だと思う。
 オフはともかく、ステージ立った彼女にそれは失礼じゃないか? 舐めてる印象が強かった。
 女が集まった場合、自分のレベルにまで引き摺り下ろそうとして出てくる言葉だよね、「可愛い」って。
 一緒にしちゃ駄目だろ、猿が人間を。

 山とケ
 トリのオープニングアクトって斬新じゃないですか?

 山本真吾
 山さんがトリで本当によかった。全てが丸く収まった気がする。
 ありがとう山。ありがとう山さん。
 来月御世話になるっす。


 思ったよりディスは入らなかったな。割といい日だという手ごたえと感覚に間違いはなかった。
 「いい日」って死ぬ程難しいんだよ。
 全員が「”いい日”ってなんだろう?」「”いい日”にするために、どうしたらいいだろう?」って考えて努力して、それでようやく結ばれるんだ。
 ふざけてる余裕があるの? って話だよ。
 感動は作れるよ。
 ただ全身全霊、命懸けになる必要があるだけ。
 だったら命賭けろ。そのために始めたんだろ。マジになれよ。

告別

05 03, 2017 | 歌詞

 グッピーの墓、暴いてまわった
 だって下に君が眠っているから
 なんてことはない、代わり映えもない
 みんな内緒で
 影でやっていることさ

 水槽の中、並んで泳いだ
 君の鱗にいつも見とれて自己嫌悪して
 硝子叩いて、仲間を殺した
 好奇の目では全部が正しい

 悲しい歌ばかり、僕らは求め続けた
 ひひひひひひひひひひひひ
 バナナフィッシュ、早く連れ出してくれないか
 ひひひひひひひひひひひひ

 水槽の中、並んで泳いだ
 どうせ海では生きられない 世
 教室の隅、悶え苦しむ
 蛾にとっての毒を吸って生きている

 大事なものから、僕らは失っていく
 ひひひひひひひひひひひひ
 バナナフィッシュ、奪い合うたび無くしたもの
 ひひひひひひひひひひひひ

 悲しい振りばかり、僕らは上手くなった
 ひひひひひひひひひひひひ
 バナナフィッシュ、愛し合うたび殺したもの
 ひひひひひひひひひひひひ

 狭すぎた箱の中
 日々の泡、揺れる水藻
 狭すぎた箱の中
 日々の泡、蒼い水葬
 狭すぎた箱の中
 日々の泡、腐る水槽
 狭すぎた箱の中
 日々の泡、枯れた睡蓮

 グッピーの墓、暴いてまわった
 だって下に僕が眠っているから
 なんてことはない、とっくのとうに
 みんな内緒で

 (鳩 正義)

5/4 『名刺代わり』-私を俺をあなたの企画に誘えばいいじゃんさ-

05 01, 2017 | ライブ

 前回、前々回のライブでシールドが立て続けに大破して(ジャックが粉々になった)、
 本当は買いに行かないといけないんだけど、全く外出する気にならないのでごろごろこの記事を書いている。

 2017.5.4(木・祝)
 村男プレゼンツライブ
 『名刺代わり』 ~路地裏の鬼才、村男♪ 年に一度のフィスティバル~
 -私を俺をあなたの企画に誘えばいいじゃんさ-
 料金:1000円(1ドリンク付)
 赤塚テレビ/AnotherCommom/大河内大祐/ガールズ%/乖離。/嘉義源太
 鈴木知文/染谷芽衣/チバ大三/手賀沼ジュン/東京ディスティニーランド/とんぼ
 永見雪尋/中村アリー/喉/鳩正義/ハヤシタカユキ(中野ハリセンボン)/ハルミ
 MUYOKU/村男/山とケ/山本真吾/横田唯一郎/吉田雅志《あいなんとか順》

 このような、なんとも遊園地みたいなキュートなイベントにお呼ばれして、今年初の弾き語りをするんだけど。
 幾つか思ったことがある。
 まず吉田雅志。
 こいつは俺が呼んだ。むっくん(村男)に「こいつ呼びたい」ってお願いして、快く了承してもらって、まーくん(吉田雅志)に「埼玉来い」ってお願いして叶った。
 まず明言すると、俺はホモセクシャルじゃないが、この二人が性的に好きだ
 何を言ってるかよく分からないと思うが、俺もよく分からない。
 まず俺はイケメンが好きだ。イケメンと言ってもなよなよした中性的な感じじゃなくて、切れ味が鋭い、豹や虎、あるいは猛禽類みたいな男前が好きだ。
 この二人はそういう顔だ。顔が好きだ
 何を言ってるかよく分からないと思うが(略)
 強烈な贔屓を申し立てると、俺の世界では好きな顔の奴は何やっててもオッケー
 実際問題、残酷だけど、美醜は音にも反映されるのです……。
 ブ男のがなり声は騒音だけど、美男子のがなり声は悲痛な儚い祈りに変貌するのです……オーマイガッ。
 お前ら吉田雅志を見ろ。
 彼は美しい。ワンダホだ。あいつは何やってもいい、人を殺してもいい。
 もし彼が人を殺したら、俺は証言台に立って「過失であって故意ではない」「ザコ一匹殺したぐらいでごちゃごちゃ抜かすな」ぐらいの嘘証言は全然やるだろう。いい迷惑だ。
 曲がいい。かっこいい。冗長な曲もある。ギターも歌もてんで下手だ。っていうか音痴だ。
 でもかっこいい。曲がいい。ライブ中はカミソリみたいなのに、ステージ降りるとずっと人懐こい笑顔で、箸が転んだぐらいで爆笑してる。サイコパスかな?
 作曲のセンスがある奴は何やってもいいんです。作曲のセンスが無い奴は呼吸すらするな。今すぐくたばれ。

 そもそも俺は弾き語りが全然好きじゃない。
 自称ミュージシャンが自称努力をして自称オリジナル曲を作って自称ライブを客から金をむしり取るだけの殆どゴミみたいな存在だと思ってる。
 表現として弾き語りが好きじゃない。弾き語りだからこそ活きる、そんなものに滅多にお目にかかったことが無い。
 東京ではむっくん、大河内大祐さん、カルカンエコーさん、二代目スケチヨさん、山崎怠雅さん、鈴木知文さん、チバ大三さん、ハマケンさん辺りだろうか。パッと思いつく、表現として味があるなぁって思った人は。
 名前書いてない人全員嫌いってわけじゃないが、全員書くほどの気力は無い。まぁ大体嫌いだ。それで合ってる。
 あとは本当、全然ピンと来ないというか、何寝言みてえなくだらねえことをつまんねえコードにダラダラ抑揚もなく載せて、本当辛気臭くて「早く終わんねえかな、何百万番煎じなんだよ、それ」って感じ。
 俺は音楽が好きだから、ライブでかますとかかまさないとか、個人の表現でバンドに勝つとか、インパクト勝負とか、そういうのが全然興味ない。
 曲がかなり良くて、初めてライブに関心持つ、その程度。いや当たり前だろ、音楽なんだから。
 脱ぐとか変な格好とかコミカルとか器用な演奏とか気迫とか、そんなの微塵も興味が湧かない。クソどうでもいい。
 ぶっちゃけ三上寛とか遠藤ミチロウとかも凄さが全然分からない。なんで合間にゴアゴア言ってるの? 喉がいがらっぽいの? うがい、してきたら? とまぁ、そんな感じだ。
 少なくとも俺の世界では全然凄くない。だって珍しい音じゃないし、全然いい曲だと思わないんだもん。まず何言ってるのか分かんないし。
 分かる人だけ分かればいいって奴、俺すげー嫌いだし。分かんない人を目覚めさせるのがアートの本質でしょ。
 そんなん館でも建てるか公民館でも借りて、信者の前で演説してればいーじゃん。楽器なんか捨ててさ。
 いや、本人はそう思ってないかもしんないけど、取り巻きがそういうの態度に出してるよね。アホくさ。
 多少は最初、俺頑張って理解しようとしてたのよ。なんかあるんだろうなって、こんだけ頑張ってんだしって。ミチロウさん界隈とかじゃなくて、もっと広い範囲の話ね。アングラとかオーバーとか越えて。
 なーんにも無かった。
 彼らはただ「ありきたりな自分」を認めるのが嫌で「ありきたり」を拒絶した「ありきたりな人間」だった。
 ましてや純粋に音楽だけにこだわった表現を見下すことすらした。興味のなさそうな顔。
 そびえ立つクソだな……
 はぁ~ぁ、いじめられっ子が調子に乗るんじゃねえよ、まったく。笑えてしょうがねえんだから。
 それ以来俺、人間力とか、人柄とか、そういうの一切認めない。だってそんなの、音楽には全然関係ないんだもん。
 関係あるのは顔だよ。
 オーマイガッ。

 ちなみに村男や乖離。みたいな表現は、インパクト勝負みたいに思われがちかもしんないけど、ああいうのは全然オッケー。
 まぁあーいう形式が好きかと言われたら「曲だけやれば……?」って率直に思うけど、あれがなかったら二人は二人じゃないし、必要だからああいう形になったのは、さすがに一目見れば分かるよ。
 そういえば、なんか一回、ブスな女に(ゴメン)
 「村男さんが化粧しだしたところで、みんなクスクス笑ってるんですけど、私ボロボロ泣いちゃって……」的なことを何故か俺が聞かされて、何言ってんだこのブス(ゴメン)って思ったな。それはお前が泣きたいタイミングだっただけだろ。押し付けんな。ましてやこの俺に。バカは恐ろしい。バカでブス(ゴメン)なんてヤバすぎる。二度と話しかけないでくれ。
 本人に対しても、受け止める側に対しても、ああしろこうしろと勝手に言う事じゃない。
 村男と乖離。には「勝手にしろ!もう、地球一勝手にしろ!お前の中の「勝手」の最高レベルをやって俺に見せてくれ!」そんな感じだ。
 本来フェイバリットではない二人の形式にすら縋りたいほど、本当にどいつもこいつも曲が良くない。ゴミ。コードが良くない。メロディが良くない。歌詞が良くない。声質が良くない。ゴミ。
 いや、ていうか、この二人は曲いいんですけど。形式を作り上げる妄執や気概があるからでしょうね。

 とはいえ村男には村男なりの意図があってこれだけの人数集めただろうから、片手間なりなんなりでちゃんと対バンも聞くつもりでいるんだ。
 なのに、どうやらイベントのシステムで大分揉めたらしい。悲しいことだ。
 そこらのブ男が死んでも痛くもかゆくもないけど、村男が傷つくのは悲しいことだ。
 何を言ってるのか(略)
 というのも、この会場、あまり広くない。それに加えてこの出演数。最初はお客さんは一切入れない予定だった。
 が、思いのほかいいメンツが集まったので、一組一人だけ招待できるようにした。ここまでは良し。
 しかしそのあと、「一人しか呼べないのは困る」「窓口がバラバラなのは面倒だから一つにしてくれ」っていう風な意見が出たんだってさ。客から演者から。
 あのさぁ……何様なんだよ、お前らは。
 じゃあお前が企画やれよ。
 お前が会場選べよ。
 普段からひっくり返るほど客呼べよ。
 その場にいれるだけで有り難いと思えダボ。
 ふんぞり返ってピーチクパーチクほざいてんじゃねえよ。
 むっくんはあーゆー感じだからあまり主張しないけど、独断で要約すると
 「え、だって去年あんたたちお客さん殆ど呼ばなかったじゃん……?」
 ですからね。
 俺は呼んでないよ。ああ呼んでない。今回も呼ばない。埼玉だし。今弾き語り、めちゃ片手間だから見せたい知り合いもいないし。見たい人もいないし。(シクシク)
 というわけで俺の招待券、一枚余るんで、見に行きたい人は他の人目的で俺の使っていいよ。まぁこんなとこでチョロっと書いても来ないだろうけど。(仮に知ってても来ないだろうが)
 お客さん側からそういう意見が、っていうのには、もう、本当に、なんだろうね。
 別の日に見に行けばいいじゃん……好きだったらさ。本当に好きなの……??
 そもそも初めはこのイベント、外部に見せるものじゃなくて、出演者がお互いにアピールする場だからね。
 見れるだけ有り難いと思えよ。(と、多分村男は言いたいんだと思う)(かは分からないのでこれは風評被害になりかねない)(というわけでこれは俺個人の意見でR)

 まぁ、正直曲も練習してないし、やる気も全然でないし、マジやべーんだけど、いい日にしますよ。ヨユーだね。困ったらGhettoの曲やるからね。多分やるね。現時点ですでに困ってるし。
 俺はバンドマンだからな。”いわゆる”弾き語りには絶対負けないよ。楽勝だね。
 俺は何をやってもいい、顔がいいからじゃない(良くないし)、バンドマンは世界一美しい人種で、ステージも楽器もメロディも俺の味方だからだ。
 御託は要らねえ。さえずるんじゃねえ、音楽家だったら奏でろ。

 その前に明日の大宮ヒソミネ、Ghettoです。ブッチギリだ! スペシャルにしてやるよ!!

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 / トレインスポッティング2 / インファナル・アフェア

05 01, 2017 | カルチャー

 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
 クレしんは昔から凄く好き。笑いあり、涙あり、アクションあり、そこらのクソ映画やオナニーアートフィルム見るよりよっぽど良い。
 特に劇場版は、製作陣がキャラクターを大事にしていて、大切なものを子供たちに伝えようという意志で作っている印象を受ける。
 ビジネスだけじゃなくて、作品自体への思い入れを勝手に感じる。みんなクレしんが好きで作ってるんだなって。
 どうもオトナ帝国が持ち上げられすぎだが、個人的には初期の劇場版は殆ど好き。ハイグレやヘンダーランドは特にいい。
 でも原恵一が降りてからはずーっとビミョー、特にロボとーちゃんは前評判の割に「いやーこの題材ならもっといいもん作れただろ、切れ味悪いな」って感想だった。
 けどこれは凄く良かった。脚本的に間延びした部分は多かったけど、盛り込んだ要素が嚙み合った瞬間にエネルギーがあった。
 この辺の推進剤は劇団ひとりが参加してたことが大きかったんじゃないかと推測している。
 お涙頂戴には変わりないんだけど、こっちの方は嫌味が少なかったというか。多分これは本筋の演出よりも、おふざけ要素にあると思う。
 クレしんの骨子はギャグ漫画なわけで、ギャグが滑ってると感動パートも薄れる。かといってあまりにシリアスに傾倒すると、今度はクレしんの意味が無くなる。アッパレ戦国は、だからあまり好きじゃない。
 ギャグ漫画であること、家族が一丸となっていること、カスカベ防衛隊の友情があること、これらに調和が取れていたから、クライマックスで胸がギュッとなった。
 あの一言はずるい……今思い出しても泣けてきた。ひろしはよく泣かせる役どころだけど、みさえがいい仕事するのは珍しい。
 というか、劇中ではポジション決まってるけど、ひろしもみさえも子供の心を忘れないまましっかり大人をやってる美男美女だし、しんのすけはとびきり純粋で行動力豊かな天才児だからな。
 この役柄を活かしきれたら大体は名作になるだろうよ。メリハリと遊び心だけなんだ、ホント。
 なんか全然作品の感想になってないけど、原恵一がいた頃の作品に並ぶぐらいのパワーを持った、久々の劇場版だった。
 
トレインスポッティング2
 極音上映で見てきた。いやぁこれはいい音の環境で見るに限るなと思ってね。
 ドラッグムービーは結構好きなジャンルなんだけど、実際ドラッグに興味があるかと言われると、全然無い
 モチーフとして好きなだけで、効能とかハイとか、そんなの所詮自己暗示じゃん、の一言っすわ。
 更に言うとドラッグムービーは一般的な名作のトレインスポッティングよりも、レクイエム・フォー・ドリームの方が好きだ。
 あの全体に渦巻く倦怠感や厭世観、音楽とのマッチングがいいんだよ。かけがえの無いものを目先の快楽のためにどんどん安売りしていく背徳感。自分でやるのはお断りだが、映画の中で疑似体験する分にはメチャ気持ちいい。
 いきなり別作品を語ってしまったが、トレスポ1も青春映画として捉えればお気に入りの一作だ。
 特にお互いをコードネームのようにあだ名で呼び合って、アディダス(旧ロゴが渋いんですよ奥さん)を粋に着こなす姿勢、子供心にかっこよすぎるよね。
 続編が出るとなって去年からワクワクしてたよ。キャストもほぼ続投で。
 で、肝心の内容だが、そうだね、良くも悪くも俺は期待通りだったね。
 まず劇中とリアルタイムで20年も時間が経ってるから、前作ほどのアグレッシブさやアッパーな要素はない。
 むしろ年老いたことが全面に押し出されてる。若さゆえの横暴、過ち、成功、そして失敗だったと。
 あと音楽がいい。トリッピーでサイケな要素がより強く押し出されてる。
 これ単体が強烈な名作ってことは一切無いが、当時トレインスポッティングに熱狂した人、当時子供で今新鮮に触れる世代(俺)、そして諦観してドラッグに対してすら冷ややかな現代に一番嚙み合う形をしていた。
 まぁ、一言で言えば1の同窓会だね。内容としても、映画自体の存在も。
 そしてこれが病みつきだったんだな。
 俺はレントンがまだ走ってただけで十分以上だよ。踊るんだ! クールな音楽が流れるところ! 俺たちは踊るんだ!

インファナル・アフェア
 3部作セットで借りたんだけど、とりあえず1だけ見た。
 中学の頃両親が見てて、自分もちょいちょい覗いて、面白そうだけど難しそうな映画だなって印象だった。
 今見てみると、あー、面白いなぁ! こういうのも年取る醍醐味だって最近痛感する。
 話の機微が分かるから、本当に味が濃いんだよ。発見の連続。
 脚本やプロットに関しては言わずもがなだけど、とにかくスピード感が凄い。2時間とは思えない。
 そしてちょいちょい挟まれる情感がまたニクい。こういうのはアジア映画ならではだね。
 ハリウッドだと爆発!筋肉!銃弾!ボンキュッボンのブロンドヒロイン!みんな吹っ飛ばしてハッピーエンド!HAHAHAHA!だから。いや、嫌いじゃないけど。
 1だけでめっちゃ完成してるじゃん、っていう感想しかないんだけど、続編はもっとキャラクターを掘り下げていくらしいので、それも楽しみだ。くれぐれもネタバレはしないように頼むぞ。