Archive2017年09月 1/1

Parachute Girl

 「あんまりそんな目で世界を見てはいけないよ」 「そんな、赤ん坊のように周りを見ていると、そのうち気が狂ってしまうよ」 「誰も彼もそのうち、”そのまま”って視点を捨てるんだ。そうしないと第三次世界大戦”平和”を生き残れないからね」 「林檎の赤い色はね、”赤いから赤い”んだよ。決して、花火やポストを見た時に林檎のような赤だとか、そんな風に考えてはいけない」 「少しずつ、少しずつ視野を狭くして、黒ーい輪っか...

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Split Soil

 インシデントが脳内に常駐ガンジャ好きのLOVE&PEACEは苛々が丸見えでクソウザい、半端な葉っぱの煙が臭い地下室、写真の現像赤い煙、何度も同じ話それさっきも聞いた。 頭がぐらんぐらん眠剤中毒が一番平和、地面からちょっと浮く方が平和、でもロヒプノールのあんたの声甘くて嫌い、赤いラインと白いコーク、ケミカルウォッシュのカーテン何度も頬ずり、ちょっと出た。 3万円いつ返そう、いつでもいいとあなたは言...

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9月上旬

 最近季節性の由来で昔のことをよく思い出してメモってたけど、いい加減最近のことも思い出さないと……というわけで直近のライブを。 といっても、個性豊かな日ばかりで忘れることもないんだけど!2017/09/05池袋Adm【池袋四暴遊戯】Ghetto Chapter64「Fade to BLACK」1.OIL2.ORPHAN3.MOON4.RIVER'S EDGE5.RUST6.MADARA7.BLACK (新曲) ※共同企画以来、またまたヒスヒスと対バン。本当にたまたまですけど、こういうの面白いです...

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Wrong Number

「もしもし」「あ、あのさぁ、次の仕込みなんだけど」「あ?」「あれ? え、誰?」「誰だろうね」「あっ、あ、ネコたん? ごめん間違えた」「切っていいスか」「待って待って、え、あんさ、ネコって次来る?」「いや……」「最近来ないよね、どした?」「どうもしない。あー……そうだな、だってあそこの絨毯、気持ち悪いから」「え? どういうこと?」「なんかブヨブヨして。匂いも。えっと、つまりヤなこと思い出すんだよ」「ふー...

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Call

 深夜の携帯のバイブレイションで目が覚めた。 その日は部屋に差し込む午後の風が気持ちよく、本を読んでいるうちにいつの間にか寝てしまっていた。物語の延長を夢でなぞっていたであろう心地いい感触が、僅かに頭に残っている。 呼び出しの名を見ることもなく、鳴り続ける下品なバイブの音に舌打ちをして俺は通話のボタンを押した。 「……遅いよ、出るのが……」 ひとしきり喚いたあとのような、がさついた声。携帯越しにこっち...

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偏光

 立ち込める煙、寝室、横たわる君の背中、薄布越しの背骨。 また同じ間違いをした。また明かりの方に歩いていってしまった。 日差しの下では妖精たちがウェッジウッドのコップに紅茶を注いで、短剣で串刺しにされた蝶が鱗粉を撒いている。 木のそばでかかんで、俺はじっとそれを見ている。光の中で美しい人たちが談笑している。 俺はもう何か、粘液と塵芥を生み出すだけの醜い肉塊だ。ご機嫌な兵隊達が輪になって囲っている。...

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BLACK

白線の上を歩くこどもたち踏み外した道、目を逸らす君泣き腫らした黒いピエロ空中ブランコに見惚れた落ちこぼれに降る鞭の雨ゴキブリ這いつくばるI want you back幼い頃は友達でBut I'm BLACK雑種の命は値引きStrangerたかが肌の色如きでShe don't stand by meいつも同じ夢を見るんだ沢山の風船をくわえてあの柵を越えて君と踊る夢を「見セテクレタ絵本デハ王子ト姫ハ結バレタノニ……」I want you back爪も牙も持たないのにBut I'm ...

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