一重の目が好きだ
奥二重でもいい、とにかくやる気のない半月みたいな目で、目尻がつり上がってると更にいい
開こうと思えば開くけど、その気がないからそんな目つきになる、とかだと最高だ、だからと言って瞼が腫れぼったくてウジ虫みたいだと最悪
自分の目もそんなだけど、時々目尻にゴミがたまってるようで、それはたまらなく不快な感覚だから眉毛を切るのに使う小さなハサミでほじくるように内側から引っ張る
ミリミリと皮膚が千切れる音が聞こえる気がして、めちゃくちゃに髪をすくときと似たような後ろめたさと快感がある、黒目が片方だけ変な方向を向いてるのを鏡で見ると斜視のようで楽しく、左右の視界が別々だと片方はまるで異世界を覗いてるみたいでひどく楽しくなる
大きい目も嫌いじゃない、むしろ好きだが安易な美的さでスリルが足りないな、と思う、つまり小さい頃からギョロギョロ目玉動かしてりゃそうなるんだろうが、一度それで固まったら変わんないだろうし、もっとナイフで切り刻むような流し目の危うさが綺麗だなと思う

フライドチキンの骨をいつまでもかじる人が好きだ
犬みたいにかじるのは駄目だ、骨の芯に何か大事なものが埋まってるかのように、鬼気迫るようだけど、それを周りに見せまいと控えめだと人間ぽさが適度にスプレーされてとんでもなく芸術的だと思う
苛立ちやコンプレックスがないものはつまらなく、それなりに後ろめたさやギトギトしたものがあると正直で好きだ、好きな人ならそれなりと言わず、見てるこっちまで精液が沸騰しそうなほど気持ち悪くたっていい

言い訳や体裁は世界を駄目にする灰色のフィルターの第一人者なので、でも考えたのはきっと物凄い変態なんだろうな、それまではみんなもそれなりに変態だったろうに、そんな天才的変態が隠すことを始めたのでみんな過剰に隠すようになった気がする
だからといってそんなぶっ飛んだ変態でもなければ、隠すのは損だしただの阿呆だ、百万年赤信号のままの横断歩道の前で百万年待ちぼうけるようなもんで、しかも百万年も経ったらその信号はきっと壊れて永久に赤信号のままだ

俺の周りの信号はみんなそんなもんだろう、だからってどこに覆面パトカーがいるか分からないから、無闇に信号無視するのもよくない、行きたいところに行くために必要なところだけ無視するのが賢いんだろう
だけど俺の行きたいところってどこなんだろう
なんとなく分かってるが、戻るのは大変なので戻る必要がなくなってから出発しようと思う、まだ当分はそのときは来ないようだ、今必要なのは旅の準備だろう
まだ足りないものは沢山ある、手に入れるのは面倒だ、目の前に転がる理屈を追いかけてその気になるまで待ってよう

2009/08/19

(※そういえば、そんなことして遊んでたな)
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