NOTHING/イリュージョニスト/大丈夫であるように

最近SPUNと合わせて見た映画の評論。
NOTHINGはソリッドシチュエーションホラーの傑作、CUBEを製作したヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品。
これは……ほめるところがまるで見当たらないゴミ映画。話の内容もナッシング!!おいいいい!!!!
絶対見てはいけない。二時間が無駄になる。まさにNOTHING。そういう狙いなのか?
CUBEと同じ監督とは思えないのほどの低クオリティ。
ちなみにCUBEとSAWは一作目だけ見ればいい。あとは出がらし。

イリュージョニストはイギリス・フランス製作のアニメ映画。
監督はシルヴァン・ショメ。同じテイストの作品でベルヴィル・ランデブーがある。
どちらにも共通する内容は、まず言葉が非常に少ない。根幹にディズニー的なものを感じるので、あえて廃している印象を受ける。看板の文字や手紙なども音読しないため、そこらへんは字幕が欲しいところだが。
あと作画が非常に滑らか。これはホントに、ディズニーレベル。物理法則は漫画的だが、あまりに滑らか、かつ絵柄が安定しているので胸につっかからない。
あとは色合いとキャラクターのデフォルメ感が、アメリカとも日本とも違う感じ。
ベルヴィル・ランデブーはちょっとエグみがあるが、このイリュージョニストは比較的デフォルメは押さえ、色合いが華やか。
ストーリーとしては、老いた旅の手品師と、その老人を魔法使いだと慕って村を飛び出した女の子の話。
老人は基本的にエンターテイメントとして時代遅れで、どこへ行っても歓声や拍手は今ひとつ、ちょくちょく宿や仕事場を転々とする。
日銭を稼ぎながら、都会へ出て夢見がちな女の子に靴や服を買い与えるわけだ。涙ぐましい。
同じように時代の変化についていけなかった、道化師や腹話術師などの顛末も寂しい。

評価としては、絵が綺麗で動きに躍動感もあるため、純粋にまず見てて楽しい。アニメの原点的楽しさを追求している。
話としては、ありふれてるというか、取り立てて胸を打つ話でもなく、演出が優れているわけでもない。しかし、それとただ美しい画面が相まって、「ありふれた日常」という共感と郷愁を誘うような表現になっているのだな。
とはいってもその生活は日本人とはかけ離れてるが。その異国情緒を楽しむ、という意味でも面白い映画だった。

大丈夫であるように、はCoccoのドキュメンタリー映画。アルバム「きらきら」のツアー中を追ったもの。
単刀直入に言うと、Coccoの魅力を追ったCocco好きのためのCocco映像集。
Cocco好きには100点、そうでもない人には0点だ。
でもドキュメンタリーってそういうもんでないとね。つまり最高峰のCoccoドキュメンタリーでした。
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