静寂が燃える

2014/02/07(金)
「静寂が燃える」
イマイユウヤ / タカノトモノリ / 正義 / ヤマザキユウト
open19:00 / start 19:30 adv.¥1,000- /door¥1,200-

 昨日のライブ。相変わらず俺だけ浮いていたような気がする。あとめっちゃスキットルいじられる。そんなにアレなアイテムだったかな。誰かしらそれで話を振ってくる。それはいいんだけど。
 聞きやすすぎて聞きどころがないというか……俺は一番手だったんだけど、その後の人目的で来た人が俺のライブを楽しめるのか? 逆に、俺のライブを楽しめる人が後半も楽しめるのか?
 ブッキングに不満があるとか対バンが嫌だとかの気持ちは全くなく、そういうことが気になるな。楽しいならなにより。折角なら丸一日楽しめるライブの方がいいに決まってるだろ? お客さんがそうであるといいな、と俺は思う。
 俺はもうライブやってて、それで楽しいよ、勿論。どーせなら相互作用にした方がエネルギーが循環してパワーアップするんじゃない、ってそれだけ。まあ、あれだよな、事情はともかく、そうしたいならイベント組んで好きな出演者呼べよ、って話になってくる。そりゃそうね。

 俺は弾き語りなどというものは、橋の下で生活してるような奴がやるもので、それを見物人が「おもしれーことやってるな。今後もやってくれ」つって投げ銭、そんなものが丁度いいというか、始まりはそんなものだったんじゃないかと思う。
 だから音楽性を曲げるとか、こっちからなんか、なんだ、愛想振るとか、そんなことは俺には全く出来ない。やる気もない。おかしな話だからな。

 この日の出演はみなお客さんに語りかけるとか、伝えるとか、そんなことを熱心に考えているらしい。熱心なことだ。(他意はない)
 俺は自らの身の丈をぶつけるとか、体験談とかありふれたお話作って共感してどうこうっていうものに、ほとほと感心がない。その段階から共感できない。
 まあ思いのたけを正直にさらけ出すとかは別にいーけど。それもなんらかの形に昇華してこそのアートだろうし。
 俺が疑問なのは、学生生活とか恋愛とか歌ってればそんなに共感できるんだ、っていう。疑問ていうか、違和感か。
 大体あれだろ、高校生みたいな出来事とか思いをすごく賛美して歌うだろ?
 俺高校も行ってなければ日本にもいなかったしなァ。
 甘酸っぱい恋愛も全くしてないしなァ。
 お前に対しては何も言うことがない、別にいなくていい、という意味だろうか? それは困ったな。死ねと言われているようだ。実は殺意が沸く。
 日本のアニメでも音楽でも、コンテンツでの「学生生活」の多さにはいい加減ウンザリだよ。全然理解できないから超つまんないし。マジで学生生活終わったら蛇足で生きてんだなと思う。
 共感、んー、悪いとは思わねーよ。ただ、それはすごーーーーーく高次元での話しな。作品における共感っていうのは、例えば情景を歌って「そんな青春素敵」とか、そんなレベルじゃないよ。
 それはつまり、傍らで「ああ、そう」「ふーん」を生むからな。多かれ少なかれ。俺なんか日本の音楽はほとんど「へーーーーーーーーーーーーーーーー」だからな。まいったまいった。
 なんでも純度を高めればポップになりえる、というか勝手に研ぎ澄まされてポップな部分が溢れると思う。ポップの是非は置いとく。小手先のコード感やメロディ、言葉でなぞったって、それはキャッチーであってポップではない。だからカップラーメンなんだよ。腹が減ってりゃそんなのでも美味いけどさ。
 天下のジョン・レノン様の歌詞で解説してやるか。真の共感とかなんとかを。

Love (John Lennon/The Lettermen)

Love is real, real is love,
Love is feeling, feeling love,
Love is wanting to be loved.

 愛は現実。現実は愛。一行目からかっ飛ばしてますね。まあそりゃ現実ですよ。言葉にあるからな。
 実体を伴ってない、とかいうのは知能が低い奴が言うことで、「愛」という言葉が生まれた瞬間に人の頭の中に「愛」が存在するのだよ。概念として。「愛」と言う言葉を知ったときに人は「愛」という感情も同時に知覚するのだ。
 愛は感じること、愛を感じる。クッサ。すごいよ、一行目の濃さからのこの流れ。濃厚すぎ。さじ加減て言葉を知らんのか。
 愛は愛されたいと思うこと。ワンセクション全部愛で突っ切ったよ。アッパレだ。頭おかしい。キモい。どんだけ浮かれてんだ。現実離れしている。
 そしてここに、誰かを排除する要素があるだろうか? 俺はちょっと見当たらない。愛を知らない人間は残念ながら人間ではない。聴いてる音楽の言葉なんか割とどうでもいい、と思ってる奴はそれでいい。愛されたことのない人間でも愛は知っている。誤解しているかもしれないが。
 ただ、極論、愛とかいう痴れ事を歌いたいなら、これくらいやらないと意味がない。

 こういったもんを意識してるわけじゃないけど、というか、ごく当たり前に俺は曲で愛を歌ったことは一度もない。
 たまたま歌詞の中で愛し合ってる男女が出てくることは稀によくあるけど。稀によくある。今後歌詞の中で愛してるとかアイラブユーとか言っても同じことだ。尾崎豊やジョン・レノンみたいな伝え方を除くと、「愛してる」で「愛」は歌えないと思うよ、俺は。

 そもそも愛なんて別に、一生で一曲テーマにすればそれで十分じゃねーのか……? なんて思う。シチュエーションだけ変えて心情は一緒なんて、そんな曲はこの世に要らん。曲が可哀想だ。
 大体……いや、もういいや。飽きた。
 俺は俺のやり方でいくぜ。正しいやり方とか間違ったやり方とか、そんなものにこだわったり不安になったりする奴に音楽は鳴らせねーよ。それはただの雑音。
 音楽は現象なんだから、とにかく実行あるのみだよ。
 「あの頃は良かったなァ」って奴は今すぐ死ね。もしかして死ねばあの頃にタイムスリップできるんじゃね? やってみたら?

 なんか対バンの人、全否定になったな……別に嫌いじゃないよ。全然嫌いじゃないよ。いやこれはホント。話達者だから面白いじゃん?
 俺は新人だからね、ちょっと分からないことが多くて生意気なんすよ、でへへ。すいませんねホント。(ゲス顔)
スポンサーサイト