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2014

Hell-o

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俺が机に書いたHelloという落書き
翌朝見たらoが消えて、地獄になっていた
俺はまたoを付け足した
次の日もハローは地獄になっていた
俺はその日もoを付け足して、受ける必要のない授業を聞き流しながら
俺を怪訝そうな目で見やるあなたを見つけた
授業が終わって俺は声をかけた
ハローと挨拶をした
あなたは困ったように笑って、それから、ヘル、とだけ返した

それから沢山の話はしたが
結局俺がいつも言っていたのはハロー
それでもあなたが遠くに行くとき、机の落書きに残っていたのは
地獄、ただそれだけだった
俺はあなたのハローになりたかっただけだ
それ以外のことはすべてノイズ、沢山の雨の中、その一滴だけが残ればよかった
でもあなたが全て水滴を拭い去ったとして、それは別に悪いことじゃないのさ

あなたの手を引っ張って空に飛び出したかった
だけど、それは、どうにも上手くいかないよな
美しさは、きっと罪だろう
儚さを美しいと感じる感性が俺は嫌いじゃないが
泣きたくなるほど素晴らしい日々にハローと言いなよ
俺がそこにいなくても、あなたにその世界を見せてあげたかった
地獄なんかじゃなくて、ロング・グッドバイをそこに残して

あなたにもしまた一度会ったら
俺はまた言うのさ
ハロー・アゲイン
お返しがヘル・アゲインだってまた構わない
そんなのって泣きたくなるだろ?
あなたの目の雨の一滴を
俺はいつだって拭い去ってやりたいんだ
この手が届かないとき、俺がいつもそう願っていることだけは分かっていて欲しい
新しい世界にセイ・ハロー
今日も眩暈がする

2009/11/19

※巡り巡って、今唄っている、ハロー・アゲインという曲の歌詞になった
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