14
2014

波打ち際

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君を悲しませる全てを滅ぼしてやりたいんだ
君を傷つける全てを消してやりたいんだ
そこにいてはガラスの破片で足の裏を切るだろう
そこにいては燭台の熱で指先を火傷するだろう

俺はここにいるだけではきっと役立たずだから
ヤスリで削って磨り減っていく神経の先端に牛肉でも突き刺して
炙って食べるくらいで丁度いい
とにかくもう全盛期ほど力は無くても理解力だけは消えていない

落っこちていく感覚は快感で無常で意味なんか無いって笑える
罪を告白して崖に身を投げる白いバラのロリータは白熱の下でメズマライズ
ヒプノタイズ、リサイズ
吐き出しそうなんだ、気持ち悪いんだ、君の笑顔って泣きたくなるんだ

ラズベリーの後味にだんだん手足が腐っていくような気がして
肝心なことは最後に言い忘れて、ああ、なんだっけ?
俺が言いたかったのってそういうことじゃないんだよな
あの天井は俺の上じゃなくて、あの子の上にあるべきなんだよな

ねぇルーシー
君の愛が聞こえるよ
ルーシー、君の悲しさに哀しくなるよ
海へ行こうよ
忘れ物はないか? 地図は要らない、パンとナイフと、ジャムとガソリンでいい
ルーシー、ここでいいんだ、全部ここにあるよ、ルーシー、子犬は置いていけよ
知ってたか、ルーシー、俺、探し物があるんだ
君は多分よく知ってんだ、君が持ってるからね
だから海に行くしかないんだと思う

2009/11/27
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