寄生獣

愚痴ばっかりなのもアレだから、漫画の紹介でも。
といっても、ちとマイナーな漫画の中では超有名作(すごい矛盾)、「寄生獣」。俺の一番好きな漫画の一つだ。(すごい矛盾)
タイトルでピンと来なくとも、宇宙人が右手に寄生して(だからミギーって名前)ハチャメチャする、と言えばなるほど、と思う人も多いだろう。
ハチャメチャ、と書いたが、主人公シンイチとミギーの微笑ましい異種生命体同士の交流、あと学園生活は超見せ掛け。
いきなり一話の最後でミギーと同種の生命体に寄生された男が、「ぱふぁ」と言って、頭がパカッと開いて嫁の頭を食いちぎるショッキングなシーン。
謎の生物というSF要素とまだ学生の主人公シンイチ、話の根幹は非常にオーソドックスなジュブナイルものだ。
作者の岩明均の作品は他にもチラホラ(七夕の国、骨の音、ヘウレーカ、あとヒストリエの既刊途中まで)中学時代に読んだが、どれも淡白な絵柄と濃厚なテーゼとの対比が特徴。この作品もそうだ。

<↓心の綺麗な人には読めない>
テルマエ・ロマエが売れてなんでヒストリエが話題にならないの? バカなの死ぬの死ね!
寄生獣ハリウッド映画化ってずっと言ってるけど、こっちもずっと言ってやるよ!辞めろ!誰も望んでねーよ!!
ドラゴンボールの有様を見ただろうが!辞めろ早く辞めろ今すぐ撤回しろ生きるのも辞めろ!!!
<↑心の綺麗な人には読めない>

ミギーを代表とする寄生虫たち(彼らはタイトルの「寄生獣」ではない)が派手に暴れてる話ではあるものの、この話のテーマは「人間」だと思っている。
ミギーという人間以外の生物から見た人間という生き物の愚かさ、業、そして愛しさに言及した話なわけだ。

などということはどうでもよく、一番のこの作品の魅力はミギー。ホント可愛い。手に目玉とやたらセクシーな唇っていう、これだけで可愛いってすごい。
いや最初はグロいよ。奇形だし。睫毛長いし。完全版の表紙はもう完全に蓮コラ。
でも物語を介して段々可愛く見えてくる。これは間違いない。
色んな寄生虫が出てくるが、どいつもこいつも可愛い。なぜかパンツ一丁で流暢にピアノ弾いてる後藤も可愛い。

物語の魅力は以下のくだりで十分以上に伝わるだろう。伝わらんかったらハゲろ。お前に髪は要らない!


道で出会って知り合いになった生き物が
ふと見ると死んでいた
そんなときなんで悲しくなるんだろう

ミギー「そりゃ人間がそれだけヒマな生物だからさ」
ミギー「だがな それこそが人間の 最大の取り柄なんだ」
ミギー「心に余裕(ヒマ)のある生物 なんとすばらしい!!」


この前後もたまらない。思い出すだけでドライアイが解決してくる……。
他にも名シーン、名台詞が目白押しだ。命削って描いてるンと違うか。

あとこの年になってくると、中々数十巻も出てる漫画を読み始める気になれない……。
が、この漫画は巻数も丁度良く、密度もシッカリしている。話の展開も無駄が全く無い。
心のバイブルですわ。
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