生き残れ、ニキータ

笑って、歌って
空の果てまで
届いて、その歌が聞こえるだけで
奏でて、言葉はまた消えていくよ
その木の下で待っててハニー

電車に乗ってどこまでも逃げた
麦藁帽子、風に飛ばされて
通り過ぎてく電波塔にかかった
俺はまた思うんだ
「届かない」って

無人の映画館で二人は踊った
流れるスクリーンに物憂げな笑顔さ
どこにもないんだ、ハッピーエンドは
困るよニキータ それは困るから

笑って、歌って
優しい国へ行こう
この手を、繋いで、その温もりだけ
忘れないでずっと、ここにいたことを
それだけで、それだけでいいからさ

水玉模様のパラソルを振った
いたいけな笑顔の女の子は言った
新しいパパはその子を何度も
殴るんだってさ、泣きながら

花火が飛び交う橋の上で
抱きしめた体は酷くもろくて
あのとき掻き毟った、爪痕は未だに
腕に残るのに、それで分かったよ

壊れて、叫んでも
傷跡は消えないさ
痛みに慣れて感じなくなるだけ
紡いで、解けて、砕けて、憎んで
何度も、そうやって、疲れて、倒れて

It's a wonderful world.

雲間から顔覗かせる太陽のような
君の笑顔は
このままでいいような、そんな気がしてさ
また愚かに、生きるよ

笑って、歌って
生き残れニキータ
届いた歌は光になって
俺はまた苦しんで、悲しんで、もがいて、喚いてさ、
どうにかやってくから

あの映画見たとき、実は泣いてたろニキータ
俺も、俺もなんだ

(Ghetto)
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