Children

汗で濡れた髪が額に張り付いた
思っていたよりずっと僕は弱かった
有刺鉄線を超えて雲は加速していく
トンネルを抜けた先には青空

眩しすぎて目を閉じた
目蓋越しに飛び込む光
向日葵の花が揺れて
遅すぎたんだろう
風車の祈りを聞いたんだ
全て守れると思っていた
僕はあの日泣きそうだった
何故か、僕は

空一面の飛行機が黒い雨を降らせて
何も出来ずに子供たちは立ち竦んだ
逃げだした鼓膜につんざく蝉の声
トンネルを抜けた先には星空

眩しすぎて目を閉じた
目蓋越しに飛び込む光
向日葵の花が枯れて
早すぎたんだろう
風車の祈りも遠ざかり
何も守れないと知ったとき
不思議と涙は出なかった
何故か、僕は

眩しさの中目を開けた
焼け野が原に僕は一人
対岸で君は優しく、優しく手を振る
泣かないで
怯えないで
変われない弱さよりも
変わっていく弱さを選んだだろう
きっと、きっと

(Ghetto)
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