カッタァナイフ

ずっと欲しかった
カッタァナイフを手に入れた
海馬の奥まで突っ込んで
ダイヤの涙を指差した
そっと忍び寄った
精子がどんどん増えてきた
ツバメの雛が自殺して
水溜りが僕を呼んでいた

嗚呼、さっきまで育っていた
腐ってきた

十発ぶち込んだ
シャボン玉脳に華が咲いた
散々無理して切り取って
欠伸が怒りに近付いた
ずっと欲しかった
カッタァナイフが折れていた
中枢神経から血が、どんどん血が

嗚呼、さっきまで縋っていた
ねだってきた

きっと恋をした
映画で見た道を歩いた
象牙の林は嘘だった
綺麗だったなぁ
ずっと欲しかった
カッタァナイフを手に入れた
手に入れた
手に入れたのにね
切るもの無いね
カッタァナイフ
カッタァナイフ
過津多亞無意腑

(yugent)

※吉田雅志をモチーフに書いた詩
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