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鳩 正義

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ブレードランナー / ブラックレイン

06 09, 2014 | カルチャー

 父の日は来週だったよ。知ってたか諸君。俺は今日気付いたぞ諸君。父ちゃんマジ感謝。今日気付いた。

 ブレードランナー
 言わずと知れた、リドリー・スコット、及びSF映画の中で金字塔的作品。
 あまり数読んだわけではないが、俺は古典SF小説を読んでいると、奇妙な静けさに包まれる。話自体は派手でスケールがでかいはずなんだけど、肉感的で観念的なように感じる。事件や戦いそのものが淡々と流れていく。
 その感覚をこれほどまでに映像化した作品を初めて見た。原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。
 そもそも、SFというものはSF脳とでも言うような、ある種の勘、センスがないと理解しがたい。ロボット3原則やタイムリープもののパラドックス問題に代表される基礎知識もそうなら、先に述べた静けさを感じ取る能力がないと、真にSFを理解することは無い。特に古典SFは。
 似たようなものでサスペンス脳もある。俺はこれがない。犯罪の手口とかどうでもいい。文系は作者の気持ちでも考えてろよ。
 別になんちゃら脳が有ろうと無かろうと偉い悪いじゃないから、それは別にどうでもいいんだけど。分からないなら無理に見るものでもないよね。

 話の内容としては、人造人間に自我が芽生えて、自分の存在を認めてほしいと主張する、極めてオーソドックスなスタイル。この時代、その手の話メチャ多い。
 特筆すべきはアジア系の下町という猥雑な世界観と、画一化された近未来的世界観の融合したサイバーパンク。後のAKIRA、攻殻機動隊にも通じる舞台芸術だ。素晴らしい。
 中でも代表的なのが、屋台にて主人公が「4つにしてくれ」と注文するのに対し、店主が「2つで十分ですよ!」と言い合いする意味不明なシーン。あとで調べたら、これ本当に何故か有名みたい。俺も最初見て笑った。こういうとこが印象に残るかどうかがSF脳の分かれ目である。

 誰しもが心惹かれるであろうクライマックスのシーン。このシーンを指して、この映画が古今東西SF映画の中でも、最高峰の傑物であると言わざるを得まい。あんまり素晴らしいのでSF脳が無い奴でもすぐ理解いただけると思う。
 反逆するレプリカントのリーダー、ロイ・バッティを演じるルトガー・ハウアー。この役のために生まれてきたんじゃないかと思うほどの神聖さ、非人間ぽさ。

 「お前等人間には信じられぬものを俺は見てきた…
 オリオン座の近くで燃えた宇宙船や、
 タンホイザー・ゲイトのオーロラ…
 そういう思い出もやがて消える
 時がくれば…
 涙のように…
 雨のように…
 その時が来た…」

 これアドリブだって。信じられるか? アドリブでタンホイザー・ゲイト出てこねーよ。ロイ・バッティそのものだったと言わざるを得まい。
 「涙のように、雨のように」は少し意訳が大きい。原文は「like tears in rain」、雨の中の涙のように、という意味だ。言葉としては上の訳の方が美しいが、そちらのニュアンスも加味する必要がある。酸性雨の中で。
 それにしても、この台詞一発で、この映画は超新星爆発を起こして今尚光り輝いているようなものだ。SFって結構そういうの多い。
 フィクションがリアルを際立たせるのだ。虚構の果てに見える真実の美しさ。

 ブラックレイン
 リドリー・スコットつながりというより、松田優作目当てで見てみた。午前十時の映画祭でも見損ねたことだし。
 舞台を日本に移し、今度は大阪の街をブレードランナーばりの世界観に押し上げるという華麗な手腕には驚いた。
 マイケル・ダグラス演じるニックはアメリカそのものを象徴したような人間像に感じる。相対する高倉健も、日本人の美徳を体現したような人だしね。
 話の形態としては、一風変わったバディ・ムービーだが、悪役の松田優作が怪演過ぎてヤバイ。この頃の日本の役者はハリウッドにも劣らぬ立役者ばかりだった……それが何故今ではこんな下らんゴミ映画ばk(以下略
 主人公の相方が三代目ゴッドファーザーことアンディ・ガルシアなのも高ポイント。改めて思うが、爽やかすぎる。あんまりマフィアの親分って感じじゃないんだよな。この映画みたいに刑事役の方が合っている。
 まぁでも、印象に残るシーンっていうのは大体優作関連くらいだなー。話としては高倉健の成長の方が面白いし。俺にはニックが結構なタイミングでウザく感じる。ルックスは最高だけど。周りのキャラが良すぎるんだな。
 あと、何故か出演しているガッツ石松が意外とハマり役でウケた。内田裕也も出てた。ホント謎。
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