後遺症

 なんとなくあんたも偉そうねって笑って
 それいつも君の方じゃないのって
 決め付けないで、憧れないで
 いつだって僕にお願いして
 いつだってお願い死んで
 アンパンチで殺されたいけど
 アンパンチで殺されたいけど
 星にはなりたくないのね
 星にはなれそうにねぇ

 あの恋林檎みたいに実ってさ、子供やっぱり3人ぐらいでさ
 二人で布団暖めて朝起きて
 お前案外ブスだなって、軽いビンタが目に入って
 マジ痛いから僕も涙出る、痛いからだよ
 悪いのは僕の方、そんなふうな役回り
 白い壁、青い窓枠、両開きの窓欲しいね、寝室に

 心臓のお部屋にいらっしゃい、こめかみの血管の位置すごくよく分かる
 屋根はあるのに雨は当たるね、君の肩甲骨やけに綺麗ね
 昼過ぎには手を繋いで廃線路の上散歩して
 終点の海の見える駅でまぶたにキスして
 帰るときアイスクリーム二人で食べて、別になんか普通だなって思って
 二人なら美味しさ二倍って、それはさすがに無いよねって笑いたくて
 帰ってきたら子供たちのおでこにもキスくれて、猫にカリカリやって
 手を繋いで二人で横になって、そしたら僕の心臓だけ止まって鉄になって
 そしたら君の温もりと柔らかさが本当に分かるのにねって
 マジ痛いから僕は涙出る、痛いからだよ、どこが?
 そんな風に僕だけ置いてったら

 こうしよう、どうしよう、後遺症、同意しよう、誓約書には判子押しといて
 頭おかしいなら見えるところに書いてよ、ねぇ
 頭おかしいなら見えるところを切ってよ、ねぇ
 隠さないでよ一緒に刻もうよ、血の泡って綺麗だと思えよ
 でも君本当は言いたいだけ、死にたいって言う度舌の動きが気持ちいいとか
 殺してって言や殺したのにねェ、殺さないでも殺したのにねェ
 死にたいって卑怯だよねぇ

 なんとなくあんたも偉そうねって笑って
 それいつも君の方じゃないのって
 安心したいのは僕もそう
 いつだって僕にお願いして
 いつだってお願い死んで
 アンパンチで殺されたいけど
 アンパンチで殺されたいけど
 星にはなりたくないのね
 君は星になれそうかねぇ

 一日だけ結婚しよう
 そしたらすぐに離婚しよう
 僕はそれから戦争に行って、手紙に星の話を書くの
 それを君が読んだら海の見える駅まで行って
 海に飛び込んだのを男が助けるの
 そのとき僕は爆撃で死んで
 君はその人と再婚してよ
 君はその人が本当に嫌いなんだけど
 それ以上に自分が嫌いでしょう?
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