21
2013

事情

CATEGORY日常
 人間には誰しも事情というものがある。これこれこうだから、悪いけどこれは出来ない。これこれこうだから、俺をこれをしなければならない。こういうことがあったから、あの人は嫌いだ。あの人に足を向けて寝れない。
 しがらみや感傷と言ってもよい。
 俺はこれが大変嫌いだ。できることなら力ずくで全てねじ伏せてしまいたい。そんな力は無いけれど。
 嫌いなんだが、まぁ、それは、いい。別にいい。生きていく上では仕方の無いことだ。人生における垢みたいなものだ。
 
 なんでこんな話をするかというと、これを口に出しちゃう奴がいるだろ?
 あいつら最高にダセーしウゼーっていう話。
 あれはかなり理解に苦しむ。「分かって欲しいのか……?」と。何の魅力も無いお前を、まさか、お前は分かって欲しがっているのかと。すごい傲慢だ。万死に値する。
 日常会話で共感とかなんとか、そりゃまあ俺だってあるけど、音楽において共感というのは滅多にない。俺自身のバックボーンにしか存在せず、他人と分かり合えたことは一切無い。
 というか、そんなものは起こりっこない。何から何まで一緒とか。有り得たとしてね、楽しいのは最初だけであとは飽きちまうよ。絶対そうだ。
 なのに何故か、ありふれた日常的な話を歌詞にしたりする奴いるんだよ。いかにも体験しましたって顔で歌う奴。アホくさ。技能も何もないくせにそんなことやっちまうんだから、あきれ返るよ。
 そういうのは卓越した努力と才能の上に成り立つ技術でしか光らないんだよ。それ以外はただのチンカスだ。ダボ。
 共感を売りにしだしたら、クリエイターとしては御終いだな。俺にはオリジナリティも主張もないですって言ってるようなもんだ。
 ユーミンとかの超高性能J-POPはちげーぞ。勘違いすんなよ。

 結構イライラするのが、これこれこういうことがあって、僕はこう思って、歌にしてみました、聞いてくださいって奴な。
聞かねーよ。
 すぐさまトイレタイムだよ。
 何を好き好んでお前の特別優れたわけでもない感性の、優れたわけでもないポエムを聞きたがると思うのか。アホクサイ。
 思って、じゃねーよ。小学生の読書感想文か。
 あと最近鼻につくのが、バンドによくある事情、ライブハウスの出演ノルマだとか、楽器代だかで金ねーバイト生活だとか、そういうの歌にしちゃってるのな。これ最近やたら増えた。
 あのー、これマジ同業として辞めて欲しいですわ。
 なんだろうね、そういうの喜ぶの、ごく一部だって分かってやってんだよな?
 内輪ウケでしかないって分かってやってんだよな?
 それ以上に失われるものはもっと沢山あるって分かってやってんだよな?
 これ有り得ないなんだけど、マジで。
 バンドってのはなァ、格好良いんだよ。格好悪いバンドはバンドじゃねえんだよ。格好いいってのは、多分100万回以上言われてるけど、魂だよ、ロックだよ。
 バンドなんてかっこよくないよ、みたいなこと勝手に垂れ流すなよっていう。お前がかっこ悪いだけだから。
 なんで総論みたいに言うのかね。全然的外してるし。魂もロックも爆発してから、ようやく少しだけ愚痴れよな、そんなことは。
 そんなとこで内輪ウケ狙っちゃうから売れないんだろうに。だって理解できねーしつまんねーもん。それぐらい感付けよ、バカじゃねーの。頭悪過ぎ。知恵遅れ向けの歌しか歌えないポンコツヒトモドキだな。
 絶対死ぬまで音楽やらないだろうな、あーゆー奴ら。なんかもう、見るからに自分の人生の主人公じゃねーもん。
 あんなのに共感できるのは、やっぱり村人Aなんだろうな。「ここは○○の村だよ」
 困ったことにライブハウスってのはそんな村人ばっかりなんだよな。見てて滑稽だ。

 爪弾き者同士が寄り添って、弾いた奴らの真似事してるようにしか、俺には見えない。
 違うっていうなら、なんか憎しみとか怒りとか、破壊衝動とか、あるだろ。
 無いんだとしたら、「ここが俺たちの居場所」(笑)みたいに勘違いして、まさしく馴れ合いとリア充の真似事して満足してるだけなんだなって、そう思うよ。

 俺は最近はチョー気が利くから、最初くらいは態度も改めてるけど、元々思ったことポロポロこぼすタイプなんだわ。「うわダサッ!」「うわキモッ!」「バカみてーwwww」とか。おまけに声がデカイ。初対面でも平気で言う方。
 でもあーゆーのにな、面と向かうと、何も言えない。
 だって否定したら死にそうだもんアイツら。真似事しかしてないし、なんか負け犬感にじみ出てるし。
 静かだねって言われるけど、そりゃあね、静かにもなるよ、同情してんだから。
 無様だよ、ホントに。

 ま、とにかく事情ってのは黙ってるからカッコいいんだぜ。この記事を読めばよく分かっただろう、いかに事情をベラベラ喋ることが愚鈍であることか。誰も得しないよ、こんな記事があったって。
 そんなことも分からんうちは、有り触れ過ぎて腐りきった価値の無い恋の話でもして、「分かるー」「分かるー」言ってればいい。っていうか死ね。
 はよ死ね。
 死ね。
 お前らがもがき苦しんで孤独に苛まれながら、誰にも愛されず必要とされず、酷く冷たい暗闇の中でじわじわと嬲り殺されていくことを毎日祈っている。
 毎日祈っている。
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