05
2014

ダンチノコ ~及びカンパネラ・テグジュペリの吐き気~

CATEGORY歌詞
隣の部屋は夫婦喧嘩が、いつも耐えなくて
ゴミ捨てもロクに守らない
ベランダから逃げ出す子供
笑顔が、歪んでる
たまに遊ぶと玩具は減るし
嘘がやけに上手い
滑り台から落ちて、ぶつけた頭
いつも手が震える

ダンチノコ、ダンチノコ
頭悪くてすぐ死ぬ
パチンコ、車と、出来婚シャブがトレンド
ダンチノコ、ダンチノコ
愛され方を知らない
要らない子、リョウタは
アンパンチで星になる

誰もいない、百合の公園
ライオンの送迎バス
夕焼けは君を殺した
僕だって、僕だって
ブランコが一つ、二つ、揺れる度に
飴玉をポロポロ、ポロポロポロ落とした
油の浮いた扇風機、赤茶けたプレステ
土方のきたねぇツナギ、カルキ臭い後部座席
走るたびに、生えかけの歯が痛むんだ
もうあの部屋には帰りたくない

ダンチノコ、ダンチノコ
幸せになりたいけど
観覧車からみた景色が凄く、凄く、邪魔でサ……
ダンチノコ、ダンチノコ
頭悪くてすぐ死ぬ
ガードレールで真っ二つが関の山
要らない子、リョウタはお前と同じさ
俺も同じで
アンパンチで星になる

(鳩 正義)


……
あるとき、リョウタが花火をしようって、丁度今日みたいな、季節を外した肌寒い時期。
夜中抜け出して、リョウタが花火と、親がヘビースモーカーだったから、そのライターを持ってきて。
公園で火をつけようとしたら、火薬はとっくに湿気てて。
「ごめんね」とリョウタは言いました。
僕は「楽しかったよ」と言おうと思ったけど、言葉が出なくて。
「ごめんね」とリョウタは、小さく言いました。
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