独唱パンク 年末2days Special 2015~2016

2015/12/26(土)~27(日)
高円寺Reef
チバ大三 主宰
独唱パンク 年末2days Special!

セットリスト
「カラオケボックス、灰皿、間延びした口紅、空っぽのオーケストラに指揮棒を振る。
何も見えていない。ここにいる意味が遠ざかる」
1.ロボトミー
「雨が……白黒の化粧をする、ピエロの、君を笑わせよう
涙が……それでも君を笑わせよう、笑わせよう……」
2.セミナー
「足が悪いリョウタは小さい頃小火騒ぎで親に見捨てられて、足が火傷している。
足が不自由だ。でも義足でもワルツは踊れるよ、踊れるよ」
3.ダンチノコ
「幽霊の君と写真を撮った。写真の中ではいつまでも君は綺麗だ。
新しいパパは泣きながら君を殴って言う。
生まれてごめんなさいと言え。
生まれてごめんなさいと言え」
4.フィロソフィー
「俺が俺なのは、鳩正義っていう名前があるからじゃない。
あなたたちがあなたたちなのは、あなたたちの名前があるからじゃない。
それはとても大事なこと。思い出の詰まった風船を、手放してもいい。すぐ成層圏まで飛んでいってしまう。
風船を持っていたことを忘れないでいてほしいよ」
5.パレード

 しんどかった。色濃い出演の方々だったので、ここらで久々に全出演の感想でも書こうかと。
 ちなみにこの主観は
 ・激しい音と美しい音の同居が好き
 ・飾らない言い回しで皮肉や虚無感が吹き込まれた詩が好き
 ・どちらかというと邦楽よりUK、USの音楽の方が好き
 ・死ぬときは素粒子レベルで塵になりたい
 という感受性なので、そうでない人には全く参考にならない。あと雑談多め。

 26日(土)
 ・チバ大三
 シールドかエフェクターの接触不良でトラブりまくってましたね。
 チバさんのライブは結構当たり外れが大きい。(個人的にこれは、むしろイカした表現者であることの証明だと思う)
 東京だからかな。まぁ本編は26日トリの方に記載。

 ・鳩正義
 と書いて「のっぴきならない虚言癖」と読んでもよい。

 ・サイバーパンク演歌歌手Σ
 この方、僕と同い年らしい。年上かと思った。向こうもきっと僕のことを年上だと思っていたことだろう。
 同じく同窓で、新潟の出雲崎にMondeoという漢がいる。演歌が好きで歌とギターが中々上手くて、コントをやらずにおれない弾き語り野郎。それの女版です。
 あるいはMondeoが男Σんジャパン。(サイバーパンク演歌歌手しぐまんじゃぱん、って本人が言ってた)
 僕は平成元年生まれは全員ヘタレポンコツだと思っているが、その中でも真っ当に戦ってますよね。
 彼らみたいなのが一番温故知新してるんじゃないかな。
 要するにハイレベルエンターテイメントでした。「秋元康のカ・キ・タ・レッ!」

 ・ハナクソ
 マイクの位置が低い。
 高知の男はみんなこう、岩石のような奴なのか?(褒めてる)土属性か木属性か……。
 声や歌い方が微塵も好きじゃなくて、めちゃくちゃカッコよかった。
 好きじゃなくても、カッコいいものはカッコいいからライブって不思議だね。

 ・村男
 「カネ」(曲名が分からない…)を聴いたのは2回目。この曲好き。
 大体がこう、「この世界は○○なのさ」~中略~「本当にそうかな」的な構成が僕は好きでね。
 スピッツが、歌い出しやAメロの最初の歌詞をアウトロでもう一度リフレインして終わる、という手法を使うんだけど。
 最初と最後で、同じ言葉でも意味合いが変わってくるという。それと似たような電波を受け取る。
 あとモーニング娘。のLOVEマシーンをカバーしてたんだけど、カバーの出来は言うまでもないが、そもそも原曲いい曲だなぁと改めて思った。
 僕が小学高学年の頃流行ってた曲で、僕はこのあたりの日本のポップスが潜在意識に刷り込まれてる。
 この頃のポップスは音楽的強度(変な言葉だ)が高いなぁ、と今でも思う。換骨奪胎、パクりや使いまわしだとしても、何かしらのエゴや工夫があったかなと。

 ・藤野恵美
 特にコメントはありません。

 ・斉藤睦
 バスドラ(というよりでかい太鼓)を踏み散らし、ギターの巻き弦3つをベース弦用に特別改造したギターを弾き散らす、三味線ホワイトストライプスって感じ。
 オフでは好々爺(爺という年ではないが)な雰囲気で、愉快で可愛いお人柄だった。
 ライブでは天狗のお面を被って登場し(2曲目で華麗にぶん投げた)、サウンドも和のテイストしかないんだけどめちゃくちゃオルタナティブで、一発でやられた。
 怒りと恥辱に満ちた春画、といったところか。
 「恥ずかしくなければロックじゃない!! 恥ずかしくなければオイラじゃない!!」

 総評:
 1日目は闇鍋で汚泥のようだった。なんか、盛り上がったけど救いも全然なかった気がする。僕だけかな。

 27日(日) この日は客で見に行った。
 ・鈴木知文
 やばい、乳首にしか目が行かなかった。上半身裸で首にタオル、頭にキャップ、そして叫び散らしてアコギを弾きまくる。
 この人も声や歌い方が微塵も好きじゃなくて、カッコよかった。
 好きじゃなくても、カッコいいものはカッコいいからライブって不思議だね MarkⅡ。

 ・乖離。
 鬼刃の話の演目。
 個人的にはもう少しやれたんじゃないかな。

 ・登山正文
 関西人。

 ・おぐまゆき
 ところどころは良かった気もするんだけど、如何せん
 ・歌い方に力が入りすぎてて何言ってるかほとんど分からない
 ・ギターの弾き方も強すぎ、音もチャリチャリしてて12弦ギター(の弦を三つ張ってない9弦ギター)の意味が理解できない
 ・結果、音もメロディも歌詞も全然入ってこない
 で、第一印象は正直最悪です。何が良いの……?
 あと2日目はライブというよりお祭りに近かったけど、だからと言って曲とMCのギャップが凄すぎる。多分台無しだ。
 ここまで言っといてアレですけど、心は綺麗で真っ直ぐでいい人なんだろうなぁって思いました。それ故に、でしょうな。
 何度か見れば良さが分かるんだろうか?

 ・仔羊エルマー
 ピン芸人。あーめちゃくちゃ笑った。
 僕は限りなく笑いの沸点が低いからあまりあてにならないけど、面白かったなぁ。
 お笑いライブと音楽のライブはやっぱり共通点が滅茶苦茶多くて、(退屈だから省略)なんだよ。
 余談だけど、ライブ終わったあと彼が独パン旗に手を合わせてたの、グッとキた。
 神頼みは超嫌いだけど、祈ることや願うこと、という行為は人間ができる最も尊い行為の一つだと思う。

 ・西山正規
 弾き散らかすという点ではこの人に勝る人は、今の所見たことないなぁ。血で細胞で踊り狂ってる。
 ハローハロー言うてる新曲が超絶良くて、そのときずっと後ろの客(僕は最前で見てた)が超絶うるさくてぶち殺したくなりました。

 ・チバ大三
 前日の不調というか、機材トラブルはこの日の転換中も起きてた。見ててドキドキしたけど、Reefさんの貸し出しで事なきを得ていた。
 その後はもう、この2日間の総決算のようなライブだったね。
 そういえば、同じ人のライブを2日続けて見るのってこれが初めてかも。
 そういう意味では、同じ曲を同じ人がやって、1日でこんなに変わるんだから、やっぱりライブって不思議だね。
 上で当たり外れと書いたけど、この日は当たり。
 そもそもこの人、基本のレベルが大体全部高いから外れって言っても桁が違うんだけど…。

 総評:
 ま、よく分かんねえな。

 人類が滅んだら地球に誰か、宇宙から見ても分かるくらいでっかく「よく分かんねえな」って書いといてよ。
 僕には何も分からん。笑えてくるのにこんなに哀しい。
スポンサーサイト