01
2017

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 / トレインスポッティング2 / インファナル・アフェア

CATEGORYカルチャー
 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
 クレしんは昔から凄く好き。笑いあり、涙あり、アクションあり、そこらのクソ映画やオナニーアートフィルム見るよりよっぽど良い。
 特に劇場版は、製作陣がキャラクターを大事にしていて、大切なものを子供たちに伝えようという意志で作っている印象を受ける。
 ビジネスだけじゃなくて、作品自体への思い入れを勝手に感じる。みんなクレしんが好きで作ってるんだなって。
 どうもオトナ帝国が持ち上げられすぎだが、個人的には初期の劇場版は殆ど好き。ハイグレやヘンダーランドは特にいい。
 でも原恵一が降りてからはずーっとビミョー、特にロボとーちゃんは前評判の割に「いやーこの題材ならもっといいもん作れただろ、切れ味悪いな」って感想だった。
 けどこれは凄く良かった。脚本的に間延びした部分は多かったけど、盛り込んだ要素が嚙み合った瞬間にエネルギーがあった。
 この辺の推進剤は劇団ひとりが参加してたことが大きかったんじゃないかと推測している。
 お涙頂戴には変わりないんだけど、こっちの方は嫌味が少なかったというか。多分これは本筋の演出よりも、おふざけ要素にあると思う。
 クレしんの骨子はギャグ漫画なわけで、ギャグが滑ってると感動パートも薄れる。かといってあまりにシリアスに傾倒すると、今度はクレしんの意味が無くなる。アッパレ戦国は、だからあまり好きじゃない。
 ギャグ漫画であること、家族が一丸となっていること、カスカベ防衛隊の友情があること、これらに調和が取れていたから、クライマックスで胸がギュッとなった。
 あの一言はずるい……今思い出しても泣けてきた。ひろしはよく泣かせる役どころだけど、みさえがいい仕事するのは珍しい。
 というか、劇中ではポジション決まってるけど、ひろしもみさえも子供の心を忘れないまましっかり大人をやってる美男美女だし、しんのすけはとびきり純粋で行動力豊かな天才児だからな。
 この役柄を活かしきれたら大体は名作になるだろうよ。メリハリと遊び心だけなんだ、ホント。
 なんか全然作品の感想になってないけど、原恵一がいた頃の作品に並ぶぐらいのパワーを持った、久々の劇場版だった。
 
トレインスポッティング2
 極音上映で見てきた。いやぁこれはいい音の環境で見るに限るなと思ってね。
 ドラッグムービーは結構好きなジャンルなんだけど、実際ドラッグに興味があるかと言われると、全然無い
 モチーフとして好きなだけで、効能とかハイとか、そんなの所詮自己暗示じゃん、の一言っすわ。
 更に言うとドラッグムービーは一般的な名作のトレインスポッティングよりも、レクイエム・フォー・ドリームの方が好きだ。
 あの全体に渦巻く倦怠感や厭世観、音楽とのマッチングがいいんだよ。かけがえの無いものを目先の快楽のためにどんどん安売りしていく背徳感。自分でやるのはお断りだが、映画の中で疑似体験する分にはメチャ気持ちいい。
 いきなり別作品を語ってしまったが、トレスポ1も青春映画として捉えればお気に入りの一作だ。
 特にお互いをコードネームのようにあだ名で呼び合って、アディダス(旧ロゴが渋いんですよ奥さん)を粋に着こなす姿勢、子供心にかっこよすぎるよね。
 続編が出るとなって去年からワクワクしてたよ。キャストもほぼ続投で。
 で、肝心の内容だが、そうだね、良くも悪くも俺は期待通りだったね。
 まず劇中とリアルタイムで20年も時間が経ってるから、前作ほどのアグレッシブさやアッパーな要素はない。
 むしろ年老いたことが全面に押し出されてる。若さゆえの横暴、過ち、成功、そして失敗だったと。
 あと音楽がいい。トリッピーでサイケな要素がより強く押し出されてる。
 これ単体が強烈な名作ってことは一切無いが、当時トレインスポッティングに熱狂した人、当時子供で今新鮮に触れる世代(俺)、そして諦観してドラッグに対してすら冷ややかな現代に一番嚙み合う形をしていた。
 まぁ、一言で言えば1の同窓会だね。内容としても、映画自体の存在も。
 そしてこれが病みつきだったんだな。
 俺はレントンがまだ走ってただけで十分以上だよ。踊るんだ! クールな音楽が流れるところ! 俺たちは踊るんだ!

インファナル・アフェア
 3部作セットで借りたんだけど、とりあえず1だけ見た。
 中学の頃両親が見てて、自分もちょいちょい覗いて、面白そうだけど難しそうな映画だなって印象だった。
 今見てみると、あー、面白いなぁ! こういうのも年取る醍醐味だって最近痛感する。
 話の機微が分かるから、本当に味が濃いんだよ。発見の連続。
 脚本やプロットに関しては言わずもがなだけど、とにかくスピード感が凄い。2時間とは思えない。
 そしてちょいちょい挟まれる情感がまたニクい。こういうのはアジア映画ならではだね。
 ハリウッドだと爆発!筋肉!銃弾!ボンキュッボンのブロンドヒロイン!みんな吹っ飛ばしてハッピーエンド!HAHAHAHA!だから。いや、嫌いじゃないけど。
 1だけでめっちゃ完成してるじゃん、っていう感想しかないんだけど、続編はもっとキャラクターを掘り下げていくらしいので、それも楽しみだ。くれぐれもネタバレはしないように頼むぞ。
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