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鳩 正義

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太鼓

06 15, 2013 | たわ言

 数ある楽器の中でもドラム、太鼓というものは一番シンプルな類。輪切りにした木の幹の中をくりぬいて、動物の皮を張れば完成だ。
 楽器の歴史で見ても一番古いのではないだろうか。概ね打楽器、弦楽器、管楽器、鍵盤楽器、といった順番だったと思う。
 叩くという行為で音が出るという、非常に原始的な反面、それは嘘がつけないという意味で一番難しい楽器でもある。
 音程やハーモニーといった面では制約はあるものの、プレイヤーのクセが一番出やすい楽器でもある。
 特にドラムというパートで考えたときに、お約束の部分が大きいというか、リスナーにもプレイヤーにも「ドラムとはこういうもの」という概念が占める幅が大きい。
 yugentに関しては技術的には特にこだわりはないんだけど(yugentはシンプルであればあるほど良いと思う)、俺は「あ、このドラムこいつだな」と分かるドラマーが好きだ。
 近年はモーラー奏法が日本にも浸透してきて、平均的な技術は上がったものの、どうも根幹のクセが弱いなと思う。まぁ日本は多分昔からだけど。

 俺の好きなロックドラマーはデイブ・グロール(後述)、ジョン・ボーナム(白人ドラマーの理想系)、チャド・スミス(ドラムの何やらせても多分上手い)、スマパンのチェンバレン(ハイレベルなスタンダードといった感じ)とか。
 日本だとlostageの岩城智和(日本一ファンキーなドラム叩くと思う)、54-71のBobo(基礎的な部分が超絶上手い)、凛として時雨のピエール中野(こんなにうるさいドラムも珍しい)、アヒト・イナザワ(ドラムラインが頭おかしいから)など。
 あんまり詳しくないからこれくらいだけ。共通してるのはやっぱりナマっぽいドラムを叩くことかな。音色を弄ってるってことじゃなくて、「俺が叩いてんだ!」っていうものを感じる。

 特にデイブはやっぱり好きだな。ニルヴァーナ時代もそうだけど、フーファイターズでのドラムがすごく好き。カラー・アンド・ザ・シェイプまでは本人がレコーディングも叩いてるんだよな。
 リズム感がタイトなのもそうだけど、すごく骨と肉で叩いてる感じがいい。音量や音色ではない圧力を感じる。ハァハァ。
 フィルも合わせて特に好きなのがMy Hero。
https://www.youtube.com/watch?v=EqWRaAF6_WY

 最初はいまいちな曲だなと思ってたんだが、ドラムに注視して聞くとかっこいい曲だなー!ってなった。
 そういえば今は正式に音源でも叩いてるテイラーもいいドラマーだな。

 ドラムを叩く側、で考えたときに、言うまでもなく体の構造が大きく関わってくる。筋肉や骨。
 当然ながら虚弱体質ではドラムを叩き続けることは不可能だ。最低でも30分から2時間は叩きっぱなしだからな。
 しかし筋肉が過度に必要と言うわけでもない。というか、一定以上だとドラムの音色も特別変わらず、ただ磨耗だけ早くなるということになる。
 スタミナは必要だが、むしろ伸びやかさと脱力こそが音の芯になるわけだ。これはどの楽器にも言えるが。
 その点で、やはり黒人のしなやかなバネのある筋肉は、ドラムにおいて強靭だ。音がどんなに軽かろうと、ズドンという抜けの良い快音が底にある。
 日本人はかなり反対の肉質を持っているため、どうしても跳ねるリズムやゴーストノートに弱い。硬さがまとわりつく。白人は更に日本人の特性をピーキーにパワーアップさせたような特色がある。これはこれでいい。
 ちょっと面白いのが、体が硬いドラマーはリズムも硬い。冗談みたいだけど、これはマジ。柔軟な人間ほど揺れるようなビートを叩く。ランダム加減がすごくロックになる。これをつまりグルーヴと呼ぶ。
 ドラマーの理想的な体系で言うと、意外というか、結構痩せ型がパワフルなドラム叩く場合が多い。瞬発力が鍵だ。出発点から打点への到達が早ければ早いほど、ドラムは良い音を出す。その点スーパーサイヤ人2でべジータが失敗したように、筋肉が肥大してスピードがなんとか、というのと似ているかもね。
 もう一個はやっぱりというか、筋肉質な体系な。ただこれも力を込めるというわけではなく、その筋肉の重みをスネアやバスドラに落とすようにぶつけると、これまたいい音が鳴る。
 とにかくどちらも、最初に述べたようにスピードと脱力が肝心、ということだ。

 バンドという観点で見たときに、名バンドに名ドラマーあり、と言われるほどドラムの良し悪しでバンドの総量が変わると言ってもよい。
 それは音のダイナミックさでもそうなんだけど、ノリ、グルーヴといった観点でドラムに勝てる楽器は存在しない。バンド内の音の揺れは全てドラムに支配されているのだ。
 サウンドの配分で言うと、大体の話だが、ドラムは実に5割を占めている。約半分。残り5割をベースとギターとボーカルと他ウワモノ(キーボード、ストリングスなど)で取り合っている。その割にボーカルよく聞こえるねっていうのは、周波数の魔術とカクテルパーティー効果による。
 俺はある年代以降のロックの源流は(踊れる踊れないに関わらず)ダンスサウンドだと分析しているので、踊らせるためにはドラムがそれぐらい占めててもなんらおかしくはない。
 yugentの音楽性が踊れるかそうでないかは、どっちだろうと関係の無い話なんだけど、俺たちの心が踊っている必要性は感じる。
 機器ちゃんのドラムを一番楽しんでるのは、お客さんでも機器ちゃん自身でもなく、フロントの俺らなんですよ。ワハハハ。
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