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美暴力(年末編)


 いかがお過ごしでしょうか、俺は先日今年最後のライブを終えて、今はとにかくホッと一息、まだ生きてんのか自分、だって死ぬために綺麗な場所へ行くほどの活力は全部ライブに注いだよな自分、と胸を撫で下ろすもの。
 今月は特に、これだけで半年分ぐらいの密度だったんじゃないかと思うほどの一ヶ月だった。
 具体的にどれが、とかはあまり意味の無い話だから漠然と見なすと、今年は失うものより得るものの方が多い一年だったと確信を持っている。
 今までの27年間は歩くたびに手足が灰に変わっていくような、何かを犠牲にしながら、犠牲にした割にはこんだけか、みたいな距離で進んできた感触だったが、特に7月8日のヘブンスドアとの共同企画を境に、それまでコツコツ食ってきた道草が、腹の中で増えるワカメのように爆発したような。何言ってるのか分からんな。
 ずーっと湖に石を投げ込んでいたんだけど、女神の頭に当たったからキレて大量に投げ返されてきた、って感じかな。いたんだ、知らんかったわ、っていう。
 打てば響く、生きるということでこれ以上のことがあるのかな、と思いますよ。人の世を生きるという上で。

 特に自分の関わる表現や触れて喜ぶものは、どこかに怒りや悲しみがあるもので、相手を尊敬し思いやるというときに最も重要なことは「この人は何に傷つき、そして怒るのだろう」と理解することだと思う。
 どちらも避けがたいことというか、腹を割ったら無いほうが不自然だと思うのだけど、「そういう奴なんだな!」という、ある種の諦めというか。「そういうもんならしょーがないわ!」というメチャ前向きな受容なんですけどね。
 Ghettoを中心にちょっとした輪のようなものが出来てきて(ると最近周りには言われるけど、自分ではよく分からない)ますが、「来るもの拒まず、去るものを忘れず、困る人を助けず、自分や誰かが転んだら笑い、泣く奴がいたら一緒に泣く」、こんな感じのことを来年も続けていけたらいいなと思います。
 ……少なくともその輪という奴は、輪の一部分のどこをとっても歪で特別な形をしていて、別に何かを囲ってやろうなんて気はサラサラ無くて俺は輪から外れた人やいじけてしまいそうな人を見ていたいね。見てるだけだけど。

 2017/12/25
 両国SUNRIZE
 【太陽祭2017】
 Ghetto Chapter76
 「All Mixed Up」
 1.BLACK
 2.OIL
 3.ORPHAN
 4.MADARA
 5.SOIL

 クリスマスを意識したセットリスト。何言ってるんでしょう。
 一番手サワレレの予定が、突如小型MUSHA×KUSHAになって俺は勝手に戦々恐々としてしまった。
 企画のあと一発目だったので気合充分、何の力も借りずにやろうと思って断酒していたんだけど、TEN-SINにそそのかされて、いや単に誘惑に負けてベロベロ。
 演奏はボチボチにしても、それ以外が酷かったなぁ! 普通大勝負を越えたあとって「まぁあの夜を越えたんだし、これぐらいはやるよね」ってシレッと上達するもんだけど、俺は普通に三歩進んで二歩下がったなぁ!
 と、いうのもこの日また俺の足元(エフェクター周り)がトラブルを起こして、内心ゲキ萎えしてたんですよね。またかよ!って。リハも切れそうだった。
 まぁそれはいいや。(えっ)
 対バンはまぁ両国の総決算に相応しい、PUNiKやTEN-SIN、そしてAブロックに感動の渦を巻き起こしたボンド餅フン太郎のキレキレのライブでしたからね。
 とっても楽しかったです。12時以降の記憶が有りません。なぜかツイッターには神聖かまってちゃんのアルバムからか、「つまんね」「みんな死ね」という呟きのみが残されていて、小五郎並の名推理でも多分楽しかったんだろう、という結論。

 2017/12/26
 三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
 【Psychedelia】
 Ghetto Chapter77
 「Flower King」
 1.RIVER'S EDGE
 2.MOON
 3.BLACK
 4.MADARA
 5.SOIL
 6.OIL

 清潔で美しく健やかな毎日を目指す、花王。
 というわけでGhetto、2017年最後のライブでした。
 ここにきて突然覚醒したんですけど、めちゃくちゃギターの音が良くなった。うわああああああああああああああこれだああああああああああああああああ!!!!
 ようやく理想のシステムが見つかったので、しばらくはこれでいこうと思います。
 内容的にもクールな部分とホットな部分が上手く使い分けられてきて、今年の総決算に相応しい内容のライブだったと思うヨ。
 とにかくもう早くライブしたい、またやりたい、死ぬ程のライブをしたい、早く死にたい!、そんな状態ですね。
 対バンで印象的だったのはこの日トリのshuhari。インストバンドはちょいちょい見てるけど、とても良かったね。この手のアプローチだとギターがまろい音が多い印象なんだけど、結構ソリッドに作ってるのもまた良かった。二曲目辺りは気持ちよくなり過ぎて首筋がゾクゾクした。体調悪いときに聴くこういう音楽は性感的にキますわ。何言ってんだ。

 2017/12/27
 両国SUNRIZE
 1.セミナー
 2.BLACK
 3.MADARA
 4.MOON
 というわけで、最後は弾き語りで〆。前日もそうだったが、やはり「飲まないほうが良い」ということが明確になってしまった。
 あばよ! 酔いどれの俺! 今も新潟から届いた日本酒飲みながら書いてるけど! アッハッハッハッハ!
 SUNRIZEという名前の通り、キッチリ日の出まで打ち上げて帰りましたとさ。
 あの、微妙にすること無い感じと、行く場所もない感じと、退屈だったり盛り上がったりが激しすぎる感じ、SUNRIZEはもはや実家ですね。まさしくホームすぎる。
 でもアレなのよね、時々「俺たちのライブハウス」みたいなことをいうバンドマンがいるけど、「いや、大家のライブハウスやぞ」と思う皮肉屋なワタシ。
 どうしても俺たちの、って使いたいならしこたまドリンク飲んでイベント打って店にお金落としまくれ、お前で店が回ってたらお前のライブハウスだ! と思うが、さすがにそんなことはないだろう。勿論俺にとってもそこまでのもんじゃない。というか、そもそも気持ちの面で、トータルどこまで行っても「アザース!」やしな。

 俺が命を救われ、憧れた音楽がどういった現場で、ライブハウスのリアルな空気で生まれたか。
 それを俺は知らないけど、知らないからこそ、きっとこんな場所だったんだろう、と足りない頭を必死こいて回転させて、かっこいい先輩たちの言葉や、言葉に出ない振る舞いから学び取って、ライブ、楽曲、対バン、その場の空気、ひいてはライブハウスという場所に少しでもその力を取り戻せたら、と思うな。
 それは今だからこそライブハウスに遊びに来れる人にとっては、居心地が悪くなってしまうかもね。
 でも俺は、どっちが剥き出しだったか、人間らしかったか、ある部分ではどこまでも優しかったかで考えたら、完全に見たこともない昔の空気感だと思う。
 一気飲みとかそういう押し付けがましいものは除外して、良いものだけを取り戻しながら、時代や新しい世代を無視しないよう前へ進んでいきたいよね。
 この場所は俺だけでは来れなかった。
 俺も君だけでは行けないような場所へ君を連れていくよ。
 何を失っても。
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