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鳩 正義

Author:鳩 正義
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OUTSIDER

09 15, 2013 | カルチャー

 芸術においてアウトサイダーの世界は必要不可欠。通常のポピュラーなアートが、大体毒にも薬にもならないものだとしたら、アウトサイダー・アートは毒そのもの。
 しかしそれは無論有害なわけではなく、毒をもって毒を制す、毒食らわば皿まで、という用法が正しい。用法用量を正しく守れば非常に有益な薬となる。最後まで毒薬の場合もあるが。用法用量を守らないことも重要。そこもまたアウトサイド。
 そもそも何がアウトサイダー・アートなのかと言うと、アカデミックな学習を受けていないアートを指す。つまりざっくり言うと独学の作品ってこと。
 例えば絵を描く際、遠近法や濃淡の訓練、色彩学の勉強などはアカデミックで、アウトサイダー・アートとは別の領域だ。
 得てして技術はそういう、そのまま食べると強烈な毒になる成分を漂白してしまう作用がある。(漂白剤って、汚れに反応して無色化してるだけで、実際色が消えてるわけではないそうだ)
 しかし毒のないアートはアートでもなんでもない。
 かといって、何の技術も持たずに最後まで作り上げることは非常に難しいこともまた事実。極端な話、鉛筆を知らない人に鉛筆デッサンは描けない。場合が多い。天才はこの限りではない。
 その折り合いは芸術家の永遠の命題であるし、芸術家を育てる過程にルールや法則など限りなく無駄、ということでもある。こればっかりは「人それぞれ」としか言いようがない。(安易にこの言葉を使う奴は嫌いだが)

 基本的にはアカデミックを修了した者が、さぁ、好きに表現していいですよ、という扉を開ける事を許されるのだが、例外がある。
 アウトサイダーの方がよっぽど多いのがロックなのだ。これは非常に珍しい。そしてこれだけのファンを獲得している事実も素晴らしい。
 なんでもオリジンは素晴らしい。俺には分からんものもいっぱいあるが、最初というだけでとにかく尊い行為だ。尊いけど、偉いとかすごいとか、そういうわけではない。
 現在はそれすらも体系化されてきて、かといって真面目に勉強することもなく、なんか適当にノリとか文化とか言っちゃって、それっぽい真似事をしてるクソインサイダー野郎ばかりが増えたけど。な・げ・か・わ・し・い。お・い・た・わ・し・い。

 俺は音楽の専門に行ってたので、結構真面目に勉強した。勉強してない奴が多いんだったら、勉強してる方がアウトサイダーだと思ったからだ。
 事実入学半年で、「人から教わるもんなんかねーよ!そんなんロックじゃねーっしょ」みたいな奴らがバコバコ辞めてった。なんで入学した。入る前に分かれよ。
 ギターもちゃんと練習した。ちゃんとっていうか、反復練習が好きっていう、ちょっと珍しい性格なのが功を奏した。作曲も頑張った。理論を応用したり、それを踏み潰したり、自分なりの解釈に勤しみまくった。
 それぐらいするバンドマンってやっぱり珍しいらしい。勝った。アカデミックな勉強をすることで俺はアウトサイダーになった。アウトサイダー・オブ・アウトサイダー。だからなんだ。
 でもあんまり勉強家なのもなんかダサいので、もう少しで分かる、ってところで辞めた。あとは自分の力だ。超時間かかる。

 話がずれてきたので、好きなアウトサイダー・アートでも紹介したい。
 アウトサイダー・アートの魅力は、とにかく着眼点、つまりコンセプトだ。その発想は無かったわ……これこそがアウトサイダー・アートの真骨頂でござる。

 ミンガリング・マイクというアーティストがいる。いるっていうか、いないんだけど。
 細かいことは本が出てるので、読んでもらったほうが一番早い。が、それじゃ紹介する甲斐もないので、ザックリと。
 とあるDJがフリーマーケットでレコードを漁っていると、ミンガリング・マイクっていうアーティストの音源を発見するわけ。
 9年で100枚近くっていうレコードを、35以上のレーベルから出してるソウルシンガー。しかしDJはそんな奴知らない。おかしいな、と思って調べてみると、そんな奴初めからいなかった。どこの情報にも名前が載っていない。
 おまけにレコードもよくよく見るとダンボール。溝もちゃんと掘ってあって、マジックだかなんだかで真っ黒に塗りこまれている。更に、丁寧にビニールでラッピングまでしてある。見た目は本物。しかし曲は無い。
 で、このミンガリング・マイクっていうのは、このレコード(みたいなの)とかを製作してた本人が、ある日ミンガリング・マイクという架空のアーティストに自分自身がなってしまう、ってわけだ。
 ツアーの日程とか、ジャケットもちゃんと描いて、ライブの批評とか、チャートでレコードの売り上げ何枚だったとか。おまけに、そういう情報まで全部作り上げてある。
 ここまでが一つの作品だね。曲はひとつもない。
 親戚のオジサンのチャック・D(笑)と二人で作ってて、これ、全く世に出してなかったらしい。趣味だから。
 で、溜まった作品は貸金庫にまとめて置いてたんだが、金が足りなくなって、それがフリーマーケットにタダ同然で流れて、それを発見したDJが拾い上げる。
 そのDJは曲も聞いてない(っていうか無い)のに、すっかりミンガリング・マイクのファンになってしまって、ミンガリング・マイクの足跡を追う、と。
 Very Cool...
 感動的だ。

 そんなのアリかよ!?と、初めて知ったときは仰天した。いやー、アリだよなぁ。
 スケールが小さい範囲なら、これ、やってる人結構いると思うんだよね。俺も架空のアルティメットバンド想像してたし。でもこの規模はちょっともう、比較にならないね。
 いないはずの人物が、あたかも存在して、きっとファンになった人にはミンガリング・マイクの歌声が聞こえてくるんだよ、それほどのスケールを与えたことに胸打たれたね。
 ちなみに現在は活動再開した。(笑
 おまけに活動再開後の最初の作品はダンボールのレコードを再生する(多分、置くだけ)、ダンボールの蓄音機だそうだ。
 ミンガリング・マイクの妄想レコードの世界、だったかな、そんなような名前の本なので、それを読むといい。

 アウトサイダー・アートというものを一躍有名にしたヘンリー・ダーガーも素敵だ。
 素敵なんだが、残念ながら俺の勉強不足でこの人も、この人の作品もよく知らない。今後楽しみなコンテンツの一つ。

 お次に、漫画もアウトサイダーが多いジャンルだと思う。
 特に、冊子化されていない、同人誌でもない、ネットにただ落ちてる漫画。利益度外視の。そういう奴にイカした奴が紛れ込んでたりする。
 惜しむらくは、かなりの確率で途中で終わること。まぁ、脳内補完できるから、いっそ完結するよりいいのかもしんないけど。無理やり雑にまとめられるよりはね。

 幾つか投稿サイトはあるが、俺がお気に入りだったのは「週刊血まみれ」って奴だ。もう無い。確か十年位前だったか……。
 血まみれっていう名前の通り、エログロで人体欠損は当たり前、みたいなろくでもない漫画ばかりが週刊誌のような形態で発表されていた。
 そういうジャンルだけあって、絵のヘッタクソなのとか、商業誌レベルでやたら上手いのとか、かなりカオティックで「描きてぇ!」っていう意欲がどの作品からも伝わってきた。
 今でも作品の幾つかは作者がサイトを残していたので、ここに紹介したい。
 苦痛の王
 俺が今まで見た全ての漫画で、一番胸糞が悪くなるキ○ガイ漫画。(褒め言葉)何故か作中の画力が安定しない。たまに無駄に絵が動く。意味不明。
 現在、作者は漫画を放り投げ、やっぱりエログロな絵でシューティングゲームの製作に勤しんでいる。設定もR-TYPEのパロディって感じ。結構バランスが絶妙でよく出来ている。。。いや、頼むから続き描いて。

 привидение
 ケロケロ齋藤という人が週刊血まみれに載せた短編。連載では陽気なカニバリズム肉屋が暴れまわる話を描いてたが、なぜかそのリンクは見当たらない。
 本職イラストレーターだけあって、この人は異様に絵が上手かった。
 この当時、「イラストレーター」って流行りだったね。
 ちなみにイラストレーターは、THORES柴本がぶっちぎりで好きです。公式サイトがあって幾つかサイトも見れたが、これも無くなった。おーい……。

 NECRODISC
 俺のサイバーパンク好きの原点。しかし途中で連載が止まっている。この人も作中の絵が安定しない。
 同サイト掲載のPsychotriggerも好きだった。これも途中で連載が止まっている。いい加減にしろ。
 Psychotriggerの前日譚にあたる、デブのオッサンが主役の長編漫画もあったと思うんだが、なぜかそのリンクは見当たらない。これは珍しく完結していた。

 こんなところだ。
 
 世界は踊るいつまでも
 俺の一番好きな4コマ漫画。全編、独特のシュールな空気と優しい雰囲気が流れる。
 他にも面白い漫画を沢山描いてたのだが、作者が全て消してしまった。この作品は特にファンの思い入れが強かったのか、ファンたちで復刻された。
 4コマ漫画が途中からストーリーが続くようになったら、ハンカチの用意。俺はそうしている。
 それ4コマ漫画じゃねーだろ!って思うんだけどな。大体やられる。クソッ。

 DUDS HUNT
 上記リンク内のDUDS HUNT(ダズ・ハント)から。
 この作品がネットで発表された際には、ウェブ漫画界にちょっとした騒ぎが起きた。
 この作画のクオリティ、この構成力、このストーリー、なんだこりゃ、これプロの仕業か!?っていう。
 俺もビックリした。こんなにちゃんとした漫画がタダで読めんのかよっていう。話の内容に時代を感じる。こういう物語が受けてたね。
 ま、俺が好きなのは別の短編の「多重夢」なんだけど。
 ちなみにこの作者は商業誌へ行き、プロ漫画家デビューした。今でも過去作品をフリーで公開していることに好感が持てる。

 今度は新都社を紹介したい。こちらは2ちゃんねる発祥のため、AAのキャラや名前などがパロディとして入ってることがあるが、大体は知らなくても特に問題ない。
 ただちょっと香ばしいものも多いので、純粋にクオリティの高さでお勧めする。なぜかベルセルクやウシジマくんが好きな人向けのチョイスだけど。
 ワンパンマン
 間違いなく、今現在ネットで知名度、人気、共にナンバーワンの作品。これだけは紹介しとかないと、マニア向けのアレな記事になる。
 タイトルでお察しの通り、アンパンマンと「ワンパン」(パンチのこと)というネットスラングがきっかけで生まれた作品。
 漫画の面白さは絵ではない、ということを改めて世に知らしめた作品といえよう。っていうか、画力以外の全てが初めからプロレベルだったけどな……。

 Happy Life
あんまり絵が下手なんで序盤で敬遠する人も多いが、5~6話辺りまで読み進めると、大体話にどっぷり捕まってるんじゃなかろうか。
 
 パニャップとにかく大冒険
 まだ2話しかないが面白い。っていうか、過去作品がキチすぎて、パニャップが非常にまともに見える。
 とにかく新説昔話の方向にだけはしないでくれ、と切に願う作品。

 妄想少年
 絵が上手いってこういうことだよなぁ……と思う作品。
 話もまぁまぁ面白い。
 ちなみに9月4日 第19話 途中まで更新って書いてあるのは、去年の9月4日のことです。おまけに数ページ。いい加減にしろ。

 汝は人狼なりや?
 推理サスペンス? 同名のゲームをモチーフにした漫画。
 第二章が4年だか5年だかで、ようやくもうすぐ一区切りつきそう。
 一章だけ読んでも面白いので、二章は完結してから読むといい。まぁこのプリ山ペニ夫(作者名)が早く終わらせるとは思えないが。

 笑顔が一番
 左に漫画のリンクがあるので、好きなものを読むといい。
 可愛い女の子たちがきゃっきゃウフフする、ほのぼのした漫画を描いたかと思いきや、その女の子をとんでもなく痛めつけて解体して殺したりする頭おかしい人。
 俺は神様系の話が好きだ。
 エログロ同人誌描いたりしてるからブログのデザインがアレだけど、ネット掲載の漫画にエロ要素は全くない。
 グロいの苦手な人は「妖精で遊ぼう」でも読めばいい。安心して読めるよ☆

 絶夢
 チンチンが喋る鬱漫画。意味分からん……が、その通りの意味です。

 百鬼村
 色んな意味でめっちゃ怖い妖怪や伝承の多く残る村と、それ以上に怖い村人たちの話。
 ホラーアクションという、漫画では珍しいジャンル。彼岸島と一緒にしてはいけない。
 あんまりにも主人公サイドが強いので、ホラーテイストのくせに全く怖くない。しかし、たまに素で恐怖するカットなどもあるので、油断してると椅子からひっくり返る。

 人夢
 夢の話。登場人物たちの、中身があるようでいて、全くない会話が好きだ。

 精神病になりました
 まぁ割とありがちな精神病漫画であるが、、、ありがち加減が「大体の精神病なんてこんなもんだよね」って感じ。

 こんなところか。雑になってきたから辞めるわ。
 アウトサイダーであれ。内側には何にもないよ。アンディ・ウォーホルみたいなもんだよ。それはそれでいいものなんだけど。
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